カラーブックスの「日本の私鉄 神戸電鉄」

 鉄道カラーブックスネタから。
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 今回紹介するのは「日本の私鉄23 神戸電鉄」(神鉄編集委員会 小川金治共著)です。

 第1巻の近鉄に始まるこのシリーズもこの辺りになるとメジャーどころの私鉄はほとんど網羅され全国区の人気はなくとも私鉄としての規模が大きいところが取り上げられ始めます。
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 神戸電鉄などはその典型でついこの間までNゲージはもとより鉄道模型すらあまり出ていない私鉄と言っていいでしょう。
 その名の通り神戸をホームとするこの私鉄はこの本の出た当時でも神戸高速の新開地から市営地下鉄の湊川に連絡し、西は加古川線や北条線、東は福知山線と東西の国鉄線を連絡し有馬温泉にも駅を持つ都市・郊外型の私鉄と言えます。
 
 その一方で山が海岸に直接迫る様な神戸独特の地形ゆえに沿線は丘陵・山岳地帯が多く変化に富んだ風景が楽しめる路線の様です。
 実際本書の写真を見ていても山や丘の写り込んでいない構図の写真はほとんどありません。
 車両もオリジナリティのあるデザインの通勤車を数多く擁しておりわたし的にも面白い私鉄と感じられるところです。

 本書の上梓された昭和58年当時でもデ3000形が新鮮さを醸し出していますし、些か野暮ったいながらもデ1100,1300といったクラシカルな電車が活躍していました。

 今回本書を入手したのは先日のカラーブックスの古本まとめ買いの中に入っていたからなのであまり偉そうなことは言えませんが。
 実際、今わたしの手持ちで神鉄の車両ときたら鉄コレ21弾に入っていたデ1300形2連があるきりですし。
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 ですが本書に触れた事で神鉄の魅力の一端を認識できたことは結構大きい気がします。


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