今月の「TEZMO SYNDOROME」と100均ジオラマのはなし

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 今回は先日更新されたWEBマンガ「TEZMO SYNDOROME」から。

 昨年来レギュラーキャラになっている、鉄模(というかジオラマ)ビギナーの宮浦さんが風奈のレクチャーに影響されて自分でもジオラマを作ろうと思い立った。

 宮浦さんからジオラマの製作法を相談される風奈だが、実は風奈自身はレイアウトもジオラマもやった事がなく、やむなく先輩の高嶋女史に助けを求めるが、逆にこの機会に自分も何かジオラマを作ってはどうかと叱咤される。

 モチーフも形式もはっきりしないまま二人が素材探しに向かった先は・・・

 と言うのが今回のストーリーでした。
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 ネタばらしになってしまいますが、100均ショップの展示用プラケースを使ったミニジオラマ(ヴィネット)はここ10年くらいの間に急速に作例が増えたジャンルです。
 わたしの所属するクラブでもこのジャンルの達人が何人かおりまして、かつてショッピングモールでの運転会の時などは会場に華を添えていました。
 そればかりか、展示されたそれらの作例を見た一般の方の中から「自分もやってみたい」という申し出が結構あり、風奈や高嶋先輩さながらに即席のジオラマ相談室みたいな状態になる事もしばしばでした。
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 実際、100均ショップのアイテムではレイアウトやジオラマに使えそうな素材の宝庫みたいな存在です。最近はかなり模型っぽいものも出てきていますし、定番商品のA4書類ケースは車両ケースに使われる事が多いですね。
 ただ、一部を除いて変わったアイテムの大概が一回限りの販売で終わってしまう事も多く、後から「しまった!100均のアレは今ならこう使えたのに!!」とか臍を噛む思いをするのも一度や二度ではありません。
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 まあ、それはさておいて

 今回のプラケースは限られたスペースの中に情景を凝縮させやすい(或いはそうしたインスピレーションを呼びやすい)せいか他所でも作例を見る事が結構増えています。メーカーサイドでは昨年KATOがジオラマサーカスと称してヴィネット専門のコンテストを始めるまでになっています。

 モジュールの時もそうだったのですが、案外こうしたミニジオラマは、今後従来とは異なるテツドウモケイの新たな方向性を指し示す存在になるのかもしれません(それがどういうものかはわたしには未だおぼろげにしか見えてこないですが)

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

レサレサ
2023年04月11日 20:29
自分もこういうの作ったことありますが、地面部分の材料(素だとプラスチックなのでやりづらい)でなかなかいいのがありません。

今の所一番いいのは厚さ5㎜ぐらいのコルクですが、本などに書かれている「スチレン板」だとどうもうまくいきません。

ぶよぶよと柔らかいので木や電柱を差し込むと安定しない、何度もいじっているうちにつぶれてきて穴が広がる、塗料のノリが悪い・・・
一番よくわからないのが表面に紙を張ってあるものについて「紙ははがして使え」と注意してあったもので、紙がある方が塗料のノリや強度的にいいと思うのですが・・・

もしかして「スチレン板」とは100均で売られているような発泡スチロールの薄い奴はなく、タミヤのプラ板をもう少し低密度にしたような物体とかなのでしょうか?
光山市交通局
2023年04月12日 21:23
>レサレサさん

 わたしが以前レイアウト製作でよく使っていたのは「グーパネ」と呼ばれていた5ミリ厚の素材で、スチロール板の表裏に厚紙を貼り付けた物です。
 塗装時に塗料を選ばないのと表面の紙に硬さがあったので何かを差し込んで使うには割合都合が良かったものでしたが、以前はホームセンターで割合手軽に買えたものの、最近は価格が高騰してなかなか思い切って使えません。

 最近は樹木や電柱を固定する前提でスチロールを使う事が増えていますが強度に問題があるので頻繁な移動を擁するモジュールに使えない弱みがあります。