ノスタルジック鉄道コレクション 第3弾
先日、ようやく入荷した「ノスタルジック鉄道コレクション」の第3弾を引き取ってきました。
前回の第2弾が主に小型の気動車とディーゼル機関車をモチーフにしていたのに対して今回は電化した小私鉄の車両たちと言った趣です。
その陣容は電気機関車・蓄電池機関車が4タイプ、小型電車3タイプとその付随車(又は客車化したもの)が3タイプ。
箱買いしてそれなりの動力を充てがうと小私鉄がひとつ開業できそうなレベルです(笑)
これまでのノス鉄のラインナップを俯瞰して感じるのですが、第1弾のEB10とか第2弾の富井電鉄DB20などはどうにかフルスケールのレイアウトでも入替機などで対応できそうなデザインと設定にはなってはいます。
が、それ以外の客車、気動車などはフルスケールのレイアウトで使うというよりも独立した小レイアウトで使った方が似合うような印象を受けます。
大昔のHOのレイアウトではこの種の小型車両に対応したレイアウトの作例が多かったですが、車両のフル編成、フルスケール嗜好の高まりとともに徐々に廃れてしまった(或いはナローに移行した)印象があります。
ノス鉄のラインナップを見ているとその頃のHOモデルの小型車両への回帰の様なものも何となく感じたりはします。
或いはレイアウトのインテリア志向に対応してBトレとかZショーティみたいな「トランクに収まるレイアウト」「ギターケースの中のレイアウト」と言った様な「オサレ・カワイイ系のレイアウト」が似合いそうな気がします。
(但し上記のふたつに比べると少しだけリアル志向なので「大人でも楽しめるホビー」のノリを残してはいる感じもしますが)
今回の電車系ラインナップもその線には忠実にデザインされてはいますが、メルヘンを語るには聊か可愛げに欠けますし、もっとリアルな方向を語るには逆に愛想に欠ける印象も感じたりします。
尤も、最初は同じ印象を持った「猫屋線」のナロー車両も後になるほど愛想が出てくるデザインのモデルに変わっていった経緯がありますから、ノス鉄も今後に期待という処でしょうか。
わたしがノス鉄の車両を増備しているのは専らミニSLレイアウト「棚幡線」での運用を念頭に置いているからです。
それと照らし合わせると「週刊鉄道模型・少年時代」とか「週刊SL鉄道模型」のレイアウトを持っているかそれに準拠した様なミニカーブ主体のレイアウトを作っている人にはお勧めできるアイテムですし、今後そういうレイアウトを作ってみようかと思っている人にも魅力的なシリーズかもしれません。
これだと畳1枚の8分の1程度のスペースでも「列車の走るレイアウト」が持てるでしょうから。
個々のアイテムについては次回以降に。
光山鉄道管理局
HPです。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
鉄道模型ランキング
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
前回の第2弾が主に小型の気動車とディーゼル機関車をモチーフにしていたのに対して今回は電化した小私鉄の車両たちと言った趣です。
その陣容は電気機関車・蓄電池機関車が4タイプ、小型電車3タイプとその付随車(又は客車化したもの)が3タイプ。
箱買いしてそれなりの動力を充てがうと小私鉄がひとつ開業できそうなレベルです(笑)
これまでのノス鉄のラインナップを俯瞰して感じるのですが、第1弾のEB10とか第2弾の富井電鉄DB20などはどうにかフルスケールのレイアウトでも入替機などで対応できそうなデザインと設定にはなってはいます。
が、それ以外の客車、気動車などはフルスケールのレイアウトで使うというよりも独立した小レイアウトで使った方が似合うような印象を受けます。
大昔のHOのレイアウトではこの種の小型車両に対応したレイアウトの作例が多かったですが、車両のフル編成、フルスケール嗜好の高まりとともに徐々に廃れてしまった(或いはナローに移行した)印象があります。
ノス鉄のラインナップを見ているとその頃のHOモデルの小型車両への回帰の様なものも何となく感じたりはします。
或いはレイアウトのインテリア志向に対応してBトレとかZショーティみたいな「トランクに収まるレイアウト」「ギターケースの中のレイアウト」と言った様な「オサレ・カワイイ系のレイアウト」が似合いそうな気がします。
(但し上記のふたつに比べると少しだけリアル志向なので「大人でも楽しめるホビー」のノリを残してはいる感じもしますが)
今回の電車系ラインナップもその線には忠実にデザインされてはいますが、メルヘンを語るには聊か可愛げに欠けますし、もっとリアルな方向を語るには逆に愛想に欠ける印象も感じたりします。
尤も、最初は同じ印象を持った「猫屋線」のナロー車両も後になるほど愛想が出てくるデザインのモデルに変わっていった経緯がありますから、ノス鉄も今後に期待という処でしょうか。
わたしがノス鉄の車両を増備しているのは専らミニSLレイアウト「棚幡線」での運用を念頭に置いているからです。
それと照らし合わせると「週刊鉄道模型・少年時代」とか「週刊SL鉄道模型」のレイアウトを持っているかそれに準拠した様なミニカーブ主体のレイアウトを作っている人にはお勧めできるアイテムですし、今後そういうレイアウトを作ってみようかと思っている人にも魅力的なシリーズかもしれません。
これだと畳1枚の8分の1程度のスペースでも「列車の走るレイアウト」が持てるでしょうから。
個々のアイテムについては次回以降に。
光山鉄道管理局
HPです。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
鉄道模型ランキング
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
この記事へのコメント
特に凸形の電気機関車は、パッと見だとポケットラインのチビ凸と間違えそうなデザインですね。
ただ、ポケットラインはどちらかと言うと年少の初心者を対象とした模型ですが、ノス鉄は勿論初心者が購入しても良いかと思いますけど、動力化が必要など比較的経験者向けの模型ですね。
まぁ、ガンプラ程度が作れる人なら鉄道模型に初めて触る人でも大丈夫とは思いますけど(Bトレもそうですが)
現在ではレールはトミックスのミニカーブレールなどが充実してますから、小型レイアウトを作るのも簡単そうですね。
昔みたいにフレキシブルレールを切った貼ったしなくて済みますから。
これは買いに行かねばなりません。
今度の奴は変な(転用しにくい)ものはなさそうですが、個人的に2軸電車組にあたったら、バランス的にパンタ位置を屋根中央部にしたいかなと思っています。
機関車はどこかで使われた実在するものをアレンジしたもの。
※三井化学専用鉄道や日本セメント専用鉄道あたり
電車は北陸鉄道や福井鉄道のショーティーバージョンと思います。
2軸車両として実在したもののありますが、後年ボギー台車に交換の上出力をあげてました。
バンダイのBトレインショーティーが事実上ないので後がまに座ることになるかもしれません。
もう一つの「富井電鉄」が中だるみのようなので、こちらの方に比重をかけ直す方向に行くことでしょう。
・富井化学工業AB402(バテロコ)
・富井電鉄EB213(側面窓を潰した電車改造機関車)
・富井電鉄デハ7(短い電車・ツートン)
・富井電鉄デハ1001(長い電車の電動車)
が当たりました。
個人的にはもっと機関車が当たってほしかったのですが、まあ上々でしょう。
現在手元に鉄コレとモデモの路面電車が1両づつ(+ディスプレイモデルの車両少々)あるので「軌道線」の設定を充実させるのに使えそうです。
ちなみにEB213は「変な車両だな」と思ったら、名鉄デキ30がパンタがずれている点を含めてそっくりでしたw(ボギー車を部品取りして代わりに余った単台車にのせたものだそうです)
「デハ1031」って車体に書いてあります(後、両側とも貫通扉ありという相違点)・・・って、シークレット引き当てたようです。自分、意外にくじ運があるなぁw
・・・しかしここで疑問が残りました。
「箱の小林信夫さんのイラストにある扉を開いて積み込み中の電動貨車(右下)は一体何?」
自分はこいつがシークレットで「小林先生ネタバレw」と思ってたんですが・・・
>
最初の頃の鉄道コレクションは12&15M 級の車両がメインでしたが、明らかに「TOMIXのミニカーブレール」とセットのアイテムと言えましたね。
第3弾で小田急、南海の車両が登場してから現在の方向性に舵を切って今に至る訳ですが、第1弾や第2弾の方向性が続いていたら案外今のノス鉄に近いものになっていたかもしれません。
(まあ、それを言い出したら当初の鉄コレ自体「バスコレのついで」みたいな感じでしたがw)
ですが当初の「小型レイアウトを手が届くところに近づけた」という意味での功績は大きかったですね。
実は私も予約していたショップから連絡が来るまで半ば忘れていました(恥)
今回の電車系のラインナップは初期の鉄コレの再来を思わせますね。
引き取った際にシークレットの話は聞いていましたが、そちらでは引き当てましたか。おめでとうございます。
ノス鉄の時代設定についてはわたし個人の感触として「高度経済成長から取り残されつつある、地方私鉄へのノスタルジー」の様なものを感じました。
この辺はかつてのSLブーム、ナローブームに近いものがありますね。
第二弾のキハ200の動力化で思ったのですが、ノス鉄と言えどもボギーの動力が欲しい機種は案外多いですね。
Bトレ動力はKATOからも出てはいますが、台車が妙に近代的だったりサイズが微妙だったりとやや使いづらさは感じます。
少なくとも第二弾以降のノス鉄は当初の鉄道コレクションへの回帰と呼べるものではないと思っています。最初の頃の鉄コレは自由型であっても払い下げや〇〇近似といったリアルなストーリーを描きうる、「あり得る姿」の範囲のもので、第一弾はギリギリその範疇に収まっていた気がするのですが、第二弾以降はあからさまに動力ユニットの使いまわしに主眼が置かれ、「ショーティー」に軸足を移してしまったからです。
実際の鉄道にも珍車と呼ばれる個性豊かな車両があったりしますが、それにもそうなった理由というものがあるわけで、しかし今のノス鉄は「なんでこの車体で単台車?」「原型のないショーティーでこの値段取る?」とそっちに頭がいってしまって素直に楽しめないのです。個人的には第二弾で限界でした。トミーテックさんにもその辺意見させてもらったりしましたが、この先どうなるのかなぁという感じです。主様に第三弾をいじくり倒して頂いて私の目からウロコを取っていただくのを期待したりしております。
昔のHOの自由形小型機は何故か最近になって私の琴線に引っかかるジャンルになり、数も集まっていますが「実車にありそうな細密感」というよりも「ボクだけの機関車」的なオリジナリティを感じさせるセンスがあったと思います。
ノス鉄と違い動力が事実上の専用品なので足回りのバラエティが意外に広いのが面白いのですが、それ故に事実上一社一機種みたいな感じになり「メーカーの数=動力の種類」みたいになってしまって量産効果が得られにくかったのではないかと。
この点では今のノス鉄とは逆の悩みを持っていた感じがします。
ただ、その方向性が実車準拠・リアル志向の当時の風潮に勝てなかった点は否めなかった気もします。
この点で巧みだったのはメルクリンのHOゲージで基本セットの小型機でも原則実車準拠のモデルから入門させる形にしていたので後々の発展性を得やすくしていたのが凄いと思います。
(自由形ではないので将来大レイアウト化しても「支線の主力機、または入替機」として継続して使える)
日本型のNゲージはHOとは出発点が違っていたので当初から実車準拠路線を引いていたのでHOと同じ轍は踏まなかった訳ですが、今度は逆に昔のHOの様な自由さを失ってしまったような面はあると思います。
この隙間をディフォルメトレインと言う形で突いて来たのがバンダイのBトレインショーティでしたが、ノス鉄も同じ様な所を志向している気はします。
今回の第3弾は凸電以外はやや空回り感を感じますが猫屋線も時間をかけて造形を煮詰めて行っているのでしばらくは様子見という処ですね。