「ふきの芽」の集合住宅007

 今年に入ってから東京ジオラマファクトリーやジオワールドなど、これまで未体験だったメーカーのストラクチャーに挑戦する事が増えています。
 一応改修中のレイアウトや次回作のモジュールに使えそうなものを選んでいますが、今回挑戦したのが「ふきの芽」さんの集合住宅2タイプ。
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 実はこのメーカーの存在を知ったのは昨年の夏だったのですが、ラインナップの中に既成メーカーのものにはないフォルムの建物がいくつかあったことからかねて注目していたメーカーでした。

 今回注文したのは集合住宅の004と007
 前者はベランダのメリハリある造形が、後者は通路部分の造形に既存メーカーにない雰囲気を感じた物です。
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 アパートや集合住宅系のストラクチャーはTOMIXやGM、ジオコレなどからも出ていますが、パッケージの都合からか横に長いものがなかったり実景に比してちんまり感が強いものばかりだったので、ふきの芽やジオワールドのマンション系建造物には注目していました。

 届いたキットをチェックしてみたところでは切り離し系のパーツがごく少ないこと、窓セルが最初からパーツに貼られており、物によっては着色ガラスやブラインド・カーテンが簡易式ながら表現されているので素組みでもそこそこ見られる形に組めそうでした。
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 まず最初に組んだのが007
 昭和の時代の下町などで見かけるような「前面にアパートの通路が向いているタイプ」です。階段部の丸窓がやや個性的すぎる気がしますが、形状はどこにでもありそうな集合住宅のそれです。

 と言う訳で早速意気込んで製作にかかったのですが「スナップフィットの要領でものの10分ほどで組み上がった」のには拍子抜けしました。

 何しろこの前までみにちゅあーとや東京ジオラマファクトリーなんかのペーパーキットをやっていたせいで「ストラクチャー工作は一日がかり」と言うのが染み付いていたものですから、こんなにあっさりと完成するとは思わなかったのです(汗)

 ただし、このメーカーの注意点として「組み立て説明書が付属していない」ので複雑そうな形状のものを作る際には組み立て前に各パーツをどう合わせるかを十分検討しなければなりません。
 ここは頭の体操のつもりで考えながら作るしかありませんが、今回に関しては極端にまごつくところはありませんでした。完成写真と首っぴきならば問題は少ないでしょう。
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 出来上がった集合住宅の存在感は悪くありません。ジオコレ系のちんまりした建物の中にでも配置すると存在感やリアリティを感じさせます。
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 造形自体もややジオコレ寄りで窓枠の金壺眼の感が強い物なので、ジオタウンやみにちゅあーと系のかっちり細密ストラクチャーと並べるには注意を要します。また、造形上の都合からか壁面の一部に裏からパーツをはめ込むガイド穴が露出しているところがあるので、細かい見た目を気にする向きにはあらかじめ処理法を考える必要があります(上からマテリアルペーパーでも貼るのが手軽かも)
 ただしジオコレよりはかっちり感は出ています。

 価格的には最近高騰が激しい既存メーカー品よりは安価なので、使いようによってはジオワールド同様都会風レイアウトのいい助っ人にはなると思います。

光山鉄道管理局
 HPです。


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