今月の「TEZMO SYNDOROME」とウェザリングの思い出(笑)
前回から多少間が開きましたが7月の「TEZMOSYNDOROME」ネタから
今回の題材はウェザリングとエージング
前回に引き続き、ジオラマづくりに精を出す風奈と宮浦さんですが、気が付くとどちらもモデルの汚し(ウェザリング)やら軌道の加工やらにずっぽりはまり込んでしまうという構成になっていました。
こういうのは、なんとなく覚えのある人も多いのではないでしょうか。


運転会などでクラブのメンバーの車両を見たり、イベントなどで他の方の制作されたモジュールなどを眺めていると程よくウェザリングされてリアル感を高めているケースがよくあります。
或いはアキバやあたりのショップで手にする中古モデルにウェザリングが施されたものに当たることも一度や2度ではありません。
他人事みたいに書いていますが、わたしもウェザリングやエージングは時々やらかします(「やらかす」という表現はやや微妙ですが汗)
こういう時に使うのは定番のウェザリングバフや墨入れペン、エナメル塗料などが定番なのですが、わたしがこれをやると大概の場合やりすぎて却って汚くなってしまう事が多いのです。
上手い下手の問題も無論あるのですが、それ以上にウェザリングというのは「一度始めると中々やめられない」一種の魔力のような物がある様な気がします。
ウェザリングを進めるうちにいつの間にかもっとやりたくなる。
「ちょうど良いところで止めるというそのタイミングがなかなか計れない」のが問題です。
おかげで過去のわたしのウェザリング作例は大半が「お化け電車」みたいな代物になることが多いです。

最も、猫屋線のナローなどはウェザリングなしが考えられないですがw

ある意味ウェザリングは自制心との戦いのようなものかもしれません(笑)
その一方で、エージングの方は不思議と下手なウェザリングよりも良い味を出してくれている事が多いです。
ここでいう「エージング」とは10年単位で放って置かれた車両やストラクチャーが気づかないうちに汚れや風合いを身につける事を指します。
わたしがこれを意識したのは最初のレイアウトの制作中に「趣味の中断期間から15年くらい経っていたGMのホームの屋根を発掘した時」です。年月を経たそのパーツは確かに汚くはなっていたのですが、その一方でウェザリングではなかなか出ない様な風合いが出ていて「これは使える」と思わせる味があったのです。

その後、中古モデルを集めたジャンクの玉手箱みたいなのをバザーで入手した時にその中にあったナインスケールのワフが同じような風合いを出していたのに再び驚いた事があります。
まあ、実際発売から30年は経過していたモデルでしたから無理もないのですが、こうした実例を見るにつけ「エージングも案外悪くない」ような気になったのは確かです。
ですがこの種のエージングは意識してやろうとしてできる物ではない。どうしてもある程度偶然に左右されるのが辛いところです。それだけにいい風合いのパーツなり車両なりに出会うと妙に嬉しくなることがあります。
光山鉄道管理局
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今回の題材はウェザリングとエージング
前回に引き続き、ジオラマづくりに精を出す風奈と宮浦さんですが、気が付くとどちらもモデルの汚し(ウェザリング)やら軌道の加工やらにずっぽりはまり込んでしまうという構成になっていました。
こういうのは、なんとなく覚えのある人も多いのではないでしょうか。


運転会などでクラブのメンバーの車両を見たり、イベントなどで他の方の制作されたモジュールなどを眺めていると程よくウェザリングされてリアル感を高めているケースがよくあります。
或いはアキバやあたりのショップで手にする中古モデルにウェザリングが施されたものに当たることも一度や2度ではありません。
他人事みたいに書いていますが、わたしもウェザリングやエージングは時々やらかします(「やらかす」という表現はやや微妙ですが汗)
こういう時に使うのは定番のウェザリングバフや墨入れペン、エナメル塗料などが定番なのですが、わたしがこれをやると大概の場合やりすぎて却って汚くなってしまう事が多いのです。
上手い下手の問題も無論あるのですが、それ以上にウェザリングというのは「一度始めると中々やめられない」一種の魔力のような物がある様な気がします。
ウェザリングを進めるうちにいつの間にかもっとやりたくなる。
「ちょうど良いところで止めるというそのタイミングがなかなか計れない」のが問題です。
おかげで過去のわたしのウェザリング作例は大半が「お化け電車」みたいな代物になることが多いです。

最も、猫屋線のナローなどはウェザリングなしが考えられないですがw

ある意味ウェザリングは自制心との戦いのようなものかもしれません(笑)
その一方で、エージングの方は不思議と下手なウェザリングよりも良い味を出してくれている事が多いです。
ここでいう「エージング」とは10年単位で放って置かれた車両やストラクチャーが気づかないうちに汚れや風合いを身につける事を指します。
わたしがこれを意識したのは最初のレイアウトの制作中に「趣味の中断期間から15年くらい経っていたGMのホームの屋根を発掘した時」です。年月を経たそのパーツは確かに汚くはなっていたのですが、その一方でウェザリングではなかなか出ない様な風合いが出ていて「これは使える」と思わせる味があったのです。

その後、中古モデルを集めたジャンクの玉手箱みたいなのをバザーで入手した時にその中にあったナインスケールのワフが同じような風合いを出していたのに再び驚いた事があります。
まあ、実際発売から30年は経過していたモデルでしたから無理もないのですが、こうした実例を見るにつけ「エージングも案外悪くない」ような気になったのは確かです。
ですがこの種のエージングは意識してやろうとしてできる物ではない。どうしてもある程度偶然に左右されるのが辛いところです。それだけにいい風合いのパーツなり車両なりに出会うと妙に嬉しくなることがあります。
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この記事へのコメント
どちらかと言うと全検明けみたいに綺麗な車体が好きですので。
それにウェザリングしてしまうと、不要になって売却する時に買い叩かれますからね。
わたしはその辺りの好みはケースバイケースで対応しています。
ウェザリングしたくなるのはやはりナローやローカル私鉄風の車両なんかがメインでレイアウトに使う上で映えるかどうかを(無意識的に)基準にしています。
特にナローの場合はレイアウトの風景が古ぼけているような時に車両だけがピカピカというのも逆に不自然ですし。
確かに、やり始めてしまうと、止め時が難しいです。
そして「あの時止めておけばよかった」と後悔することもしばしばですね(笑)。
「エージング」については、初期トミックスの香港製貨車あたりは、そういった風合いが似合うモデルが多い気がしますね。
私も、実にいい感じで車歴を重ねた貨車を中古で何両か購入していますが、拙いウェザリングでは決して出せないような風格というものを感じさせてくれますし、そのモデルが前オーナーさんの元で歩んできた歴史のようなものに思いを馳せてみるのもまた乙なものです。
クラブのメンバーの作例やら、イベントで見かける作例なんかを見ると「ウェザリングがやりすぎに見えないぎりぎりのところで寸止めしている」様なのが多くて参考になりますね。ただ、実際の私の作例になかなか反映しないのがなんともですが汗
そちらにもエージング系の車両がありましたか。初期のナインスケール系にはこういったコンディションの車両が多い感じがします。
そろそろ実車よりも年代を重ねたようなモデルもありそうですねw
さてポポンならまだしも、個人店のこだわりレイアウトになると地面側がきっちりウェザリングされています。そうなると多少なりと陰影を付けた車両を転がしたくなります。特に汚れっぱなしで当たり前の貨車各種となれば、綺麗なままだと記録写真との落差が気になってしまいます。
エアーブラシを使うべきでしょうが、機材運用の手間を考えると簡易施工の「ガンダムマーカー リアルタッチマーカー」各色を塗りたくり、ウレタン片や綿棒でランダム拭き取りして粗雑な化粧をしてます。他にタミヤのウェザリングマスター、パステル粉を使ったこともあります。
ウェザリングが嫌でも、貨車各種の人力ブレーキ付近の手すりやステップに白を挿し、墨入れだけでも効果はあります。特に真っ白な冷蔵車だと陰影がないと絹ごし豆腐ですし。
返事が遅くなりすみません。
今回のコメントを見て思い出しましたが(我ながら遅い)わたしも元々はウェザリングの軸足はレイアウトの建物やシーナリイの方に置いています。
すぐに通過してしまう車両と違い、常に目に触れているだけに建物や地面の不自然なピカピカは気になってしまいますね。
車両の側ではこういう時、屋根上か足回りのウェザリングは結構効果的に感じますね。
>秋津のOBさん
>
>しばらくぶりに失礼します。
>
>さてポポンならまだしも、個人店のこだわりレイアウトになると地面側がきっちりウェザリングされています。そうなると多少なりと陰影を付けた車両を転がしたくなります。特に汚れっぱなしで当たり前の貨車各種となれば、綺麗なままだと記録写真との落差が気になってしまいます。
>
>エアーブラシを使うべきでしょうが、機材運用の手間を考えると簡易施工の「ガンダムマーカー リアルタッチマーカー」各色を塗りたくり、ウレタン片や綿棒でランダム拭き取りして粗雑な化粧をしてます。他にタミヤのウェザリングマスター、パステル粉を使ったこともあります。
>
>ウェザリングが嫌でも、貨車各種の人力ブレーキ付近の手すりやステップに白を挿し、墨入れだけでも効果はあります。特に真っ白な冷蔵車だと陰影がないと絹ごし豆腐ですし。