レイアウト改修2023・その9シーナリィをベース化する
その日は朝から雨模様で明けました。
コロナ禍の脅威が薄らぎ、誰もが花見に繰り出したくなる春の日曜日。
ご丁寧にも桜が丁度満開を迎えたタイミングで大雨が外を覆いました。
わたしも朝から気分を腐らせていた一人だったのですが、ふと「これなら一日中レイアウト工作ができる」と思いついたのが朝の9時頃。
その日は丸一日レイアウト改修の続きに勤しみました。
前にも書きましたが、こういう時は実に工程が進みます(笑)
すでに本線の線路は敷設され、バラストこそ撒かれていませんが列車の運行は行える状態。
となると次の工程は線路周囲のシーナリィをどうするかになります。
元々地方都市の郊外を想定したレイアウトですが、単に建物を建てこませるだけでは風景は単調になりますから、多少は地形の起伏があった方が列車もストラクチャーもそれなりに映えると思います。
ですがだからと言って都市郊外に峩々たる山塊が出現しても却ってうるさい感じもしますから起伏も適度に緩やかな方が良いと思えました。
加えて今回の改修の裏テーマに「コロナ禍の間に街ひとつ分作り溜めたペーパーキットのストラクチャーの活用」というのがありまして、それらの建物を配置できるスペースも必要です。
今回はホームセンターで買い込んでいた発泡スチロール板をひな壇状に積層し建物用のスペースを確保しつつ緩やかな丘陵の一部となす方向で取り掛かりました。
ここでは線路のカーブに合わせて板を切り取り、現物合わせで段差を作ってゆく工程がメインです。
後は前述の様に作り溜めたストラクチャーの中から雰囲気に合いそうなものを選んで仮配置。列車を通過させながらどの向きでどう建てこませればリアルに見えるかを検討する繰り返し。
以前のレイアウトやモジュールと異なるのはシーナリィのベースを差し替えるのではなくベースはそのままに建物だけ差し替えを行う方向である点です。最近のペーパーストラクチャーの充実のおかげで同じ住宅街でも時代に合わせた組み合わせが可能になっていますから(「昭和60年代」と「令和」でも街の雰囲気は異なる)気分や走らせる列車に合わせて建物を差し替えられるのはわたし的には重要な事です。
現時点では大雑把な段差の表現で塗装もしていませんから「氷山の上に家が建っている状態」に見えますが今後の植生や加工の追加でこの雰囲気をどう変えられるかが課題です。
(以前の記事では触れませんでしたが同じレイアウト工作でも塗装やバラスト撒布、プラスターを使う工程は晴れた日でないとうまく進みません)
光山鉄道管理局
HPです。
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