「TEZMO SYNDOROME」とジオラマのはなしに思い出すこと・その1

 グランシップにかまけていて他のネタが最近お留守になりがちでしたが、そろそろペースを戻してゆきたいと思います。
 今回は二月ぶりにWEBコミックの「TEZMO SYNDOROME」のはなしから。

 先月と今月が事実上続きのはなしになっているので感想も二月分を纏めますw

 手持ちのアイテムを組み合わせてジオラマ(というか、ミニシーンかパイク)の製作に挑戦しようとする新米の宮浦さんに風奈と高島先輩がレクチャーをたれつつ自分もジオラマに挑戦するというのがここ2回のはなしです。

 先月分は「ジオラマのモチーフの設定」
 最初は手持ちのアイテムを並べながらそこから湧き上がるイメージを形にしようとするプロセスが描かれていましたが、考えてみたらわたしもこの趣味を再開したきっかけ(およびレイアウト製作の動機)は「ハード〇フに並んでいたファーラーのストラクチャー」でした。
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 と言ってもこれで欧州風景のレイアウトを作るのではなく「和風の風景のアクセント」からスタートし、イメージを考えるうちに「似非欧州の風景を持つ観光地」というモチーフが出来上がっていったというのが実際のところです。

 つまりコミックの風奈と同様に「手持ちのアイテムから風景イメージを膨らませていった」訳でかつての傑作レイアウトの様に「予め風景のモチーフを具体化させて臨んだわけではない」点が似ていると言えば言えます。
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 これとは逆に二作目の「よ市のある風景」については予め故郷の行事をモチーフに設定し、そのイメージに合う市販品を徐々に揃えていきましたが、これはこれで前作とはまた違った面白さ、楽しさはありました。
 ですが前者はイメージを固める段階であれもこれもと考えるうちにイメージがとっ散らかりやすいという欠点があり、後者では実在のモチーフに拘りすぎると「レイアウトよりでかい疑似風景(つまり特撮映画のセットみたいなもの)」になってゆくという、鉄道模型としては本末転倒な展開になるという(笑)
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 いずれにしてもイメージの寸止めみたいな過程がないとうまく纏まりが得られにくいという気はします。

 おかげで先月の27回は「あの頃を思い出して身につまされる」様な読後感に襲われました。

 余談ですが、ラストで風奈がイメージした「廃車体に巨木」ではHOスケールの樹木を使っていましたが、現実の風景でも巨木というのは意外にあちこちにあるもので例えば山手線や中央線の車窓から都内を眺めると下手な高層ビル並みの高さとボリュームのある木立というのは結構見かけます。
 しかも樹木は建物に比べて形状が一定しないため、枝ぶりなどが実物通りの構造でなくても結構ジオラマに生かせる魔法の様なアイテムだと思います。
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 今回の趣旨から外れますが、シーナリィ付きのレイアウトでは風景の転換点となる境目に巨木を配して(キットのままの団扇状でも可)事実上のロウレリーフ代わりに使うと実際以上に風景に奥行きがあるような錯覚を起こさせる事ができます。前述のとおりNのレイアウトでHOスケールの樹木というのはその場合好都合だったりしてw
 

 ここまでで長くなってしまった気がするので28回については次回以降にでも。
光山鉄道管理局
 HPです。


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