レイアウト改修と特撮倉庫に思うこと(笑)

 今回は先日来進捗中のレイアウト移設作業に関連してふと思ったことから。
 
 かねて書いていますがうちのレイアウトの改修(と言うか模様替え)の主な変更は「ベースと線路配置は基本的にいじらずに周囲のシーナリィを差し替え可能な構造にし、適宜入れ替えて行く」事にあります。
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 前はビルが立ち並ぶ電気街だったレイアウトを
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 こんな風に郊外の観光地風に差し替えるのが今回の改修な訳ですが、そうなると当然「前のシーナリィはどうするの?」という事になります。
 ここで取り外されたシーナリィや建物は基本的に箱詰めして物置にしまわれ次の改修を待つことになります。
 パッキングさえ要領よくできればビル街ひとつをA4サイズの段ボール2,3個に圧縮するのはそう難しくありませんし、レイアウト自体を解体して造り替えるのに比べれば手間も少なくて済みます。

 しかしそれでも長い間には箱からあぶれるストラクチャーも何軒か出る訳で。
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 それらの一部は使わなくなった(と言うか家具の入れ替えであぶれた奴をもらい受けた)台所用の戸棚に収めることになります。
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 先日作ったばかりのGMの映画館も置場が見付からないまま元「映画館通り」の建物と一緒に収まりました。
 本来なら戸棚の中をジオラマ風にでもして飾っておけばまだ観られるのでしょうが、今はまだスペース効率を最優先に詰め込むことになります。
 そんなのが既に棚の三段位を占領しているのですが、なんとなくそれを眺めてふとこれが何かに似ているのに気が付きました。
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 先日の帰省の折に立ち寄った福島の「特撮アーカイブセンター」の展示です。
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 ここはかつて映画やテレビに使われたミニチュアを一堂に集めて展示する博物館の一種なのですが、展示のイメージは「映画の撮影所で出番を待つ昔のミニチュアの倉庫」なのだそうです。
 (昔の特撮映画では将来別な作品に転用したり改造するためにこうしたミニチュアをストックしておいたのだそうですが、最近はCGの発達に伴いこれらの出番が減り、廃棄されてしまうケースも多いのだそうです)

 怪獣やスーパーメカはもとより一般の建物や自動車、鉄道車両に至るまであらゆるジャンルのミニチュアが効率優先で雑然と姉妹込めれているさまが今のわたしの家の戸棚になんと良く似ている事か!

 わたしの場合はこれに加えて生来の整理下手の面もあってこれよりもさらに雑然としてしまっているのがなんともです。

 ですがこれらの特撮倉庫のイメージはそのままうちのレイアウトの成り立ちによく似ている気もして、複雑な気分になったのも確かです。
 何故ってこれらのミニチュアはいずれも「いつかは使うかもしれないという期待と希望だけで取っておかれている」ものなのですから。

 或いはこれもゴミ屋敷への一里塚なのかもしれないと思うと一瞬ぞっとします。
光山鉄道管理局
 HPです。


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