カラーブックスの「日本の特急列車」
カラーブックスの古本ネタ、鉄道シリーズから。

今回紹介するのは「日本の特急列車」(廣田 尚敬 関 崇弘 共著)をば。

本書は諸般の昭和54年現在に現役だった特急列車を網羅した一冊・・・なのですが他の特急列車本とは一味異なる構成になっています。
普通、この種の類書では特急列車を愛称ごとに分類し紹介するものですが、本書は電車、気動車、客車という車両形態ごとに「特急に使われる車両そのものに重点を置いた構成」です。
ですから、車両の形式名に詳しくない一般の人が不用意に本書を開くといきなり「直流型特急電車・181系電車」なんてのが目に入ってきて少なからず面食らうのではないかと思います。
本書の登場時期はカラーブックスがそろそろ鉄道ネタに力を入れ始めた頃(日本の私鉄シリーズのスタート前後)と重なっていてこうしたマニア向けの本でも売れるだろうと考え始めた辺りではないかと思われます。

ですから、本書の場合は普段鉄道雑誌なんかを読み慣れた人が読めば車両名鑑として十分楽しめるし役にたつ一冊ではないかと思います。
国鉄末期に近い頃とはいえ、本書のボリュームの3分の2くらいは国鉄型に割かれていますが、それでも最後の所には私鉄の特急車両も紹介されています。
ただ、私鉄の場合は国鉄の様な「特急料金を取る優等列車」とは別に本書で「都市間高速輸送的性格」と呼ぶ「停車駅を減らして所要時間を短縮する」という性格の特急も存在するため、それらの車両も紹介されています。
(例えば京王6000系とか京急1000系など。まあ、京王の「特急」はわたしもよく使っていましたが外観が普通電車と変わらない電車に「特急」と呼ばれてもスペシャリティな感じが薄いのは間違いありませんw)

まあ、そんなところも余さず紹介しているところにも本書の気合いが感じられるのも確かです。
光山鉄道管理局
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ですから、車両の形式名に詳しくない一般の人が不用意に本書を開くといきなり「直流型特急電車・181系電車」なんてのが目に入ってきて少なからず面食らうのではないかと思います。
本書の登場時期はカラーブックスがそろそろ鉄道ネタに力を入れ始めた頃(日本の私鉄シリーズのスタート前後)と重なっていてこうしたマニア向けの本でも売れるだろうと考え始めた辺りではないかと思われます。

ですから、本書の場合は普段鉄道雑誌なんかを読み慣れた人が読めば車両名鑑として十分楽しめるし役にたつ一冊ではないかと思います。
国鉄末期に近い頃とはいえ、本書のボリュームの3分の2くらいは国鉄型に割かれていますが、それでも最後の所には私鉄の特急車両も紹介されています。
ただ、私鉄の場合は国鉄の様な「特急料金を取る優等列車」とは別に本書で「都市間高速輸送的性格」と呼ぶ「停車駅を減らして所要時間を短縮する」という性格の特急も存在するため、それらの車両も紹介されています。
(例えば京王6000系とか京急1000系など。まあ、京王の「特急」はわたしもよく使っていましたが外観が普通電車と変わらない電車に「特急」と呼ばれてもスペシャリティな感じが薄いのは間違いありませんw)

まあ、そんなところも余さず紹介しているところにも本書の気合いが感じられるのも確かです。
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この記事へのコメント
今も復刻版は時々出しているものの、経営悪化でもう新たな本は作っていないようですが、そういう自分も書店に行く回数は昔と比べればずいぶん減ってしまいました。書店の数自体がカラーブックスが出ていた頃の半分まで減ってしまってますし。
それでも2駅先にある大型書店まで足を運ぶのは楽しいもので、やはりネットで中身も見ずに買うよりは、手に取って内容の充実度合いを確かめて買うほうが、やはり満足度も高い気がします。偶然資料性の高い本にめぐり会ったりするのも書店ならではの楽しみです。
返事が遅くなり済みません。
カラーブックスにとって鉄道ネタはドル箱だったと思います。他の乗り物ジャンルでここまで充実したものはありませんし。
書籍ほど衝動買いに向いたアイテムはないと思うのですがそのためには実際に手に取って見るというのはとても重要だと思います。
その意味では書店の現象と言うのは由々しき事態ですね。
特に特急の停まる駅やその周囲に書店が無くなるのは問題でしょう。車内ほど読書に向いた環境もそうはないですから。