「TEZMO SYNDOROME」とMOREのキ620のはなし

 先月に比べて短いインターバルでWEBコミックの「TEZMO SYNDOROME」が更新されました。
DSCN7319.jpg
 これを打ち込んでいる今は、かねて予報されていた今年最初の積雪のとっかかりというタイミング。思えば10年前は記録破りの豪雪に悩まされていた時期でもあります。

 そんな折に本編で取り上げられたのが「MOREのキ620」というロータリー除雪車なのですからタイムリーにも程があると言うものです(爆)

 例によって本編を読んでいただいてからこちらの「一読者の個人的な思い出ばなし」に戻って頂いた方がわかりやすいと思います。
 本編は以下のリンクを
 鉄道模型界で謎めいた「除雪車」の存在 TEZMO SYNDROME(テツモ・シンドローム)36話

 さて本編でも触れられていた様に、キ620に関してはMOREというメーカー自体がこのモデルしか出していない「謎のメーカー」と言う事でNゲージの鉄道模型としてはなかなかミステリアスな出自を持っているモデルでした。
 わたしがこのモデルを入手したのは10年ほど前に埼玉の中古屋で出物を拾ってからですが、あの当時でさえ店頭でこれを見つけた時には正直驚いたものです。
DSCN7324.jpg
 おまけに「実車にはない自走機能」付きと来ていますからモデルとしての変態度も中々の物です。
 わたしの個体も自走はできたのですが流石に牽引力(笑)は大した事がなくキ本体に補重し、モーターとギアを抜いたKATOのD51(旧製品)を繋いでもまともに押す事ができませんでした(そのくせバックだと比較的まともに走って見せるので始末が悪いw)
DSCN7568.jpgDSCN7569.jpg
 それでも1980年代のモデルとしては造形は良くできていて、単体で飾ってもそこそこ様になる機種ではあります。
20220320SE (64).jpg
DSCN9703.jpg
 当時、Nゲージで除雪車といえば本機のほかはTOMIXのキ100ラッセル車しか無かったのですがあれから20年以上を経てNゲージの除雪車モデルもバラエティに富んできています。
 キマロキ編成でマックレー車は製品化されるわ、標準軌のDD51タイプのDD18、或いは走るモビルアーマーみたいなMCR600まで出ています。
 よもやと思われたDD53もあっさりマイクロからリリースされましたし。
 TOMIXのキ100位しか無かった当時を思うと全く隔世の感があります。
DSCN5246.jpg
DSCN5241.jpg
 それどころかアクセサリの世界でもトラックコレクションでNゲージスケールとしては間然するところがない造形の「道路用除雪車」が複数リリースされているのですから驚きです。
PA191766.jpg
 でも、個人的には以前富士急電車まつりで見かけた、道路も線路も行けるであろう陸軌車タイプの除雪車がモデル化されないかなとか思ったりしますw
20240205SE (8).jpg
 ・・・などと書いているうちに外は真っ白!
 降りはじめから5センチは積もったでしょうか。これは今から明日が怖いです汗

 今回はキ620のはなしから始まって後半に行くほどとっ散らかった内容になりました。すみません(汗)

光山鉄道管理局
 HPです。


にほんブログ村


にほんブログ村


にほんブログ村


鉄道模型ランキング

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。



この記事へのコメント

秋津のOB
2024年02月07日 15:41
しばらく振りに推参します。今回のネタMORE製キ620は当方も有するのでシンクロ率は結構行ったはず。確か橋本ポポンで元箱無し/不動品となってましたが、あっさり再起できてます。どうにか蒸機に後押しさせたいのですが、今のところ KATO現行品C11しかうまくいかず。ビジネスカーナックルに換えた蕨9600切り詰めデフは、直線とカーブをクリアするもポイントが鬼門のままです。思い切って総本山で他のD級蒸機でも買うべきか……

さてMOREのは気合の入った一品なのは間違い無いのですが、標記や細かい色挿しがなくて少々メリハリが足りないので手すりに白、羽車の各羽の縁に銀を挿すくらいはしました。車番と型式も無いのでテキトーなインレタでもあればとは思いますが、ここは手付かずです。
鉄道模型大好きおじさん
2024年02月07日 20:49
モアのキ620といえば自走する除雪車として有名ですね。
たまに中古で見かけますが、特に欲しいとは思いません。
自走するようにしたのは、おそらく年少者に配慮してではないでしょうか。
とはいえ年少者が除雪車に興味を持つのか?甚だ疑問でもありますけど。
自走可能ならDD53みたいに機関車として使うのも面白そうですが、牽引力が弱いなら貨車数両しか牽けませんね。
光山市交通局
2024年02月08日 19:45
>秋津のOBさん

 キ620は意外と動力の機構が単純なのが取り柄ですが、それだけに昔のマイクロのCタイプ機関車の様にちょっとした狂いが大きく影響しやすい感じもありますね。

 そういえば、今回のご指摘で「そういえばあれには車体表記がなかった」のに気が付きました(汗)
光山市交通局
2024年02月08日 19:49


>鉄道模型大好きおじさん
>
 わたしの場合の様に動力抜きの機関車に牽かせるとなるとどうにもならない走りですが、鉄コレの電車なんかだと台車の抵抗がごく少ないので3両くらいなら行けます。

 ただ「やろうと思えばできる」のと「実際それで常用しようとする」のは別問題ですが(笑)

 秋津のOBさんも書いておられましたが、動力付きの機関車につなげても動力のシンクロに問題のあるモデルなので、中々うまい使い道を見出しにくいモデルではあります。個人的には別に自走しなくても十分有難かったのですが。
Manic
2024年02月10日 08:18
光山市交通局さんとブログを通じてお話したのはこのキ620がきっかけでしたね、改めてキ620に感謝です。

MOREのキ620、複数有るので重連させた上で何か牽引させるというシュ-ルな画像を撮りたいと考えているのですがキ620をどう連結したらよいかアイデアが浮かばず、企画段階のままになっています。
匿名希望
2024年02月10日 19:19
DD14のように反向重連ですかね。
光山市交通局
2024年02月11日 23:12


>Manicさん

 返信遅くなりすみません。

 キ620の重連とは豪快ですね(笑)匿名希望さんの仰る反向重連が一番やりやすそうですが、どのパターンにしてもロータリー面にカプラー又は独自の連結方法が必要になるのが難ですね。

 何を牽引させるか考えるのも愉しそうですが。