5月9日なのでC59のはなし
世間はGW明けですが、わたし的には平日休が入ってくるこれからの方がまだバカンス気分にはなれます(実際にはイベントの準備もそろそろ本格化する頃合いなのですが)
そんなわけでGWのノリを引きずったような「日付の語呂合わせネタ」で今回も引っ張ります。
一昨年はEF59を選びましたが、今回は正攻法で「C59」をば。
C59は前回当ブログで触れたC53の後継に当たる東海道線のスター蒸機ですが、SLブームの折にはスワローエンゼルのC62(2号機)の人気の陰に隠れた感のあるロコでもありました。
2シリンダでありながらスペックは3シリンダのC53に匹敵し、C53で問題視されたロッド周りの位相の特殊性や整備性の悪さなどもクリアされたC59は優等列車の牽引機としてあっという間に東海道・山陽線の花形になりました。
しかし活躍期間中に戦争を挟んだため華やかなイメージがC53やC62に比べると相対的に薄い感じもあります。
とはいえ、特急牽引機にふさわしいロングサイズのボイラとそれに見合うかのような大型の炭水車との組み合わせによる堂々たるフォルムの魅力は大きくいまだに根強いファンも多い機種です。
しかし、その割にNゲージでのC59のリリースは意外に遅い1997年頃。オールドモデルを一通り網羅している「鉄道模型考古学N」でもC59だけは載っていないほどです。
(肝心のKATOが製品化予告を出しては沙汰やみになる繰り返しだった)
最初の製品化はマイクロエースでプラ完成品で、ファンの期待度が高かったのと当時どこでも買えるモデルだった事もあってか、私がこの趣味を再開した2000年代後半以降でも割合中古モデルの出物を見掛けました。
ただ、この頃からマイクロの腰高、背高のプロポーションは話題になっていて、のちにワールド工芸や天賞堂などからマイクロ仕様の5~10倍以上のお値段のC59がリリースされた辺りから中古の出物が増え始めたという話を聞いた事があります。お値段の差が大きくても正調プロポーションへのニーズかそれなりに高かったという事なのでしょうか。
一方でマイクロのC59は走りの良さと超が付くくらいのワイドバリエーションが特徴。
お召機や線区ごとのバリエーションならまだしも、他ではまず見ないであろう「茶色」「緑色」の試験塗装機からなんと金色の仕様(もちろんこれはメーカーのお遊び)なんてのまで出ていたのですからもの凄いw
私の持っているマイクロ機も「重油専燃機」仕様という変わり種なのですが「末期に盛岡でも走っていたから」という割合安直な理由で中古を入線させたものです。
そして最初のリリースから18年後、ようやく決定版ともいえるKATOのC59が登場!
プロポーションも整い、細密度はかつてのブラスモデルと同等以上、お値段が天賞堂の8分の1~10分の1なのに加えて走行性も最高レベルなのですからこれを決定版といわずして何と呼ぶのか(笑)
個人的に期待したいのは東北線などで活躍したC60の仕様がKATOから出る事ですが・・・
ともあれ、このC59は昨年の年越し運転でもそのスムーズな走りを発揮し旧客をけん引してくれました。
光山鉄道管理局
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そんなわけでGWのノリを引きずったような「日付の語呂合わせネタ」で今回も引っ張ります。
一昨年はEF59を選びましたが、今回は正攻法で「C59」をば。
C59は前回当ブログで触れたC53の後継に当たる東海道線のスター蒸機ですが、SLブームの折にはスワローエンゼルのC62(2号機)の人気の陰に隠れた感のあるロコでもありました。
2シリンダでありながらスペックは3シリンダのC53に匹敵し、C53で問題視されたロッド周りの位相の特殊性や整備性の悪さなどもクリアされたC59は優等列車の牽引機としてあっという間に東海道・山陽線の花形になりました。
しかし活躍期間中に戦争を挟んだため華やかなイメージがC53やC62に比べると相対的に薄い感じもあります。
とはいえ、特急牽引機にふさわしいロングサイズのボイラとそれに見合うかのような大型の炭水車との組み合わせによる堂々たるフォルムの魅力は大きくいまだに根強いファンも多い機種です。
しかし、その割にNゲージでのC59のリリースは意外に遅い1997年頃。オールドモデルを一通り網羅している「鉄道模型考古学N」でもC59だけは載っていないほどです。
(肝心のKATOが製品化予告を出しては沙汰やみになる繰り返しだった)
最初の製品化はマイクロエースでプラ完成品で、ファンの期待度が高かったのと当時どこでも買えるモデルだった事もあってか、私がこの趣味を再開した2000年代後半以降でも割合中古モデルの出物を見掛けました。
ただ、この頃からマイクロの腰高、背高のプロポーションは話題になっていて、のちにワールド工芸や天賞堂などからマイクロ仕様の5~10倍以上のお値段のC59がリリースされた辺りから中古の出物が増え始めたという話を聞いた事があります。お値段の差が大きくても正調プロポーションへのニーズかそれなりに高かったという事なのでしょうか。
一方でマイクロのC59は走りの良さと超が付くくらいのワイドバリエーションが特徴。
お召機や線区ごとのバリエーションならまだしも、他ではまず見ないであろう「茶色」「緑色」の試験塗装機からなんと金色の仕様(もちろんこれはメーカーのお遊び)なんてのまで出ていたのですからもの凄いw
私の持っているマイクロ機も「重油専燃機」仕様という変わり種なのですが「末期に盛岡でも走っていたから」という割合安直な理由で中古を入線させたものです。
そして最初のリリースから18年後、ようやく決定版ともいえるKATOのC59が登場!
プロポーションも整い、細密度はかつてのブラスモデルと同等以上、お値段が天賞堂の8分の1~10分の1なのに加えて走行性も最高レベルなのですからこれを決定版といわずして何と呼ぶのか(笑)
個人的に期待したいのは東北線などで活躍したC60の仕様がKATOから出る事ですが・・・
ともあれ、このC59は昨年の年越し運転でもそのスムーズな走りを発揮し旧客をけん引してくれました。
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この記事へのコメント
そういえばトレインフェスタは今年は参加されますか?
私も両日参加は大変なので、なるべくなら光山市交通局さんのいるときに行ってみたいのですが。
今度はフリーランスの雑多な無蓋車でも持ち込もうかと思いますw
私は昔、マイクロエースのを持ってました。
NゲージのC59といえばマイクロエースオンリーで、他には戦前形や門鉄デフ、グリーン塗装を持ってました。
マイクロエースのC59は腰高とよく言われますが、大柄な旧規格のカトーの蒸気機関車と一緒に走らせてる限りでは其れほど気になりませんでした。
日本で重油専燃機が普及しなかったのは、石炭焚きの蒸気機関車とは勝手が違うので乗務員に特別な教育が必要だったり面倒だからとよく言われますが、一番の理由は石炭焚きを前提にしたボイラーだと重油専燃にしたらボイラーが傷みやすいというのが本当の理由だそうです。
アメリカ等で重油専燃機が普及したのは、最初から重油専燃に対応したボイラーを搭載していたからだそうです。
もともと日本の蒸機は熱量の多い重油での運用を想定していなかったところに石炭でもぎりぎりの設計のボイラが後になるほど増えてゆく(戦時設計のD52などは典型ですね)ので重油専燃が普及する土壌にはなかったのでしょう。
C59に限らずマイクロの蒸機の大半は真横から眺めてそのプロポーションの凄さが伝わる事が多く、例えば斜め前とか下から見上げる様なアングルからだと案外みられる事もまた多いと思います。
今回のトレインフェスタは一応フル参戦の方向でいますが、今回は例年と展示場所が違うので見取り図をあらかじめご確認願います。
あとは時間帯の問題ですが予めお時間をご連絡頂ければその時間帯には居るようにしますのでよろしくお願いします。
>時間帯の問題
こちらはなるべく長時間いるつもりなのでいればそのうち会えると思います。
こちらは余裕見込んで20日(土)に行ってみることにします。
目安として11・14時頃に付近を見回って見ますので、どちらか都合いい時にいられれば幸いです。