カラーブックスの「日本の私鉄 特急電車」
先日入手した鉄道ネタのカラーブックスから
「日本の私鉄25 特急電車」(飯島 巌 諸河 久共著)をば
その名の通り各私鉄の特急電車を俯瞰した物ですがそれだけに見た目の印象が非常に華やかで楽しめます。
本書の上梓は昭和58年ですが、この時期は1950〜60年代にデビューした大手私鉄それぞれの看板特急が新世代機に入れ替わる直前くらいのタイミングともいえます。
言い換えれば第一次私鉄特急黄金時代の最後の時期とでも言いましょうか。
なので登場するのは東武DRCをはじめ京成AE、西武レッドアロー、名鉄7000、南海20001など錚々たるもの。流石に小田急のロマンスカーはLSEに近鉄ビスタカーが30000系にバトンタッチしていますが、今ではそのどちらも旧世代ですね。
私鉄の場合は当時の国鉄と違って各社毎の独自のサービスの幅が広くそれがまた特徴もなっていましたがその辺りの解説にも抜かりはありません。尤も今では尤面白い設備の電車が普通に地法私鉄を走る様になりましたが、それならそれで昔と今を比べながら読む楽しみもあります。
面白いのは後半のモノクロページで「代表車両の前面眺望」をまとめて見せていること。
いかにも私鉄特急の本らしいサービスですが全てを網羅するのに拘りすぎたか「乗務員室の扉しか写っていない」のとか近鉄12000みたいに「スナックのカウンターが前面眺望」なんてのまでありますが、この辺はご愛嬌でしょう。
いずれにしても国鉄のそれとは異なる華やかさのある私鉄特急の魅力を総体として堪能できる一冊でした。
光山鉄道管理局
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その名の通り各私鉄の特急電車を俯瞰した物ですがそれだけに見た目の印象が非常に華やかで楽しめます。
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言い換えれば第一次私鉄特急黄金時代の最後の時期とでも言いましょうか。
なので登場するのは東武DRCをはじめ京成AE、西武レッドアロー、名鉄7000、南海20001など錚々たるもの。流石に小田急のロマンスカーはLSEに近鉄ビスタカーが30000系にバトンタッチしていますが、今ではそのどちらも旧世代ですね。
私鉄の場合は当時の国鉄と違って各社毎の独自のサービスの幅が広くそれがまた特徴もなっていましたがその辺りの解説にも抜かりはありません。尤も今では尤面白い設備の電車が普通に地法私鉄を走る様になりましたが、それならそれで昔と今を比べながら読む楽しみもあります。
面白いのは後半のモノクロページで「代表車両の前面眺望」をまとめて見せていること。
いかにも私鉄特急の本らしいサービスですが全てを網羅するのに拘りすぎたか「乗務員室の扉しか写っていない」のとか近鉄12000みたいに「スナックのカウンターが前面眺望」なんてのまでありますが、この辺はご愛嬌でしょう。
いずれにしても国鉄のそれとは異なる華やかさのある私鉄特急の魅力を総体として堪能できる一冊でした。
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この記事へのコメント
昭和58年の発売日、たまたま本屋で見つけたので買いました。
当時私は高2、翌日学校で鉄道好きな友人らに見せたら私鉄の特急車両だけの本は珍しいと好評でした。
私の地元を走る近鉄の頁が多く、個人的には満足でした。
わたしの様に子供の頃に私鉄に縁のない環境の下で育った人間にとっては私鉄の特急というのは天上の存在に等しかった(笑)ですね。
初版当時にこの本の存在を知っていたら間違いなく手を出していたと思います。