レールクリーニング列車の世代交代(笑)
今回は大みそかから年を跨いだ年越し運転のはなしから。
昨年からレイアウトの総延長が伸びた関係もあって運転前のレールのクリーニングやメンテナンスには相変わらず手間がかかります。
メインの本線にはTOMIXのレールクリーニングカーを吸引と清拭の2両を連続して走らせているのが通例なのですが、特に今年は昨年とは異なり下段のレイアウトで本線に2~3パーセントの勾配が付いたため運用が阻害される場面も出始めました。
これまでは引退寸前レベルの旧式機関車(KATOの旧モデルEF65とかTOMIXの初代EF81とか)を使っていたのですが何分レールクリーニングカーが重量級な上に基本推進運転での運用なので勾配線での使用で息を切らし始めたのです。
以前書いていた様に今回のレイアウト改修で組み込まれた勾配区間は「KATOの旧モデルD51がKATOのスハ44系を牽くだけでも空転して登れなくなる」位でしたから。
なのでこれらの機関車の後継機を物色していましたがそこで白羽の矢が立ったのが15,6年前に中古を入線させていたKATOのEF200。
これも旧モデルなので動力ユニットが運転席を侵食しているくらいの重量級なのですが、牽引力は未だに第一線レベルを凌ぐものです。
試しにクリーニングカーを推進させてみたところ、実に軽々と勾配をクリアして見せました。
しかも惰行性能もずば抜けていて現行モデルよりもはるかにヌルヌルと惰行して見せるのには驚かされます。
まあ、実車の方も「パワフルな事はパワフルだったものの消費電力もずば抜けていたため第一線での活躍が十分できなかった」という曰くのある機関車だったそうですし、うちのレイアウトでもあまりに垢ぬけたデザインのせいもあって、なかなか活躍の機会が作れなかっただけに定期的な活躍の機会が出来た事は良い事だと思います。
今後は本線のクリーニングにはこいつが活躍してくれそうです。
一方でミニカーブ主体のトラム線の方は図体の大きいレールクリーニングカーが入れないうえに(トラム線のくせに)路線の中に長大トンネルをふたつ抱えているだけに、線路は基本手でクリーニング。
ですが走行時に盛大に火花をまき散らす旧モデルも多いだけに、ここだけは集電安定剤のお世話になる事も多いです。
安定剤の塗布に使うのはこれまた十数年前に入線させていたTOMIXのキハ120。室内灯装備なのでトンネル内の通電チェックにも便利です。
ですが本音を言えばレールクリーニングカーにこれと同じサイズ(特に全長)のモデルがあると有り難いのですが。
走行チェックに使うのはミニトリックスのレールバス。
上述した「盛大に火花をまき散らす系」モデルの代表格ですが「これが普通に走れるのならメンテは合格」という「走る試験官」みたいな存在になりました。走行性は年代物だけにがさつな重戦車系の走りですが、これはこれで愛着はあります。
かくしてメンテナンス列車にも新顔を揃えて2023年の年越し運転は幕を開ける事になります。
光山鉄道管理局
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昨年からレイアウトの総延長が伸びた関係もあって運転前のレールのクリーニングやメンテナンスには相変わらず手間がかかります。
メインの本線にはTOMIXのレールクリーニングカーを吸引と清拭の2両を連続して走らせているのが通例なのですが、特に今年は昨年とは異なり下段のレイアウトで本線に2~3パーセントの勾配が付いたため運用が阻害される場面も出始めました。
これまでは引退寸前レベルの旧式機関車(KATOの旧モデルEF65とかTOMIXの初代EF81とか)を使っていたのですが何分レールクリーニングカーが重量級な上に基本推進運転での運用なので勾配線での使用で息を切らし始めたのです。
以前書いていた様に今回のレイアウト改修で組み込まれた勾配区間は「KATOの旧モデルD51がKATOのスハ44系を牽くだけでも空転して登れなくなる」位でしたから。
なのでこれらの機関車の後継機を物色していましたがそこで白羽の矢が立ったのが15,6年前に中古を入線させていたKATOのEF200。
これも旧モデルなので動力ユニットが運転席を侵食しているくらいの重量級なのですが、牽引力は未だに第一線レベルを凌ぐものです。
試しにクリーニングカーを推進させてみたところ、実に軽々と勾配をクリアして見せました。
しかも惰行性能もずば抜けていて現行モデルよりもはるかにヌルヌルと惰行して見せるのには驚かされます。
まあ、実車の方も「パワフルな事はパワフルだったものの消費電力もずば抜けていたため第一線での活躍が十分できなかった」という曰くのある機関車だったそうですし、うちのレイアウトでもあまりに垢ぬけたデザインのせいもあって、なかなか活躍の機会が作れなかっただけに定期的な活躍の機会が出来た事は良い事だと思います。
今後は本線のクリーニングにはこいつが活躍してくれそうです。
一方でミニカーブ主体のトラム線の方は図体の大きいレールクリーニングカーが入れないうえに(トラム線のくせに)路線の中に長大トンネルをふたつ抱えているだけに、線路は基本手でクリーニング。
ですが走行時に盛大に火花をまき散らす旧モデルも多いだけに、ここだけは集電安定剤のお世話になる事も多いです。
安定剤の塗布に使うのはこれまた十数年前に入線させていたTOMIXのキハ120。室内灯装備なのでトンネル内の通電チェックにも便利です。
ですが本音を言えばレールクリーニングカーにこれと同じサイズ(特に全長)のモデルがあると有り難いのですが。
走行チェックに使うのはミニトリックスのレールバス。
上述した「盛大に火花をまき散らす系」モデルの代表格ですが「これが普通に走れるのならメンテは合格」という「走る試験官」みたいな存在になりました。走行性は年代物だけにがさつな重戦車系の走りですが、これはこれで愛着はあります。
かくしてメンテナンス列車にも新顔を揃えて2023年の年越し運転は幕を開ける事になります。
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この記事へのコメント
惰行も良く効きますし。
最近リニューアルされたものは運転席が再現された分だけ軽くなって、牽引力が落ちた気がします。
消費電力が大き過ぎるし、無駄に出力も大き過ぎ。
何より日立が修理用パーツを作らなくなったのが致命的でしたね。
殆どが専用パーツだから、他の形式から流用することも出来ませんでしたし…
当初はEF66の後継機がEF200、EF65の後継機がEF210になる計画でしたが、EF210に一本化されてしまいましたね。
この方式ならむちゃくちゃ集電状況が悪い線路でも走行できますし、タイヤを全軸ゴムにしちゃうのもできますし。
鑑賞用の模型だと速度調節や方向転換ができないことや、造形上の問題とかもあるでしょうけど、クリーニングカーですからそんなものいらんでしょうし。
以前、水野良太郎氏が90年代後半くらいに書いた本の中で「日本型Nゲージの走行性がようやくHOのレベルに近づいてきた」といった意味の事を書いていた事がありましたが、その時サンプルとして提示されていたのがKATOのDF200でした。
わたしの想像ですがEF200はDFと同じ動力ユニットを使っているのではないかと思うのですが、確かにそれ以前の動力とは格の違う走りを感じますね。
むしろ今のユニットは妙に走りが軽く感じる時があり、スムーズさと重厚感のバランスという点でもEF200のそれは今でも別格の様な気がします。
電池式の自走モデルというのはアイデアかもしれませんね。動力性能を考えると今なら充電式という方向性もありそうな(笑)
小型機のクリーニングカーでサイズ的に使えそうなのがフライッシュマンのB電機のモデルなのですが走りはともかく「紙やすり式」しか使えないのが難です(下手をすると併用軌道のモールドを削りかねない重さでもありますし)