つぼみ堂の木曽森林鉄道ボールドウィン
先日、当ブログの訪問者数が44万を超えました。
レイアウトに行ったり車両に行ったり、NだHOだZだ、国鉄だ私鉄だ外国型だフリースタイルだ、となかなかジャンルが一つに落ち着かない(手広いように見えて大概がジャンク一歩手前の中古か安物ばかりというのが何ですが汗)ポンコツっぷりのブログですが今後ともよろしくお願いいたします。

で、今回は先日の秋葉行きで入線したアイテムから。
実は今度の探訪で1番のサプライズがこれでした。
物は中古ですが「ナローゲージのモデルでありながらナローゲージではない」という特異な立ち位置にある小型蒸気機関車のモデル。
つぼみ堂の木曽森林鉄道ボールドウィンタンク機関車がそれです。
プロトタイプが軽便鉄道の機関車でスケールも16番準拠の1/80。ボディもそれに合わせた様な可愛らしい物です。

ですが、このモデルの最大の特徴は「16.5ミリゲージのHOモデル」である事です。このモデルが出た時はNゲージのレールや足回りをHOのナローに転用するというのがまだ普及していなかった時期に当たります。
おそらくですが当時一番普及していたHOのレールを走らせる様にした方が商売になる、という判断から出されたモデルと思われます。
(事実このロコが牽引する運材台車や客車、貨車も同じゲージで製品化されています)
それでもこの時期に出ていたHOゲージのフリースタイル小型蒸機のどれよりも華奢でチビな機関車ではあるのですが。
実は同じモデルにはきちんとナローな足回りのものも同時リリースされていましたが、困った事にこちらは現在追随車が殆どない10,5ミリゲージだったりします。店頭のモデルがもしそちらの仕様だったら、わたしも手を出せなかったでしょう。
ですからレールに乗せて前から見たらガニ股なんて物ではない物凄さ。斜め上から見れば動輪やロッドの足回りがボイラーから盛大にはみ出しているのがわかるくらいです。
それでいてナローらしく動輪や従輪の径はNゲージ並みですから真横から見ればナローらしさはそこそこあります。

ですが、わたしの場合そのアンバランスさとこれがHOの線路上を走れるという点に惹かれた(あるいは琴線に触れた)のです。
モーターやギア周りは完全にHO準拠ですから走りっぷりはこの時代のHOの小型蒸気らしい物です。モータを今のものに交換すればスムーズにはなるでしょうがこの機関車の走りには似合わない気もしますし。

上回りの造形も実車よりも多少のディフォルメはされているらしいですが軽便機関車らしさを強く印象付ける物ですしブラスの質感も70年代の16番らしい物です。
今年のグランシップで走らせてみたいHOモデルの最右翼(あとユーロスターとET420も)です。
なお、同型のロコはのちに複数のメーカーからNゲージの軌間に合わせたモデルが出ていますから、今ならそちらを選んだ方が良いと思います。
光山鉄道管理局
HPです。

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つぼみ堂の木曽森林鉄道ボールドウィンタンク機関車がそれです。
プロトタイプが軽便鉄道の機関車でスケールも16番準拠の1/80。ボディもそれに合わせた様な可愛らしい物です。

ですが、このモデルの最大の特徴は「16.5ミリゲージのHOモデル」である事です。このモデルが出た時はNゲージのレールや足回りをHOのナローに転用するというのがまだ普及していなかった時期に当たります。
おそらくですが当時一番普及していたHOのレールを走らせる様にした方が商売になる、という判断から出されたモデルと思われます。
(事実このロコが牽引する運材台車や客車、貨車も同じゲージで製品化されています)
それでもこの時期に出ていたHOゲージのフリースタイル小型蒸機のどれよりも華奢でチビな機関車ではあるのですが。
実は同じモデルにはきちんとナローな足回りのものも同時リリースされていましたが、困った事にこちらは現在追随車が殆どない10,5ミリゲージだったりします。店頭のモデルがもしそちらの仕様だったら、わたしも手を出せなかったでしょう。
ですからレールに乗せて前から見たらガニ股なんて物ではない物凄さ。斜め上から見れば動輪やロッドの足回りがボイラーから盛大にはみ出しているのがわかるくらいです。
それでいてナローらしく動輪や従輪の径はNゲージ並みですから真横から見ればナローらしさはそこそこあります。

ですが、わたしの場合そのアンバランスさとこれがHOの線路上を走れるという点に惹かれた(あるいは琴線に触れた)のです。
モーターやギア周りは完全にHO準拠ですから走りっぷりはこの時代のHOの小型蒸気らしい物です。モータを今のものに交換すればスムーズにはなるでしょうがこの機関車の走りには似合わない気もしますし。

上回りの造形も実車よりも多少のディフォルメはされているらしいですが軽便機関車らしさを強く印象付ける物ですしブラスの質感も70年代の16番らしい物です。
今年のグランシップで走らせてみたいHOモデルの最右翼(あとユーロスターとET420も)です。
なお、同型のロコはのちに複数のメーカーからNゲージの軌間に合わせたモデルが出ていますから、今ならそちらを選んだ方が良いと思います。
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この記事へのコメント
ボールドウィンのタンク機ですと、フォーニィ式(0-4-4)のもので似たような外見ながら標準機の機関車がありますので、あながちありえなくもない形状かもしれませんね。
架線が無いのに電車や電気機関車が走るのも可笑しい訳ですし…
木曽森林鉄道といえば、森林鉄道の中でも特に有名でしたね。
学校の教科書にも掲載されてた記憶があります。
このモデルは「プロトタイプがナローだった」というだけのはなしで、理論上は標準軌(厳密には1350ミリゲージですが)で存在してもおかしくはない機関車ですね。
モケイとしても、大昔のTMSでも花巻電鉄の馬面電車を1/80の16.5ミリゲージで製作した事例もあります(勿論ガニマタ)し。
今回のモデルの場合、特に実物準拠に拘らなくても「安定して走ってくれれば有難い」という感覚です(笑)
実際HOの線路上を意外なほどよく走ってくれるのが嬉しいですね。
>鉄道模型大好きおじさん
この点に関してはご指摘の通りでわたしも基本的には同意見です。
>木曽森林鉄道といえば、森林鉄道の中でも特に有名~
それに関連して今回のモデルに絡んで別な切り口の記事を近日中に上げる予定でいます。その折はご笑覧ください。