カラーブックスの日本の私鉄・名鉄(新シリーズ)

 この初春に入手したカラーブックスから。
 新シリーズで仕切り直されていた「日本の私鉄シリーズ」から第4巻にあたる「名鉄」(白井良和 諸河 久 共著)をば。
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 お恥ずかしい話ですが、カラーブックスの「日本の私鉄」シリーズが第二サイクルで仕切り直されているのを知ったのはこの本を入手した辺りだったりします。
 なので本書も最初は旧作の増補改訂版くらいに思っていたのですが、いざページを開いてみると構成から何からすっかり変わっていて面食らいました。
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 とはいうものの、本書のリリースは初版が平成元年(1989年)ですからかれこれ35年くらい昔の本ではあるのですが。
 そんな訳でメインを飾るのは、デビュー間もないパノラマSUPERです。
 名鉄の東西直通40周年に登場した新鋭展望列車はカラーリングといいデザインと言いパノラマカーの新時代を実感させるもの。
 また、その前にでていたパノラマDXや5700系なども名鉄の世代交代を予感させるものでした。
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 実は本書の出た前後の時期から10年位わたしの兄弟が岐阜に住んでいまして、岐阜市内線をはじめ新岐阜(現在の名鉄岐阜)を出入りする名鉄車はそれなりに馴染みのあるものでした。
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 現住地から岐阜に向かう道筋では関の辺りで美濃町線のモ600と並走したり、帰りがけに犬山橋を渡る時には「普通の電車がうちの車の隣にピッタリ横付けする」のに心底ビビったりしたものです(笑)

 その頃の名鉄車はなぜか現住地の中古ショップの出物が多かったり鉄コレのリリースがあったりと当鉄道では意外に充実していたりします(でもそのほとんどが2連編成なのですが汗)

 ですから本書を改めて読んでみるとその頃のわたしの体験や思い出も蘇ってきて結構な拾い物でした、


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この記事へのコメント

レサレサ
2023年11月25日 23:17
名鉄に関する本と言うと、私はオリ私鉄の貨物部門制作時に参考になりそうかと『名古屋鉄道の貨物輸送』(ISBN 978-4-8021-3270-1)というの”だけ”持ってたりしますw
(名鉄の「機関車」と「電動貨車」と「普通の貨車」しかのってない。おまけに荷物電車が少しある。)

でも実は模型的には名鉄ぐらいの方が貨物列車を組みやすくていいんですよね。名鉄は貨物全盛期の頃、なおかつ力のある大デキ(デキ400・500・600形)でも2軸貨車で15両ぐらい牽引が上限だったそうですが、模型的にはこんなものでしょう。
光山市交通局
2023年11月26日 16:03


>レサレサさん
>
『名古屋鉄道の貨物輸送』~

 先日のグランシップの懇親会の時に参加者の方がこの本をお勧めしていたのですが、わたし的にはなかなか読みでのある本という印象でした。
 私鉄の貨物輸送に焦点を絞ったシリーズというのは結構穴場かもしれませんね。
レサレサ
2023年11月28日 20:41
ちなみに余談なんですが。
鉄コレの12m動力(TM‐01・03)は自重が軽く片台車のみが動輪のためか、電車としては無問題な物の機関車用としては牽引力が低く、このため名鉄デキ100形(101・104)は単行はスムーズなのにワム90000(KATO)6~7両ぐらい牽引で苦しそうな状況です。

しかし、『名古屋鉄道の貨物輸送』の写真を見ると実物も多くて二軸貨車6~7両(しんがりは緩急車かもしれない)しか引いておらず、自重も出力も倍近い大デキ達が約15両(300t)が牽引上限な事を考えると、実車もこんなものかと思えました。
参考:『名古屋鉄道の貨物輸送』にあったデキ100形の列車
P46:デキ101+無蓋+有蓋+通風+通風+有蓋?(やや小さい)+無蓋+有蓋(緩急?)
P130:デキ102+無蓋+無蓋+無蓋+無蓋+有蓋(緩急?)
P132:デキ103+有蓋+有蓋+有蓋+無蓋+無蓋+有蓋緩急+モ560
P155:デキ104(注)+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+無蓋+デキ602?
P162:デキ104+有蓋+無蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+有蓋+凸型のデキ(形式不明)
(注:数字がつぶれて読めないが、撮影時期から残存している104と判断)
P46・130が昭和30年、P132が昭和34年、P155・162が昭和43年の撮影とあります。
光山市交通局
2023年11月28日 22:16
>レサレサさん

 TM-03は以前ED91タイプを作った時に利用しましたが20M級客車3,4両くらいが精々(それも平坦線に限る)というところですね。
 仰るような短編成の貨物でならどうにか使えそうというところでしょうか。

 TM-01(製品名に「R」が付かないタイプ)は牽引力の問題もさることながら片軸駆動ゆえかモーターのマウントが時折微妙にずれる事があり走行性に影響するケースがある様です。