トラムウェイのC10のはなし

 先日の秋葉原行きで一番の散財がこれでした。
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 わたし的には、ですが最近はコロナ禍に加えて割合近場にヨ〇バシカメラが開店した事もあって、わざわざ上京してまで新品の鉄道模型を買うという必然性が薄くなっています。
 実際、今回もそんなつもりは殆どなかったのですが、こればっかりは東京(かそれに準じる大都市)でないと買えないアイテムと思ったので乏しい財布を開く羽目になりました。
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 物はトラムウェイのC10蒸気機関車。
 KATOやTOMIXが相次いでC11を出してきているので、その基本形たるC10もいつかは出るのかもしれませんが、現段階で予告がないのに加えて立ち寄った某専門店(ここに立ち寄るのも3年ぶりなのですが)で現物を目にしたら急に矢も楯もたまらなくなりました。

 このメーカーのC10が既にリリースされているのは知っていたのですが、C11も含めたこのシリーズについては動力のコンディションに当たり外れが多いと聞いていたので行きつけの店で予約して買うのが躊躇われたのです。
 もちろん不調なら店に持って行って交換してもらう事もできるのですが、田舎の事ゆえ二度手間が馬鹿になりません。
 その点、東京の大手ショップなら同じ店で複数の個体を出してもらい、調子のいい動力のモデルをその場で選ぶことができます。
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 実際、今回もそういう買い方になったのですが、在庫の3両を出してもらいそれぞれ試走させると、あるものは前進で車体が震え、後の2両は後進で同じ走りになりました。
 結局前向きで使う機会の方が多いだろうと、後の2両から調子のよさそうなのを選んだ次第です。
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 帰宅後の試走もとりあえず平地では水準内の走りで一安心。

 実はC10は私が初めて買ったNゲージサイズの蒸気機関車として思い出深い機関車でもあります。

 1970年代の初め頃に童友社から出ていたトレインセットの機関車がC10だったのですがそれ以後、後に続く製品がマイクロくらいしか無く、かねて欲しかった機種でもあったのです。

 余談ですが現在大井川鐡道で走っているC10は元々岩手のラサ工業で入れ替えに使われていたもの(国鉄最後の蒸機運行が終わった後もしばらくの間現役でした)で、その意味からもわたし的に馴染みのあるロコです。
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 造形に関しては最近の潮流であるファインスケールモデルに乗っ取ったもので、多少建付けに安っぽさが感じられる(とはいえKATOのC11辺りと比べての話です)ものの不満はありません。
 この機種の特徴であるデフなしボディに重見式給水温め機が外見上のいいアクセントになっています。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2023年07月30日 08:54
童友社のC10といえば、乾電池で走るものでしたね。
確かC56もあったような気がします。
番号が違うだけで同じものだったらしいですが。

光山市交通局
2023年07月30日 19:04
>鉄道模型大好きおじさん
>
 童友社のこの手のモデルは機関車にモータを搭載し次位の貨車を電池ボックスに使う形式が多いようです。なので必ず妙に間延びしたワム23000みたいなのが常に付いてくる事に(笑)

 テンダー機ではC58がリリースされており、わたしも10年くらい前に入手、KATOのC62の動力を使う改造を試しています。

 エンジンの形状は辛うじてC58なのですが、炭水車がないのでタンク機ともテンダー機ともつかない微妙な外見になるのがなんともでした。

 C10については「鉄道模型考古学N」でボディのみの写真が掲載されていますが、形自体はC58とは別物です。ただし動力が共通と思われるためサイズと見た目の印象はほとんど変わりません。