マイクロエースのスハネ16「趣味のカラー」(笑)
先日の静岡行きの戦利品から。
年末セールということで通常価格からの割引もあるセールだったのですが、それでもなお売れ残っていたらしい変わり種モデルです。
物は「マイクロエースのスハネ16」
これだけならどうという事もないのですが問題はそのカラーリング。
ご覧の通りの派手さ全開の塗色が目を惹きますw
ここまで書けば思い出される向きもおありかと思いますが、1980年代末しなのマイクロから有井に吸収された頃に突発的にリリースされた「趣味のカラー」の1バリエーション。
当時の10系客車や185系をベースにTGVやアムトラックなどの外車のカラーリングを施してバーゲンしたという曰く付きの一品です。
このモデル、前にも何度か書いていますが90年代の初め頃「池袋駅東口前の路上で露店の叩き売りで売られているのを目撃したことがある」思い出深いモデルでもあります(爆笑)
今回のモデルは「イタリア国鉄カラー」でただでさえマイナー臭漂うこのシリーズの中でも最もマイナーなカラーリングです(あの当時実物を手に取って「あっ!これはイタリア国鉄カラー!!」と感動したユーザーというものをわたしは想像できませんw今回は売る方も「ユーザーが勝手に塗り替えた」と勘違いしてジャンク棚に並べた可能性すらあります)
とはいえモデルとしてはしなの時代からKATO以上といわれたほど定評があった10系なので造形面では不満はありません。
ただし、エラー品なのか経年劣化かわかりませんが「貫通幌がきちんと嵌まらない」という欠点があり、ここはリペア必須。おまけに台車がTR47なのでボディとのアンバランスさが凄い事になっています(そもそも実車がそういう仕様なので仕方ありませんが)
それでもこれほどの変化球モデルが「1両270円で2両で540円」という事にもなれば手を出してしまいます。これくらいおめでたい仕様ならEF55やC58 239に牽かせても説得力はありそうですしw
そういえば思い出したのですが、以前同じ10系でTGV仕様の「趣味のカラー」を入手したのも静岡のショップでした。静岡というところは下手をすると東京よりもすごい所なのかもしれません。
光山鉄道管理局
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この記事へのコメント
しかし、イタリア国鉄カラーは見たこと無いですね。
マイクロエースの10系客車、幌が外れるトラブルが多いようです。
中古を見ると幌が外れかけたり、紛失しているものがよくあります。
幌の爪を切り取り接着した方が良さそうですね。
イタリア色、軽快で国鉄色より似合ってる気がします。元々軽量客車は欧州型由来の設計ですし。
寝台車でなかったら私鉄車輌でも違和感なかったかもしれません。
これが製品化された当時はTGVの話題が多かったので売れたのもTGV仕様が多かったのかもしれないですね。アムトラックの仕様は首都圏ではたまに見かけます。
(でも、わざわざ探す様なモデルではない気もしますがw)
幌は素直に接着した方が精神衛生上も良いでしょうね(笑)
マイクロの10系(なぜかスハネ16ばかりに当たるのですが)は通常品でも台車の転がりの悪さに泣かされます。
同じ長さで編成を組んでもKATOの奴より勾配に弱いですから(汗)
さすがに現行のマイクロでは改善はされていますが。
イベント列車とか列車ホテルでならこういうのもありかなという気はします(笑)
昼寝専用イベント列車なんてのも面白いかもしれません(笑)
>イベント列車とか列車ホテルでならこういうのもありかなという気はします(笑)
実は調べ物をしていたら、アメリカのインターアーバンの寝台車第一号(1903年)は「夜行に使われなかった」というアイデンティティに関わる使用法をされてたそうですw
この車両(ちなみに付随車ではなく電動車で、写真見る限り結構ゴツイ電車です)、昼はパーラーカーとして使えるので、そっちの方ばかり需要があったみたいで、その後運用してた会社がつぶれてイリノイ電鉄(Illinois Traction)に引き取られて1907年からやっと夜行運用になったそうです。
これ以外にもイリノイ電鉄は寝台電車を持っていたようですが、上記のは例外らしく基本は付随車のようです。(「interurban Sleeping Car」で検索すると見つかる)
転がりの悪さは確かですね。通常の青塗りオハネフを夜行鈍行『ながさき』用に仕入れてますが、夜行運転会向けのネタだったので通電板確保も兼ね履き替えました。tomix製TR230新集電台車にしてます。TR50とは微妙に違うはずですが走ればまず気付かれない程度ですから……
返信が遅れてすみませんでした。
「寝台電車」というとわたしなんかは583系かサンライズやくもを連想してしまいますが、アメリカに先例があったのですね。
検索で上がってきた写真を見るとなかなか窓配置が独特で面白い存在と思いました。アメ車だけに寝台もゆったりしていますね。
遅ればせながら今年もよろしくお願いします。
既にTGVの仕様はうちでも入線しているのでちゃんぽんが面白い編成になるのではないかと思いました(因みにこの客車の初走行はC58239の牽引ですw)
今ならラッピング車も花盛りですし、こういうのが居ても不自然ではなくなりつつありますね。
本製品の元ネタはそれかもしれないですね。
ネットで画像検索してみるとTGVカラーがヒットしますね。あの当時のしなのマイクロのラインナップに食堂車はなかったですから雰囲気の似た10系客車でやってみたというのは確かにありそうな話です。
サシ581は廃車後に喫茶店やカラオケボックス(!)に転用されたケースもあった様でその過程でオリジナル塗装にされた例も多かった様です。
こんな事を書いているわたしも実は鉄博風モジュールの館内食堂として学研のサシ581とKATOのサシ21の車体を転用して使っています(笑)
個人的には岡山にあったカラオケボックスの「伊豆急カラー」がツボにはまりました(笑)