ホーンビィの「ユーロスター」基本セットのはなし・その1
我ながら不思議な事ですが、このところ七月から八月にかけての時期には変わり種というか、わたしがそれまで手をつけなかったジャンルの目を開かせるような中古またはジャンクのアイテムによく当たります。
古くはKATOのHOスターターセットから始まり、16番スケールのミニ蒸気機関車にいくつも当たったのも、メルクリンの基本セットを入手したのも、思えばこの時期の事です。
そのいずれもが田舎ではなかなか目にしないジャンルのアイテムで、それまでのわたしの趣味の嗜好から外れていたものですが、いざ入手してみるとそれぞれのジャンルについて目を開かせてくれるというか、趣味人としての視野を広げてくれるものばかりでした。
まあ、そう毎年という訳ではありませんが、それでも他の時期に比べると確率は高い気がします。
まさか今年はそんな事はあるまいとか思っていたのですが。
先日近場のショップで見つけたのも、そういうアイテムの一つに数え上げられる事になりそうです。
物は「ホーンビィのOOスケール、ユーロスターの基本セット」
そもそもこのメーカーのセット品というのはこの趣味を始めてから数えても40年以上実物にお目にかかったことのない代物です。それは現住地はもとより故郷でも、ここ20年くらい年に何度か覗きにゆく秋葉や中野のショップ街ですら目に触れませんでした。
ホーンビィというメーカー自体「かつてイギリスで絶大なブランド力を誇った老舗メーカー」「最近は海外生産の外注モデルが主でマニアの間では半ば玩具と同一視されている」と言った程度の知識しかなく、2年ほど前に入手していた蒸機モデルの印象もそれを裏書きしたものでした。
(これらの印象にもし、誤解または不勉強な部分があればすみません汗)
ですが線路やパワーパックまで込みの基本セットでホーンビィの編成物を手に入れたという事で、このメーカーのポリシーとシステム性の一端がわかってきた感じもします。
それらについては後々触れることにして。
ユーロスターのNゲージモデルはわたしの所属するクラブのメンバーに欧州型に凝っている方がいるので、運転会ではそれなりに馴染みのある物でした。
今回のモデルがOOスケール(線路はHOと同一だがスケールが1/76)という事で通常のHOや16番よりもやや大きめに造形されているはずです。
先頭車がM車で片側台車の2軸駆動。連節構造の中間車2連を挟んだ4連がセットの編成です(カタログによれば増結用の中間車2連のセットも別売りされている模様)
試運転はユニトラックのHOのオーバルコースですが、貧弱な印象の動力から予想できなかったほどスムーズな走りを見せました。加減速も不満のないレベルで実用には十分使えます。
最も、これは繋がっている3両のT車が軽量で転がりのいい台車を履いていることも多分に影響している気はします。
車体はプラの一体成形で別パーツが殆どないのですが、造形自体はしっかりしており、インテリアも付いています。ただしライト類の点灯はなく、パンタグラフは昇降するものの、その造形は玩具そのものでした。
台車周りも台枠のプラスチッキーさがもろに出ている部分ですが造形自体は悪くないので塗装かウェザリングで化ける可能性は十分あります。
と、こんな具合に車両については「玩具に限りなく近い模型(でも基本は模型寄り)」と言った印象でしたが、このメーカーの凄さを実感するのはその他のパーツ類やパンフレットにあります。
それについては次回以降に。
光山鉄道管理局
HPです。
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