EF55のNゲージモデルを比較する・その1
先日入線したKATOのEF55。
入手したばかりでまだ走らせてもいないのに、次から次へと好奇心を刺激させてくれます。
これがどういう事かと言いますと、手持ちのワールド工芸、マイクロエースの同型機(ご丁寧にも機番まで一緒)と並べてみて造形や表現の違いが意外に大きい事を知ったからです。
という訳で走行レポートはひとまず後回しにしてワールド、マイクロ、今回のKATOのEF55の造形比較から書いてみたいと思います。
まず、EF55をEF55足らしめる独特の流線形ノーズの表現から
メーカーの違いのみならず、製造された年代の差も勘案する必要がありますが、真上から見た時にノーズが最もスリムなのがKATO。ブラスボディで肉薄にできるはずのワールドのモデルが最も広幅の様です。
おそらくこれは次回で触れる独自の動力機構の工夫も関係しているかも知れません。
ぱっと見で誰にでもわかるのが前面窓周りの表現の違い。
独特の曲面の多い流線形ノーズと透明プラの組み合わせはプラ車体の肉厚を感じさせやすいものですが、マイクロは特にその傾向が強く、今どきのモデルとしては珍しく窓ガラスが引っ込んだ金壺眼が目立つものになっています。
ブラス製でボディの肉厚が目立たないワールドはこの点では有利なはずですが、曲面ボディに窓セルをフィットさせるのが難しかった様で、こちらもマイクロほどではないにしろ金壺眼の傾向があります。
この点、最後発で造形に気合いを入れて臨んだと思われる今回のKATOのモデルは、はめ込み窓の効果が最も高く「フラッシュサーフェス」という言葉が似合う位にボディと窓との段差が感じられません。
前に触れたノーズの手すりの別パーツ化と併せて前面の細密感はKATOの圧勝と言っていいと思います。
前面窓の大きさはKATOが最も大きく次いでワールド、マイクロが窓が小さめでその分額が広く、これが第一印象の違いを産んでいます。
意外だったのは真横から見た時にヘッドライトの造形や位置が3車とも異なる点です。
ワールドは点灯を考えない分、別パーツ化されたライトの形状が好ましく、意外と好印象。KATOとマイクロはライトがホイッスルの陰に隠れる造形となっており、マイクロは特に後退が大きいようです。
(上からマイクロ、ワールド、KATO)
真横から見た印象ではマイクロの銀帯表現の強さが目立ちますが、レイアウトで遠目から見るような場合にはかえって好感を持たれそうな気がします。
KATOは細密ですがそれだけに帯が意外と目立たず、レンタルレイアウトやモジュールレイアウトなどではやや華やかさに欠けるように見える可能性はあります(あくまでマイクロとの比較ですが)この点ではワールドも似た印象でした。
(左からワールド、マイクロ、KATO)
後ろから見た時の造形ではマイクロも健闘しています。手すり類がやや太めに造形されているのが功を奏してデッキ部の存在感が感じられ、カプラーポケットが大きいせいかKATOやワールドより安定感がある感じです。
(因みに3社の中でマイクロだけデッキが首を振ります)
この点で一番不利だったのが意外にもKATOの55でデッキ下のスカスカ感が強く、華奢な印象につながっています。ワールドは同じ部分に台車のフレームが来ているためKATOほど華奢には感じません。ただしカプラーが首を振りにくいタイプのため急曲線ではやや不利です。
全体の印象で言えばワールドのモデルがブラス特有の質感の良さでKATOとは別ベクトルの好印象を与えます。
ここまでの印象ではマイクロは最も個性的な感じですが信号炎管は最初から装備されていますし、銀帯が2社よりも強めに表現されているものの、敢えて比較しなければ悪い印象はありません。
今回の3社比較については、どれか単体だけ眺めるのだったら、どれもそれほど問題はないのではないかと思います。
それぞれ発売時期が異なるので、今更店頭でこの3社を比べる物好きもそうは居ないでしょう。
ですが、ここ二月ほどの間に中古ショップでマイクロのEF55の出物が増えている気もします。走行性は別としてもマイクロ単体ならば悪い造形や質感ではありませんから、特にEF55に強い思い入れがなく出物が安価なら結構な掘り出し物にはなると思います。
(と言うか、KATOのEF55のお値段はプラのNゲージとしては結構物凄いレベルですから)
田舎なせいか流石にワールドの出物は当たりませんが(汗)他の2社にない佇まいとブラスボディの質感はワールドならではです。
とはいえ結局のところ、KATOのEF55は決定版と言っていい造形ですし、現時点で新品で買えるほぼ唯一のEF55でもあるので、お勧め度は高いと思います。
光山鉄道管理局
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入手したばかりでまだ走らせてもいないのに、次から次へと好奇心を刺激させてくれます。
これがどういう事かと言いますと、手持ちのワールド工芸、マイクロエースの同型機(ご丁寧にも機番まで一緒)と並べてみて造形や表現の違いが意外に大きい事を知ったからです。
という訳で走行レポートはひとまず後回しにしてワールド、マイクロ、今回のKATOのEF55の造形比較から書いてみたいと思います。
まず、EF55をEF55足らしめる独特の流線形ノーズの表現から
メーカーの違いのみならず、製造された年代の差も勘案する必要がありますが、真上から見た時にノーズが最もスリムなのがKATO。ブラスボディで肉薄にできるはずのワールドのモデルが最も広幅の様です。
おそらくこれは次回で触れる独自の動力機構の工夫も関係しているかも知れません。
ぱっと見で誰にでもわかるのが前面窓周りの表現の違い。
独特の曲面の多い流線形ノーズと透明プラの組み合わせはプラ車体の肉厚を感じさせやすいものですが、マイクロは特にその傾向が強く、今どきのモデルとしては珍しく窓ガラスが引っ込んだ金壺眼が目立つものになっています。
ブラス製でボディの肉厚が目立たないワールドはこの点では有利なはずですが、曲面ボディに窓セルをフィットさせるのが難しかった様で、こちらもマイクロほどではないにしろ金壺眼の傾向があります。
この点、最後発で造形に気合いを入れて臨んだと思われる今回のKATOのモデルは、はめ込み窓の効果が最も高く「フラッシュサーフェス」という言葉が似合う位にボディと窓との段差が感じられません。
前に触れたノーズの手すりの別パーツ化と併せて前面の細密感はKATOの圧勝と言っていいと思います。
前面窓の大きさはKATOが最も大きく次いでワールド、マイクロが窓が小さめでその分額が広く、これが第一印象の違いを産んでいます。
意外だったのは真横から見た時にヘッドライトの造形や位置が3車とも異なる点です。
ワールドは点灯を考えない分、別パーツ化されたライトの形状が好ましく、意外と好印象。KATOとマイクロはライトがホイッスルの陰に隠れる造形となっており、マイクロは特に後退が大きいようです。
(上からマイクロ、ワールド、KATO)
真横から見た印象ではマイクロの銀帯表現の強さが目立ちますが、レイアウトで遠目から見るような場合にはかえって好感を持たれそうな気がします。
KATOは細密ですがそれだけに帯が意外と目立たず、レンタルレイアウトやモジュールレイアウトなどではやや華やかさに欠けるように見える可能性はあります(あくまでマイクロとの比較ですが)この点ではワールドも似た印象でした。
(左からワールド、マイクロ、KATO)
後ろから見た時の造形ではマイクロも健闘しています。手すり類がやや太めに造形されているのが功を奏してデッキ部の存在感が感じられ、カプラーポケットが大きいせいかKATOやワールドより安定感がある感じです。
(因みに3社の中でマイクロだけデッキが首を振ります)
この点で一番不利だったのが意外にもKATOの55でデッキ下のスカスカ感が強く、華奢な印象につながっています。ワールドは同じ部分に台車のフレームが来ているためKATOほど華奢には感じません。ただしカプラーが首を振りにくいタイプのため急曲線ではやや不利です。
全体の印象で言えばワールドのモデルがブラス特有の質感の良さでKATOとは別ベクトルの好印象を与えます。
ここまでの印象ではマイクロは最も個性的な感じですが信号炎管は最初から装備されていますし、銀帯が2社よりも強めに表現されているものの、敢えて比較しなければ悪い印象はありません。
今回の3社比較については、どれか単体だけ眺めるのだったら、どれもそれほど問題はないのではないかと思います。
それぞれ発売時期が異なるので、今更店頭でこの3社を比べる物好きもそうは居ないでしょう。
ですが、ここ二月ほどの間に中古ショップでマイクロのEF55の出物が増えている気もします。走行性は別としてもマイクロ単体ならば悪い造形や質感ではありませんから、特にEF55に強い思い入れがなく出物が安価なら結構な掘り出し物にはなると思います。
(と言うか、KATOのEF55のお値段はプラのNゲージとしては結構物凄いレベルですから)
田舎なせいか流石にワールドの出物は当たりませんが(汗)他の2社にない佇まいとブラスボディの質感はワールドならではです。
とはいえ結局のところ、KATOのEF55は決定版と言っていい造形ですし、現時点で新品で買えるほぼ唯一のEF55でもあるので、お勧め度は高いと思います。
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