「漫画・うんちく鉄道」
先日入手した鉄道ネタの古本から。
今回は趣向を変えてマンガ本です。
![DSCN7258.jpg](https://taketorizaka.up.seesaa.net/image/DSCN7258-1f999-thumbnail2.jpg)
物は10年位前に出ている「漫画うんちく鉄道」(筆吉純一郎 メディアワークス)
(上掲書P6より引用)
この前書きが本書のすべてを語っています(笑)
本書は上野健太郎の「帽子男シリーズ」に端を発する「ハードボイルド系ギャグマンガ」に端を発し、更にそこに「流儀系・蘊蓄系」の要素を絡めた泉昌之の「かっこいいスキヤキ」の流れを組む鉄道マンガです。
本書では1話辺り数ページのボリュームですが、その中で「雲竹雄三の口から1話当たり8個から10個の鉄道豆知識がマシンガンの如く叩き出され、彼に出会った様々なゲストキャラが唖然としてそれを聞いている」というのが基本フォーマット。
しかもこれが1冊に18話も詰め込まれているのですから下手な鉄道事典並みです(笑)
![IMG_5492.JPG](https://taketorizaka.up.seesaa.net/image/IMG_5492-thumbnail2.JPG)
しかも各話の合間にはライターの杉浦誠の補足コラムが更に2頁挟まっているのでさらにボリューム感があったりしてw
従来この手の豆知識はかつての児童向け鉄道関係の入門書では定番でして、読み終わる頃には「メインの記事よりも妙な豆知識の方が頭に入っている」なんてのもよくある事でしたw
![SNShouo71IMG_6825.jpg](https://taketorizaka.up.seesaa.net/image/SNShouo71IMG_6825-e7237-thumbnail2.jpg)
ですが、逆にそれらの豆知識だけで一冊活字の本を作ってしまうと、これまた大概の場合妙に散漫な印象しか残らない事が多く、すぐに飽きられてしまう事でこれらの鉄道雑学の文庫本がブックオフの100円均一コーナーを埋め尽くしている事もまた、多かったりします。
(その一方でその手の本は流●形事件やカ●マツトレインにはめったに並ばないw)
本書はマンガという形態も去る事ながら「豆知識を語る事をアイデンティティにしているハードボイルド男」を軸に持って来る事で、豆知識同士に体系的なつながりを持たせ、雑学本特有の雑然さと散漫さを回避しようと試みている様です。
主人公の設定や落ちとなるギャグがやや定型的なのが惜しいですが、一応はその試みは成功しているのではないでしょうか。
実際、この手の雑学本は個々の記事は印象的でも総体としての印象が薄くなりがちですが、本書の場合はマンガのストーリー性がある分記憶に残りやすい感じがあります。
この辺りもかつて流行った学研辺りの「学習マンガ」のノリに近いですね。
(写真は本題と関係ありません)
光山鉄道管理局
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今回は趣向を変えてマンガ本です。
![DSCN7258.jpg](https://taketorizaka.up.seesaa.net/image/DSCN7258-1f999-thumbnail2.jpg)
物は10年位前に出ている「漫画うんちく鉄道」(筆吉純一郎 メディアワークス)
人々の日常を支え、また非日常の世界にいざなう「鉄道」
そこに突如現れ、
ありとあらゆるジャンルの「列車と駅のうんちく」を
語りつくして去ってゆく謎の男がいる。
男の名は雲竹雄三。
これは彼に出会ってしまった人々が
役に立つかもしれない、
立たないかもしれない「うんちく」を
獲得してゆく物語であるー。
(上掲書P6より引用)
この前書きが本書のすべてを語っています(笑)
本書は上野健太郎の「帽子男シリーズ」に端を発する「ハードボイルド系ギャグマンガ」に端を発し、更にそこに「流儀系・蘊蓄系」の要素を絡めた泉昌之の「かっこいいスキヤキ」の流れを組む鉄道マンガです。
本書では1話辺り数ページのボリュームですが、その中で「雲竹雄三の口から1話当たり8個から10個の鉄道豆知識がマシンガンの如く叩き出され、彼に出会った様々なゲストキャラが唖然としてそれを聞いている」というのが基本フォーマット。
しかもこれが1冊に18話も詰め込まれているのですから下手な鉄道事典並みです(笑)
しかも各話の合間にはライターの杉浦誠の補足コラムが更に2頁挟まっているのでさらにボリューム感があったりしてw
従来この手の豆知識はかつての児童向け鉄道関係の入門書では定番でして、読み終わる頃には「メインの記事よりも妙な豆知識の方が頭に入っている」なんてのもよくある事でしたw
![SNShouo71IMG_6825.jpg](https://taketorizaka.up.seesaa.net/image/SNShouo71IMG_6825-e7237-thumbnail2.jpg)
ですが、逆にそれらの豆知識だけで一冊活字の本を作ってしまうと、これまた大概の場合妙に散漫な印象しか残らない事が多く、すぐに飽きられてしまう事でこれらの鉄道雑学の文庫本がブックオフの100円均一コーナーを埋め尽くしている事もまた、多かったりします。
(その一方でその手の本は流●形事件やカ●マツトレインにはめったに並ばないw)
本書はマンガという形態も去る事ながら「豆知識を語る事をアイデンティティにしているハードボイルド男」を軸に持って来る事で、豆知識同士に体系的なつながりを持たせ、雑学本特有の雑然さと散漫さを回避しようと試みている様です。
主人公の設定や落ちとなるギャグがやや定型的なのが惜しいですが、一応はその試みは成功しているのではないでしょうか。
実際、この手の雑学本は個々の記事は印象的でも総体としての印象が薄くなりがちですが、本書の場合はマンガのストーリー性がある分記憶に残りやすい感じがあります。
この辺りもかつて流行った学研辺りの「学習マンガ」のノリに近いですね。
(写真は本題と関係ありません)
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