ホーンビィのOO基本セットでワクワクしたこと
前回、前々回で語り尽くしたと思われた向きもあろうかと思いますが、ホーンビィの基本セットのはなし、後一回お付き合いください(汗)
今回の基本セットでわたしを一番ワクワクさせてくれたもの。
それは付属の印刷物の豪華さでした。
日本の場合、NゲージやZゲージですら基本セットにはペラッペラな取扱説明書とチラシに毛の生えた様なカタログがついてくる程度なのが普通で、実はわたしも今回のセットではその辺は期待していなかったのですが、ホーンビィのそれは手に持つとずっしり重いくらいのボリュームの印刷物が付属しています。
この中で一番しっかりした紙質なのは取扱説明書で、豪華な厚紙の表紙に対して中身は文章主体(それも英文)のあっさりしたものですが、いかにも取説らしい作りで「チラシと間違えて捨ててしまうリスク」は低そうですw
(この点ではこれまでわたしが見てきた基本セットのどれもがペラペラな質感のちゃちさで、事前に目を通す気にもなれないものすらあります。これはHO/N/Zゲージのほぼすべてに共通します)
カタログは1枚の見開きですが、これまた広げると新聞紙ほどの大きさに車両やレールシステム、ストラクチャーやアクセサリが網羅されていて「そのままポスターとして掲示できる華やかさ」
KATOやTOMIXにもこれくらいの遊び心は欲しいところです。
さらに異色なのは「メーカー発行の雑誌の案内(KATOニュースやキロポストよりも本格的なボリュームではないかと思われます)」何しろ「半年分購読料を払えば1冊無料」なんて書いてあるくらいですし。
とどめが「ホーンビィのメンバーズクラブの入会案内」なんてのまであったりします。
これらの印刷物をざっと見ているだけでも、英語なんかほとんどわからないわたしですらワクワク感が半端ありません。
翻って日本のメーカーの基本セットのそれを思い出してみると、この「ビギナーにワクワク感を与える」という点では未だに欧米との格差が大きいことを痛感させられます。
たかが印刷物と言って仕舞えばそれまでですが、せっかくこの趣味に入ってきた若年層に発展性のあるシステムアップや趣味の広がりの深さを実感させる、こうした印刷物があれば「その後にこの趣味を長く続けてもらう」力が相当に違うのではないかと思えます。
特に最初にビギナーが手に取るであろう基本セットでは、付属の印刷物すら重要な構成パーツのひとつである事も今回のセットは教えてくれます。
今回のホーンビィのセットからわたしが得られたものは予想していたよりもはるかに多かったですし、色々と考えるきっかけをまた与えてもらった点でも有り難かったです。
これがたった8000円(あら書いちゃった)で入手できたのですから案外安い買い物だったと思います。
光山鉄道管理局
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今回の基本セットでわたしを一番ワクワクさせてくれたもの。
それは付属の印刷物の豪華さでした。
日本の場合、NゲージやZゲージですら基本セットにはペラッペラな取扱説明書とチラシに毛の生えた様なカタログがついてくる程度なのが普通で、実はわたしも今回のセットではその辺は期待していなかったのですが、ホーンビィのそれは手に持つとずっしり重いくらいのボリュームの印刷物が付属しています。
この中で一番しっかりした紙質なのは取扱説明書で、豪華な厚紙の表紙に対して中身は文章主体(それも英文)のあっさりしたものですが、いかにも取説らしい作りで「チラシと間違えて捨ててしまうリスク」は低そうですw
(この点ではこれまでわたしが見てきた基本セットのどれもがペラペラな質感のちゃちさで、事前に目を通す気にもなれないものすらあります。これはHO/N/Zゲージのほぼすべてに共通します)
カタログは1枚の見開きですが、これまた広げると新聞紙ほどの大きさに車両やレールシステム、ストラクチャーやアクセサリが網羅されていて「そのままポスターとして掲示できる華やかさ」
KATOやTOMIXにもこれくらいの遊び心は欲しいところです。
さらに異色なのは「メーカー発行の雑誌の案内(KATOニュースやキロポストよりも本格的なボリュームではないかと思われます)」何しろ「半年分購読料を払えば1冊無料」なんて書いてあるくらいですし。
とどめが「ホーンビィのメンバーズクラブの入会案内」なんてのまであったりします。
これらの印刷物をざっと見ているだけでも、英語なんかほとんどわからないわたしですらワクワク感が半端ありません。
翻って日本のメーカーの基本セットのそれを思い出してみると、この「ビギナーにワクワク感を与える」という点では未だに欧米との格差が大きいことを痛感させられます。
たかが印刷物と言って仕舞えばそれまでですが、せっかくこの趣味に入ってきた若年層に発展性のあるシステムアップや趣味の広がりの深さを実感させる、こうした印刷物があれば「その後にこの趣味を長く続けてもらう」力が相当に違うのではないかと思えます。
特に最初にビギナーが手に取るであろう基本セットでは、付属の印刷物すら重要な構成パーツのひとつである事も今回のセットは教えてくれます。
今回のホーンビィのセットからわたしが得られたものは予想していたよりもはるかに多かったですし、色々と考えるきっかけをまた与えてもらった点でも有り難かったです。
これがたった8000円(あら書いちゃった)で入手できたのですから案外安い買い物だったと思います。
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この記事へのコメント
私が最初に購入したリマの新幹線0系の入門セットにもカタログが付属してました。
電話帳と間違えそうなトミックスのカタログ程のボリュームは無いものの、当時としてはそこそこ立派なカタログで、車両やレール、ストラクチャーの紹介のみならずレイアウトの作り方まで解説された本格的なものでした。
特に親切だと感じたのはカタログの説明が全て日本語で書かれていたことです。
取説は日本語を含めて7カ国語で書かれてましたが、カタログは販売国の言語に合わせたものが付属していたようです。
最近の日本メーカーの入門セット、車両とエンドレスが組めるだけのレール、パワーユニットという最低限のものしか付属されてませんね。
少し前は駅ホームやポイント、高架橋なども付属された高級入門セットがありましたけど。
最近量販店を眺めて感じますが、基本セットのパッケージが随分とコンパクトになっているのに驚かされます。
初心者にとって基本セットというのは「ついに鉄道模型をものした」と感じさせる迫力のパッケージにも魅力の一端があった気もしますが、今は万事が効率優先なのでしょうね。
ですがせめて付属の印刷物くらいはコストをかけて夢を語ってほしい気もしますし、まだその余地はある様な気もします。