謎の東武DRCモデル(?)
先日仕事帰りに立ち寄った中古ショップの(わたし的にw)掘り出し物から。
大昔のGMカタログの東武電車のキットメイクの集合写真の隅っこに「当時まだNゲージで製品化されていなかったはずのDRCの編成」が掲載されていたのを覚えている方はどれだけ居られるでしょうか。
このDRCの正体は当時から謎だったのだそうですが、十年後くらいに「鉄道模型考古学N」でようやくその素性が明かされたという曰くがあります。
それによると東武ホテルのロマンスカービュッフェの開業25周年に、DRCの車内販売で売られたモデルだそうです。
カタログでは一見するとNゲージの模型の様に見えていたのですが実際はアンチモニーの鋳物で製造されており、GMカタログの掲載モデルは「塗装によってそれらしく見せていた」というのが真相らしいです。
当時はその記事を読んで「ほお、そうだったのか」と思った程度だったのですが、今日立ち寄った中古ショップでまさにそのDRCの出物を(ジャンクとはいえ)見つけられたのは偶然の悪戯としか言いようがありません。
何しろそのショップは自宅からも勤務先からも一番離れていて、平日休ならともかく普段だったら帰宅途中にわざわざ立寄るような店ではなかったからです。
このDRCは一体成型の鋳物と言うだけあって店頭で見た印象は「文鎮そのもの」
台車と車輪が付いているのがかえって不自然に見えるほどです。
サイズは正調のNゲージ(例えばマイクロエースの製品とか)よりもやや大きめでトレーンとの中間くらいといったところですか。
但し、モデルとして見るとプロポーションや印象把握はなかなか宜しく置物としては十分通用するレベルと思います。
物がジャンクなだけに全体に古ぼけていて、おまけに台車の片側は車輪が欠落していますがNゲージなら機関車用の車輪でもあてがえば十分ではないかと(純正品は電車用としては車輪が大きめです)
製品には中間車も出ていた様ですが、今回見つけたのは先頭車のみ、しかも1両だけですからレイアウトの飾り物にも向きません(下手にレールに載せたら一発でショートしそうw)
流石にGMカタログみたいに使うのもなんだか躊躇われますし、これは製品のコンセプト通りに文鎮か置物として使うのが吉でしょうね。
ところで冒頭でも「GMのカタログに載っていた」と書きましたが、今回私の手元のGMカタログをひっくり返してみても実際の写真を発見できませんでした。但しわたし自身はそれを見た記憶はあるので、恐らく実家の押し入れで眠っているVol3か4のカタログに掲載されていたのではないかと思われます。次の帰省の時にでも発掘したいところです。
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大昔のGMカタログの東武電車のキットメイクの集合写真の隅っこに「当時まだNゲージで製品化されていなかったはずのDRCの編成」が掲載されていたのを覚えている方はどれだけ居られるでしょうか。
このDRCの正体は当時から謎だったのだそうですが、十年後くらいに「鉄道模型考古学N」でようやくその素性が明かされたという曰くがあります。
それによると東武ホテルのロマンスカービュッフェの開業25周年に、DRCの車内販売で売られたモデルだそうです。
カタログでは一見するとNゲージの模型の様に見えていたのですが実際はアンチモニーの鋳物で製造されており、GMカタログの掲載モデルは「塗装によってそれらしく見せていた」というのが真相らしいです。
当時はその記事を読んで「ほお、そうだったのか」と思った程度だったのですが、今日立ち寄った中古ショップでまさにそのDRCの出物を(ジャンクとはいえ)見つけられたのは偶然の悪戯としか言いようがありません。
何しろそのショップは自宅からも勤務先からも一番離れていて、平日休ならともかく普段だったら帰宅途中にわざわざ立寄るような店ではなかったからです。
このDRCは一体成型の鋳物と言うだけあって店頭で見た印象は「文鎮そのもの」
台車と車輪が付いているのがかえって不自然に見えるほどです。
サイズは正調のNゲージ(例えばマイクロエースの製品とか)よりもやや大きめでトレーンとの中間くらいといったところですか。
但し、モデルとして見るとプロポーションや印象把握はなかなか宜しく置物としては十分通用するレベルと思います。
物がジャンクなだけに全体に古ぼけていて、おまけに台車の片側は車輪が欠落していますがNゲージなら機関車用の車輪でもあてがえば十分ではないかと(純正品は電車用としては車輪が大きめです)
製品には中間車も出ていた様ですが、今回見つけたのは先頭車のみ、しかも1両だけですからレイアウトの飾り物にも向きません(下手にレールに載せたら一発でショートしそうw)
流石にGMカタログみたいに使うのもなんだか躊躇われますし、これは製品のコンセプト通りに文鎮か置物として使うのが吉でしょうね。
ところで冒頭でも「GMのカタログに載っていた」と書きましたが、今回私の手元のGMカタログをひっくり返してみても実際の写真を発見できませんでした。但しわたし自身はそれを見た記憶はあるので、恐らく実家の押し入れで眠っているVol3か4のカタログに掲載されていたのではないかと思われます。次の帰省の時にでも発掘したいところです。
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この記事へのコメント
これは
昔の東武鉄道時刻表B5版
80年代にDRCの車内案内で
ビュフェメニューの中に入ってた奴です
飲食メニューじゃないけど
なぜか“おしながき”の中に書き込まれていました
返事が遅くなりすみません。
ビュッフェのメニューにも掲載されていたとは知りませんでした。
てっきり売店か車内販売だけだと(汗)
GMカタログですが,↓のヤフオク画像を見ると,Vol.9に写っているようです。
ttps://aucview.aucfan.com/yahoo/u1029405555/
>
お久しぶりです。
Vol9のカタログはわたしも所持していますが、記事中のDRCは他のカタログでもたまに見かけるモデルでしす。
これに掲載されているDRCは窓が抜けている点と中間車を作り分けている点、およびパンタグラフを後付けしている(アンチモニー無垢のボディでモールドのパンタを削って既製品パンタを載せるのは考えにくいです)などの点から見てフルスクラッチ又はキットバッシュによるモデルと思われます。
わたしの記憶にあるのはこれとは別のものでしたので、次の帰省の折にでもカタログを発掘したいと思います。
DRCといえば,初期のカタログで,客車やサロ111のキットから京阪3000やDRCを作るアイデアが掲載されていたと記憶しています。