KATOC11 192を通常品と比べてみる

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前回紹介したKATO京都駅店の特製モデルC11 192のネタから。

いわゆる特定機番モデルの特製品なので当然ベースとなるモデルとの相違点が気になる向きも多いと思います。
今回はその辺りを2両並べて比べてみようかと思います。
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なお、走行性についてはこの2両の間に全く差は感じませんでした。当たり前といえばその通りです。
(掲載の写真の上が192号機、下が通常品です)
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前半部で先ず気づくのは先輪の輪芯が通常品のスポーク仕様に対してプレート仕様になっている事。通常品(あとTOMIXのC11も)のスポーク仕様は細密感の点では貢献していますが元々棒の組み合わせのはずのスポークが造形の都合上ペナペナの板状に見えるという意外なハンデがあり、人によってはあまり良い印象を与えていない様です(この辺は純粋に個人の好みの問題)

プレート輪芯の今回の仕様は足回りが落ち着いて見える点で個人的には気に入っています。
一方、デフレクターに点検孔が開孔されているのも192の特徴ですがこちらの処理はいかにも職人さんが手で穴を開けましたと言った感じで細密派には好みの分かれる所かも知れません。
また、エッチングパーツを奢ったナンバープレートもよほど近づいてみないと通常品との質感の違いは認識しづらいと思います。
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誰が見てもわかる相違点はランボードの白の色刺し及びボイラを跨ぐタンクの揺れどめパーツ。これだけでも通常品よりスペシャル感が溢れます。
レタリングの細密感は素人のインレタ貼り付けではなかなか難しい(それ以上に目をやられそう)だけに大きなアドバンテージです。
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で、192のハイライトの一つがリアビュー
増炭囲い版の追加のほか、車体本体に通風口とテールランプを開穴、追加しており通常品に差をつけています。テールランプは点灯しませんが単機回送でもしなければ気にならないでしょう。
こちらは素人レベルの工作では難しそうなので特製品のメリットが生きるところです。

当然のことですが192には「さくら」のヘッドマークが付属しています。
この機は牽引の都合上、前後のどちらにもヘッドマークが付く様になっていますが個人の好みではバック運転での「リアにヘッドマークがついた姿」にも結構惹かれるものがあります。

割と余談ですが(汗)今回の比較記事を書いていてふと思い出したのが、50年近く前に出版された科学教材社の「Nゲージ」という本の中にあったKATO(当時は関水金属)のC62を2号機(北海道仕様)のモディファイする記事でした。
あの記事も改造前と後の比較写真があったのですが何となくノリが今回のネタに似ている気がします(笑)

光山鉄道管理局
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