カラーブックスの「JRの特急列車Ⅱ 東海・西日本」

 古本カラーブックスネタから

 「JRの特急列車」シリーズは当ブログでもⅠとⅢを紹介していますが西日本の列車を俯瞰したⅡの方はこれまで出物を見つけられず、ここまで来ていました。
 ですが先日の古本纏め買いのカラーブックスの中にこのシリーズ3冊が揃いで入っていたのは望外の収穫でした。
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 (ⅠとⅢのダブりは売却となりましたが、実は古本としては割といい買取価格だったのでまあ良しとしましょう)

 という訳で今回は「JRの特急列車Ⅱ 東海・西日本」(諸河 久 松本典久 共著)

 表紙が371系あさぎりである事からお分かりの様に本書は1991年時点でのJR東海・西日本の特急列車を俯瞰、紹介する内容になっています。
 東海・西日本ともにドル箱路線の東海道・山陽新幹線を擁している事から新幹線車両の紹介の比率が高いのがまず目につきます。
 当時は300系がデビューして間もない時期でしたが、従来の0系とは異なる印象のデザインは新幹線の新時代を予感させたものです(今ではもっと物凄いデザインの新幹線電車がゴロゴロ出ていますがw)
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 その他は373系に代表されるJRオリジナルの車両と旧国鉄型の特急車両が入り混じっていますが、国鉄型もJRのイメージチェンジから同じ車両でもカラーリングや内装に独自性を凝らしたものが増えており観ている分には華やかです。
 (わたし個人の目から見ると明らかにやり過ぎな奴も結構多かったですが)
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 更に本書のもう一つの特色が「相互乗り入れ」
 東海・西日本ともにメイングラウンドが私鉄王国の地域と重なるせいか、観光特急などで私鉄との相互乗り入れが盛んでしたが、それらの私鉄車両も「JRの特急」の扱いで紹介されているのが面白い。
 それもあって本書はシリーズのⅠやⅢに比べて全体に華やかな内容でなんだか得をした様な気分になれます。

 あれから30年以上が経過し表紙を飾る371系も今では富士山ビュー特急として第二の人生を送るくらいの時が流れました。
 その富士山ビュー特急のNゲージモデルがリリースされるというニュースを聞いた時思わず本書の表紙を観返して感慨にふけるわたしが居ます(爆笑)

光山鉄道管理局
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