梅雨時の流電祭りwその1

先日入線したKATOのクモハ52ネタから。
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前回の入線の時にも書きましたが、クモハ52に関しては10年以上前にGMのキット組品を入線させてこの方、数年ごとにマイクロ、鉄コレの仕様を入線させており、今回のKATOの2次車の入線でかれこれ6編成目になります(ジャンク品を大量に含むw)
今回のKATO仕様の入線をさせて、その走りの良さに感心した後は当然の様に他社のモデルもコラボ走行させたくなるのは当然と言えましょう(笑)
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今回コラボしたのはマイクロの「登場時マルーン仕様」と鉄コレの「飯田線快速仕様」
いずれもKATOのモデルと被らない組み合わせです。
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マイクロのモハ52は流電の名を欲しいままにしたきっかけとなる最初の仕様で下回り全体をスカートで覆い、今見ても速そうに見える凄みのあるルックスが特徴。
マイクロの流電に共通した弱点は「動力車のブロック感のありすぎる足回りの重厚さ」ですが、殊この最初期仕様ではその動力ブロックがスカートに隠れてしまうため外見上のハンデになっていません。
細密度もそこそこある上に流電を流電たらしめる「ノーシル・ノーヘッダーのクリーンな外見」は日本車離れした流麗さすら持ちます。
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とそこまでは褒められるのですが、走行性に関してはスムーズとはいきません。いわゆる中華油グリースゆえか、ところどころ引っ掛かりやすくなっているのが惜しい(一応これは新車で入線させていたのですが前回からかなりブランクが開いていましたし)そろそろ洗浄が必要かもしれません。
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鉄コレの仕様は同じ飯田線でも1次車の快速仕様がプロトタイプ。
青とオレンジの独特のカラーリングが特徴で中間にクハ47を2両挟んでいるので、理論上2連での運用も可能(笑)ではあります。
実を言いますと私が飯田線のクモハ52の写真を初めて見たのがこのカラーリングの仕様だったので、幼少時の刷り込みからか違和感はそんなに持っていなかったりします。
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走行性はマイクロより良好な「いつもの鉄コレの走り」KATOほどスムーズではありませんが安心感はあります。
今回の2次車と比べてみる限り細密感にも大きな差は感じませんでしたし。

こうしてみるとクモハ52と言っても時代や仕様で結構バリエーションが広く、走らせてみても飽きさせませんね。

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

秋津のOB
2023年06月14日 10:42
たびたび推参します。流電を時代ごとに、それも完成品または半完成品で楽しめるとは随分と深化したものだと思います。マイクロ製品の床下は見ないか笑って見落とすが良いかも。

そういえばマイクロ動力車が新品でもイマイチ、というのは当方も経験してます。新幹線キハことキハ32鉄道ホビートレインを新品で買うも、いきなり不調になりまして涙目で分解整備。モーター脇の自在継ぎ手が外れていたのと、動力ユニットカバー裏の通電板の曲げ具合が微妙に弱かったのか台車通電板との接触微妙、中華油ベットリ。おそらくこれら3点が主因と思います。

しかしながら調整が決まるとフラホ効果で、 KATO電機並みの微速起動ができるのです。マイクロは分解整備ちピーキー調整ができないと楽しめない、そのように感じてしまいます。
鉄道模型大好きおじさん
2023年06月15日 23:15
そんなにマイクロエースの動力は悪いでしょうか?
私は機関車を中心にマイクロエースの動力車を50両以上購入しましたが、動力の不具合に遭遇したことは全く無いのですが。
勿論、よく言われる動力懐妊も一度もありません。
1両や2両なら偶々運が良かったとも考えられますが、50両のうち全くハズレが無いというのは運とは思えません。

私がマイクロエースで遭遇した不具合はパーツのエラーやパンタグラフ破損など動力以外の部分ばかりです。
光山市交通局
2023年06月15日 23:23
秋津のOBさん

マイクロの動力は当たり外れがそれなりに大きい上に、中古モデルなんかだと経年劣化のリスクも他社より多い印象がありますね。

整備どころか動力をバラして組み立て直すレベルの工作をやらされる事もあったりして^_^
実は中国製に限らず日本製でも油断できないのがここの動力だったりします。

自在継手が外れるトラブルは過去にKATOや学研の中古で経験していますが、店頭で不動品扱いで安かった奴でも継手をハメ直せればあっさりと走りが復活するので結果的にいい買い物になった事も^_^

>秋津のOBさん
>
>たびたび推参します。流電を時代ごとに、それも完成品または半完成品で楽しめるとは随分と深化したものだと思います。マイクロ製品の床下は見ないか笑って見落とすが良いかも。
>
>そういえばマイクロ動力車が新品でもイマイチ、というのは当方も経験してます。新幹線キハことキハ32鉄道ホビートレインを新品で買うも、いきなり不調になりまして涙目で分解整備。モーター脇の自在継ぎ手が外れていたのと、動力ユニットカバー裏の通電板の曲げ具合が微妙に弱かったのか台車通電板との接触微妙、中華油ベットリ。おそらくこれら3点が主因と思います。
>
>しかしながら調整が決まるとフラホ効果で、 KATO電機並みの微速起動ができるのです。マイクロは分解整備ちピーキー調整ができないと楽しめない、そのように感じてしまいます。
光山市交通局
2023年06月22日 22:58
>鉄道模型大好きおじさん

 返事が遅くなりすみません。

 わたしもそちらと同じ程度の数の動力を持っていると思いますが、マイクロの動力関係の不具合は他社に比べると多いと思います(これは旧しなのマイクロ時代でも同様なので中国製だからどうこうでという訳でははない気もします)

 これまでにダイカストが膨満したケースは3件、ある日突然動かなくなったケースが1件、モータが浮き上がってギアにかみ合わなくなりシャシの上でモータが空転して走れなくなったケースが3件、ギアが削れてモータが空転して走れなくなったケースも2件経験しています(具体的な機種名は伏せますが過去に当ブログでトラブル対処の記事は乗せたことがあります)

 動力系のトラブルはKATOの旧製品やMODEMO、TOMIXでも経験はしていますが率としてはマイクロのそれは突出しています。

 これらのトラブルの大半は経年劣化、若しくは走行距離が延びるにつれて増加する傾向がある様なので個人的には注意しています。

 また、膨満などのトラブルに関しては特定のモデルの特定のロットに集中する傾向がある様で、該当モデルの大半については「動力改良品」と称する追加生産品がリリースされる事も多いですし、トラブルの多い動力についてはASSY的に動力ユニットの別売りをしたケースもありました。
 
 とはいえ、欲しい機種なんかがあれば飛びつきたくなるのも確かですし、幸い最近のモデルに関しては動力系のそんな話も聞かなくなっているのは何よりです。
(大体気に入らないメーカーなら次々に買ったりしませんし)