今年のトレインフェスタに思うこと

5月からこの方、当ブログはグランシップトレインフェスタネタで随分と引っ張らせていただきました。
今年のフェスタは例のコロナ禍以来、わたし的にかなり盛り上がったイベントだったのは確かで、その勢いがブログにもずいぶん反映していたと思います。
今回は自分の感じている事を中心にイベント参加の総括をしたいと思います。
鉄道模型という基本的にインドアな趣味の世界にあって、こうした同好の士のイベントに立ち会うのは少なくともわたしがこの趣味に入った時には想像もできない事でした。
学生時代や趣味の再開直後の頃までは自分ひとりで車両やレイアウトを工作したり走らせたりする事はあっても、専門誌を読む事のほかは同好の士の作品や楽しみ方に触れるという機会は全くありませんでしたし、そんな機会に出会うこと自体がなかったからです。


その専門誌にしたところで写真や文章という間接的な媒体でのコンタクトでしたから、実物を間近で目にするのとではまるで印象が異なります。田舎に住んでいるとそうしたライブな接し方がなかなかできなかったですから、鉄道模型そのものに対する感じ方が幾分なりとも偏ったものになっていたと思います。
それがこうしたイベントに一度でも出てみると、それらの作品を直接見聞きできるばかりか、どうかすると作者の方と直接言葉を交わすこともできる。このライブな感覚は得難いものであると同時に、趣味人としての自分には大きな刺激となります。


それと同じくらい大きな刺激は(専らクラブのモジュールの展示で)自分たちの作例を一般の方ばかりか同好の士に見て頂く時の反応をも得られること、この双方向のコミュニケーションも印刷や映像では得られないものであると同時に「作り手とは異なる視点を提示される」という意味でも有難いものであります。
(まあ、大概の場合は自分の技量の下手さまで再認識させられるのですが汗)




それともう一つ大きなメリットは「普段自分のジャンル外と思えるような外国型やらラージスケールモデルといった異業種に触れられること」が挙げられます。これらのモデルの場合はこれまでだったら「自分の趣味とは違う世界」という事で心理的に「存在自体を意識できないことが多かった」のですが、これらを直接見ることで趣味人としての視野が一気に広がる様な解放感をも感じました。
ひと口に「同好の士」といってもこれだけの広がりのある世界があるという事を目の当たりにできる、しかも形はどうあれ自分自身もそれ等の一員として参加できたという感覚。
これは言ってみれば「年に一度の大人(おっさん)の文化祭」といえます。
思えばこれを感じたのは学生時代の文化祭以来ですし、その時もまた「準備の段階からイベントが終わって帰宅するまでがワクワクの連続」だったものですが、その感覚を何十年も経て再び体感できるというのはとても嬉しい物でした。
ここ数年はコロナ禍のおかげでイベント自体が中止になったりかなり縮小した形態になったりした後だけに、ひさしぶりにイベントにフル参戦できた今年のトレインフェスタはわたしにとってはとても大きな意義があったと思います。

もちろん、ここでは普段ブログやSNSでのコメントを交わしてきた方々に対面して模型談義を交わすという愉しみや


発売前のニューモデルを見られるという愉しみもあったりするのですが、


学生の頃にはできない、毎回の一番の楽しみは「夜の街に繰り出して鉄道模型のはなしで酒が飲める」
ことだったりします(笑)
光山鉄道管理局
HPです。

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