レイアウトに大空を!
2023年のレイアウト改修ネタから。
山塊を作り、夜景を組み込む作業はひと段落つきましたが、実はここまでで進捗率はまだ3分の2でした。
かねてからの「第3の懸案」それは「レイアウトに空を付ける」というテーマです。
最近は専門誌が毎回付録をつけるくらいにレイアウトや模型での背景の重要性は重視されつつありますが、わたし的にはそれでもまだ不満がありました。
特に問題なのは製品としての背景画は一部を除いて小さすぎる、それも高さが低すぎる点でした。
鉄道模型の場合、レイアウトでも車両でも「下から見上げるくらいのアングル」が最もリアルに見える物です。
その時に背景が「部屋の上部の壁とか天井」というのは興醒めになりがちです。
この点についてはレイアウトビルダーよりも特撮映画のミニチュアの方が遥かに切実な問題で黄金期の東宝では「プールに面した倉庫の壁一面をホリゾントに使い実物に負けないリアリティのある海を表現」していますし、大映の昭和ガメラ映画なんかは背景の低さを補うために「天井の背景の切れるポイントに高架橋をかぶせたアングルで撮影する」というテクニックを使っています。
(今ならCGでいくらでも誤魔化せますが)
そんな訳で以前から何か方法はないか検討を続けてきました。
以前のレイアウトではNゲージ用でも天地が足りずHOゲージ用の背景を用いでどうにか見られるレベルに持っていった経緯があるのですが、今回は90センチ台の高さにレイアウトがセッティングされている上に部屋の真ん中に鎮座しているためにHO用でもまだ足りない状態だったのです。
背景を付けたい、レイアウトに大空を付けたいと色々検討してきたのですが、そこで思い付いたのが「市販品のタペストリーで使えるものがないか?」でした。
流石にレイアウト用に特化した代物はまだ製品化されていませんが、それでも品物をチェックしているうちに「一面が雲と青空」というのを見つけました。
サイズは幅が200センチ、高さが150センチで天井近くに貼り付ければ上段のレイアウトに空の下端が近づくレベルとなります。
元々が壁掛けなので上の方の雲の絵がやや不自然に大きいのですがそこは妥協せざるを得ません。
これでもまだ幅が足りないので写真に撮るにはアングルが限定される弱みがあり、しかも布製なので巻き上げたり畳んだりするのが容易な反面、シワがつきやすい弱点もあります。
ですがそれでもこれがレイアウトの背後につくだけで「レイアウトが大空を手にした」感動は大きなものがあります。
昼景だけでなく夜景でもその効果は大きなものがありました。
光山鉄道管理局
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特に問題なのは製品としての背景画は一部を除いて小さすぎる、それも高さが低すぎる点でした。
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その時に背景が「部屋の上部の壁とか天井」というのは興醒めになりがちです。
この点についてはレイアウトビルダーよりも特撮映画のミニチュアの方が遥かに切実な問題で黄金期の東宝では「プールに面した倉庫の壁一面をホリゾントに使い実物に負けないリアリティのある海を表現」していますし、大映の昭和ガメラ映画なんかは背景の低さを補うために「天井の背景の切れるポイントに高架橋をかぶせたアングルで撮影する」というテクニックを使っています。
(今ならCGでいくらでも誤魔化せますが)
そんな訳で以前から何か方法はないか検討を続けてきました。
以前のレイアウトではNゲージ用でも天地が足りずHOゲージ用の背景を用いでどうにか見られるレベルに持っていった経緯があるのですが、今回は90センチ台の高さにレイアウトがセッティングされている上に部屋の真ん中に鎮座しているためにHO用でもまだ足りない状態だったのです。
背景を付けたい、レイアウトに大空を付けたいと色々検討してきたのですが、そこで思い付いたのが「市販品のタペストリーで使えるものがないか?」でした。
流石にレイアウト用に特化した代物はまだ製品化されていませんが、それでも品物をチェックしているうちに「一面が雲と青空」というのを見つけました。
サイズは幅が200センチ、高さが150センチで天井近くに貼り付ければ上段のレイアウトに空の下端が近づくレベルとなります。
元々が壁掛けなので上の方の雲の絵がやや不自然に大きいのですがそこは妥協せざるを得ません。
これでもまだ幅が足りないので写真に撮るにはアングルが限定される弱みがあり、しかも布製なので巻き上げたり畳んだりするのが容易な反面、シワがつきやすい弱点もあります。
ですがそれでもこれがレイアウトの背後につくだけで「レイアウトが大空を手にした」感動は大きなものがあります。
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