鉄コレの江ノ電800
昨年の年越し運転直前に入線した文字通り2022年最後の入線車。
物は鉄コレの江ノ電事業者特注モデル「江ノ電800」です。
鉄コレで江ノ電の車両はおそらくこれが最初と思いますが、通常色といわゆるチョコ電色の2タイプ同時リリースとなかなか気合が入ったラインナップです。
今回は当鉄道に入線しているMODEMOの江ノ電300とお揃いのカラバリという事でチョコ電色を選びました。ただ、実際のモデルはMODEMOの300よりも淡い色合いです。
モデルの造形自体は最近の鉄コレに準じますが、片側運転台を付けた短躯の車体の2連はノス鉄や過去の鉄コレなどの両運転台モデルに比べてちまちま感が薄いゆったりとした雰囲気があり、田舎の風景にもよく似合う気がします。
付属のステッカーには通常の行き先幕の他、さよなら運転時のヘッドマークもあり、これらを貼り付けると華やかな感じになります。
実はこの江ノ電800ですが、元々は山梨交通の7形として登場し、同線の廃線に伴い上田交通へ譲渡、そこからさらに江ノ電に転出してきたと言う複雑な経緯を持つ電車だったりします。
(現在は山梨の鰍沢の公園に当時の山梨交通色にリペイントされた1両が展示されています)
実車は江ノ電入線以降フェイスリフトや3扉化でかなり雰囲気を変えているのですが、個人的には山梨交通仕様や上田電鉄仕様のモデル化に期待したくなります。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
※鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション45「私鉄高速電車発達史」前編に山梨交通の写真があります
江ノ電の子会社の担当者が言うには江ノ電仕様車だけで終わることはしないて、上田交通と山梨交通の仕様車も事業者限定商品として発売することを考えているそうです。(600形と同じように)もともとの車両を模型にしてバリエーションを増やしたいということです。
情報ありがとうございます。
山梨交通仕様のリリース検討とは(わたしにとっては)朗報です。
同形車のモデルはかつて乗工社のキットで出た事があるのですがKATOのDD13を動力に使うため実車の持つ華奢な雰囲気が出せなかったので正調の造形がされたモデルのリリースを期待していたところでしたので。
江ノ電は急カーブが多いので「連接車でないと安全のため貫通路が確保できない」という問題があったらしく、最初の2両編成の車両はわざわざ作ったのに結局貫通扉が封印されてしまったそうです。
で、模型的にはこの特性はむしろプラスでしょう。
模型は実物より急カーブを曲がる関係上、貫通面が大きく離れて幌もつながってないのが基本ですから・・・
(自分も鉄コレ第10弾の新潟交通クハ37を背中合わせに連結させてパンタをつけて「市内線の電車」にしたことがあります…もう廃車寸前になってますがw)
>
>この車両って「片運転台だけど後部(連結面)に貫通扉なし」~
元々の山梨交通の7型が単行用の両運転台だったので貫通扉なしでも問題はなかった筈ですが、わざわざ扉を追加してから封印とは江ノ電も結構泥縄な所がありますね(笑)
「急カーブ対応のために連接車」という現行の江ノ電のコンセプトも模型的には貫通幌が不自然に見えないので有難いところです。