2023レイアウト改修その5 勾配区間の設定を検討する
レイアウト下段の改修から・その5です。
前回、現物合わせながら本線と支線の立体交差部の線路配置は形になってきました。
立体交差はレイアウトの向かって右3分の1程度のスペースを占めていますが、残る左側3分の2では支線は勾配を駆け降りて裏側に流れ込んで行く形になります。
市販の勾配橋脚を使えば高架の平面部の長さを取りながら左側のカーブ手前で下り勾配に掛かる形になりますが、それでは勾配が右側と変わらなくなります。
そこで考えたのは左側カーブに至る部分は立体交差の直後から可能な限り緩い勾配を設定し「列車が徐々に駆け下る(或いは徐々に駆け登る)流れ」を作ろうという事でした。
これまで何軒かのレンタルレイアウトを回って感じた事ですが、自宅レイアウトでは難しい緩曲線(大カーブ)と同様に「きわめて緩い勾配(或いは最初から勾配の無いレベルの異なる複数の線路を設定して立体感を出す)」が大きな特徴になっているのに気づかされます。
商業用のレイアウトですから客の持ち込む、それぞれコンディションの異なる車両を安定して走らせるようにするためには緩曲線と緩勾配は必須なのですが、これが同時にレイアウトのパノラマ感やスケール感につながっている点も見逃せません。
うちのレイアウトはスペースの点ではお話になりませんが、一方でポイントもヤードも設定していないのでそれらにスペースを取られず、本線部の線路配置の自由度が高いメリットもあります。
今回はその点を利用し支線に関しては直線部を中心に可能な限り緩い勾配を設定する事にしました。
例によって現物合わせで線路の高さと勾配の角度をチェック。
その結果では最大で1%から2%程度まで勾配を緩くできる様です(因みに現在の本線の勾配は3%)
大体1・5%前後であれば傍目に見ても緩い勾配にはなりそうです。
前回、現物合わせながら本線と支線の立体交差部の線路配置は形になってきました。
立体交差はレイアウトの向かって右3分の1程度のスペースを占めていますが、残る左側3分の2では支線は勾配を駆け降りて裏側に流れ込んで行く形になります。
市販の勾配橋脚を使えば高架の平面部の長さを取りながら左側のカーブ手前で下り勾配に掛かる形になりますが、それでは勾配が右側と変わらなくなります。
そこで考えたのは左側カーブに至る部分は立体交差の直後から可能な限り緩い勾配を設定し「列車が徐々に駆け下る(或いは徐々に駆け登る)流れ」を作ろうという事でした。
これまで何軒かのレンタルレイアウトを回って感じた事ですが、自宅レイアウトでは難しい緩曲線(大カーブ)と同様に「きわめて緩い勾配(或いは最初から勾配の無いレベルの異なる複数の線路を設定して立体感を出す)」が大きな特徴になっているのに気づかされます。
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その結果では最大で1%から2%程度まで勾配を緩くできる様です(因みに現在の本線の勾配は3%)
大体1・5%前後であれば傍目に見ても緩い勾配にはなりそうです。
(現在の第3線の突堤部は便宜的に水平状態にしています)
光山鉄道管理局
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この記事へのコメント
既知かもしれませんが、昔TMS(のレイアウトブック)であった「2×3尺のレイアウト」というものは高低差を大きくとってあり(上部の周回線路の下を分岐がくぐる構造なので、非電化専用でも立体交差部分で6㎝ぐらい高さが必要なのに、そこから半周ちょっとで6㎝を登りきらないといけないという…)、制作者自身短編成専用と言い切っておりました。
これ、立体交差部分をクロッシングポイントにしてしまえば(このレイアウトは他の部位にクロッシングポイントを使っているので、制作者が知らないわけではないはず。)かなり楽になるのですが、それだとやっぱり面白さがないんでしょうかね?
わたしも前のレイアウトでは勾配に泣かされたクチですw
(但し立体交差ではなくシーナリィの設定上「エンドレス内に高架線路と平面線路の組み合わせ」をやっただけなのですが、それでも「EF63の牽く客車列車が立ち往生するw」目に遭っています)
平面上のクロッシングは実際の鉄道ではよく見る機構ですが、レイアウトを作る側からすれば立体交差を一度はやりたくなるのが人情かもしれませんね。
実は私のこれまで作ってきたレイアウトはベースの高低差はあっても明確な立体交差を持つ物はなく、今回がまったくの初めてです。
レイアウトブックのプランは最小限の分岐に収めてありますが、限られたスペースで「ポイントや側線を持ちながら更に立体交差も」というのは、やはり欲張りすぎている印象はあります。
わたしならポイントは外部連絡線用の1個に留めて外付けの側線かヤードを繋げる形にするところです。
尤も、レイアウト黎明期のプランですから欲張りたくなるのも無理はない気もしますが。