2023年を振り返る・1今年印象に残った車両たち

 毎年恒例の今年を振り返る・2023年版です。

 例によって今回も「今年印象に残った車両たち」から
 毎度毎度書いていますが、ここで選ばれる車両たちはあくまで「わたし個人にとってインパクトを感じたモデル」という基準ですので新車はもとより中古モデルやジャンクも平気で入り混じり、しかもNゲージばかりかHOやナロー、Zゲージまで取り上げられる無法状態なので違和感を感じる向きもあると思いますがそこはご勘弁を。
 また、選考期間は元日~大みそかではなく、毎年の12月15日から翌年の12月14日に設定しています(暮れ正月の新製品ラッシュ・買い物ラッシュを分散する為)のでその点もご了承ください。
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 KATOのEF55(N・新車)
 モデル化の題材の意外さやモデルの出来だけでなく、模型としての機構も含めて文句なしに今年一番インパクトのあったモデルと思います。
 模型としての可能な限り実物に近い外見を持ちながら、実車では(おそらく)絶対不可能な急カーブの通過性能をも同時に与えた事は十分称賛に値するものだったと個人的に思っています。
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 ホーンビィのユーロスター(OO・中古)
 HOゲージ(OOスケール)でわたし的には久々のインパクトのあるモデルでした。多少プラスチッキーな外見ですが走行性はHOの中でもピカイチのスムーズさ。
 今回はビギナー向けの基本セットという構成だったのですが、欧州の鉄道模型普及の秘密の一端を垣間見るシステム性(専らソフト面で)の高さにも驚かされました。こういうのがなぜ日本で出せないのか。
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 フライッシュマンの操重車(N・中古)
 浜松の運転会の折に入手した中古モデルですが、これまた和製モデルにない楽しさと重厚感が横溢したモデルでした。買う人は買うけれども買わない人は買わない性質の車両と思いますが、造形も機構も全く手抜きの後のない如何にもNゲージの本場のモデルの貫録を感じます。
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 TOMIXのC55(N・新車)
 カタログの予告から待たされること30年以上(笑)
 ですが待たされただけの事はあったと思います。TOMIX第3世代の蒸機モデルとして破綻のない走りと造形で印象に残ります。
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 カツミ模型店のフリータイプ中型客車(16番 中古)
 これも兼ねて出物を探していたモデルでしたが、ようやく入手が叶ったモデルでした。ED66やED100、或いはスケール機でもDD13辺りに牽かせるととてもいい味を出してくれる客車と思います。
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 東武DRC先頭車(N・ジャンク)
 一応Nゲージの線路に載りますが、当時のDRCの車内販売で売られていたというアンチモニー無垢のソリッドモデル。こんなのが近所の中古ショップで200円で入手できたのですから凄いはなしです。変わり種度では文句なしに今年のNo1でした(笑)
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 C11 192号機とマヤ20(N・新車&中古)
 KATO京都店のスペシャルモデルである「さくら」牽引機でスペシャル度の高いモデルでしたが、ほとんど間を空けずにワールド工芸のマヤ20が入手できた事で手持ちの客車と組み合わせて20系さくらの編成が可能になったというある意味偶然のおかげで(わたしにとっての)20年来の懸案を解決させた記念すべきモデルでした(完全に個人の主観汗)
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 リアルラインのD51(N・中古)
 コロナ禍以前の帰省の時から東北のとある中古ショップに陳列されていたものでしたが、コロナ禍を挟んで4年ぶりにそこを覗いてみたらまだ残っていたという曰くのあるモデルでした(笑)モデルとしてはKATOともマイクロとも違う独特の細密さを感じる造形と昔のHOの様な不思議なアナログ感を感じさせて割合に好印象なモデルでした。
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 KATOのスモールイングランド(OOナロー・新車)
 今年の元日に入線したOOスケールのナロー蒸機。下記の西武山口線の客車を牽かせてもなかなか様になる組み合わせです。HOではない、OOスケールでのモデル化という点でもなかなかユニークな存在と思います。
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 鉄道コレクションの西武山口線おとぎ電車(16番ナロー・新車)
 最初リリースの情報を聞いた時には「まさか!」と思いましたが、そのまさかが実現して昨年のクリスマス運転で主役を演じたのですからインパクトも抜群でした。遊園地の鉄道のモデル化としては2例目ですがこのジャンルもきちんと追求すればなかなか面白いものになるのではないかと予感させます。
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 マイクロエースの「52席の至福」(N・新車)
 これまでのわたしだったらまず手を出さなかったであろう「走るレストラン電車」
 そのユニークさゆえに「車内結婚式を組み込んでグランシップデビューさせた」という文字通りのイベントのための編成でした。勿論今年の年越し運転でも活躍する予定です(笑)

 ラインナップを羅列して感じるのは、今年はとにかくユニークな車両が多かったという事。
 NはもとよりHOやナローのジャンルでも面白いモデルが揃ったと思います。これはコロナの5類化に伴うイベントや遠出の増加がストレートに反映したことの表れではないかと思います(事実、帰省や上京、イベント参加に伴う入手が半分近くを占めます)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

匿名希望
2023年12月28日 14:34
EF55は興味はあったのですが同時発売の客車を引く以外の使い道を思いつかなかったので悩んだ末にスルーしました(高かったですし)
ちなみに私が今年一番印象に残ったのは、10年以上前に発売された土佐くろしお鉄道タイガース列車が未だに公式通販で新品で買えた事でした。アレ関連で相当売れたとは思いますが……
光山市交通局
2023年12月28日 21:49
>匿名希望さん

 わたし的にはいわゆる「カーオブザイヤー的なベストテン」よりも今回のコメントの様な「自分的に印象に残るモデル」のはなしを聞く方が楽しい感じがします。

 それぞれの嗜好やポリシーによって登場するモデルも異なるでしょうが、そうしたモデルを手にした時の嬉しさが伝わってくるのが楽しくもあり、面白くもありますね。