ノス鉄キハ200の台車をコンバートする

この春、ノスタルジック鉄道コレクションの岩手開発鉄道キハ200タイプをボギー動力化する話を書きましたが、半年近く開けて新展開がありましたので今回はそのはなしから。
前回動力化の記事を上げた時、くたきちさんから「鉄コレの動力ユニットの台車を他のユニットの台車とコンバートして広すぎる軸間を調整する」というアドバイスを頂きました。
思い出してみるとわたし自身以前鉄コレで東武の事業者限定品の電車を動力化する時に同じ事をやっていたのをすっかり失念しておりまして、今回のご指摘に臍を噛む思いが(大汗)
その当時は適合する軸間の台車を持つ動力ユニットが入手できなかったのですが、ようやく今月になってユニットの当てが付いたため、やっと台車の交換に入れるという次第です。

ユニットは気動車用に短い軸距の台車を履いたTM-11R。シャシの取り付け部分を指で少し広げると動力台車は外す事ができます。
動力側は伝達シャフトを組み込んだ後にはずす時と逆の要領ではめ込む事ができます。
さて、今回のユニットは反対側の台車をT車化する必要があります(これは片側駆動のTM-01Rでは特に大事な部分です)
これはモータと直結しているウォームギアを外せば、トレーラーとほぼ同様の転がりを得る事ができました。

これで幾分はローカル私鉄の気動車らしい軸距になりました。後はお好みの台車枠を取り付ければ完了です。
(今回はお試しだったので適当な台車枠を使っていますが、いずれTR26に交換の予定です)
試走した範囲では走りは問題なしでした。
今回のは材料さえあれば、後は若干のコツだけで可能な(ですから今回の場合はユニットを探す、入手する部分でかなりの時間を食いましたw)工作とも言えないレベルの加工ですが、製品の弱点をカバーし、自分のイメージに近づけるという意味では意義のある面白いやり方ではないかと思います。
最後に
くたきちさん、今回はアドバイスありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
ちなみに当方のキハ200は、あれからTR26から紀州鉄道キハ600の台車枠に交換しまして、現在は岩手開発のより小型版的な雰囲気になっております。(TR26も旧型気動車の廃車発生品を流用してお安く、なんてストーリーも浮かんできて良かったんですけどね、まあこの辺は気分次第ということで)
こちらこそご教示いただきありがとうございます。
鉄コレと言えどもこうしたちょっとした工夫で不満点が改善できるという意味では意外と奥が深いですね。
特に最近は鉄コレ自体の高価格化が進んでいますから、こうしたノウハウをユーザーレベルで共有する意味は大きいと思います。