レイアウトの「本屋さん」のはなし

 パン屋さん、模型屋さんに続く「ストラクチャーのお店のはなし」
 このネタもやってみると案外面白い題材と思えてきたので折に触れてちょくちょくやってみようかと思います。
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 という訳で今回は本屋さんをば。
 かつてはどんな田舎の街でも1軒や2軒は見かけた本屋さんですが、最近は電子書籍やネット通販に押され、読書人口自体の減少とも相まってこれまた絶滅危惧種の店のひとつになってしまった感があります。
 ですがそれだけにノスタルジーの対象として街の本屋さんのモデルをレイアウトに残したい、或いは今どきの本屋さんをレイアウト上に再現したいというニーズはそれなりにある様な気もします。

 毎回ここから話を始めるのもなんですがTOMIXの商店の看板ステッカーにも「立見書店」という洒落の利いたネーミングの奴があったりしてストラクチャーの世界でも「本屋さん」は古くからある存在という事は言えるかもしれません(笑)
 TOMIXやGMの店舗は昭和の近郊の商店街で見かけた店舗全般の最大公約数的な外見ですので、本屋さんを紛れ込ませるのは割合簡単だったと思います。
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 看板チューンの一種としてラベルソフトなんかでオリジナルの物を組み込むだけでも結構雰囲気は出るものです。
 わたしも以前「小〇館の学習雑誌」をあしらった看板(これもかつては本屋さんのトレードマークとして定着していたものです)を組み込んだ事があります(写真ではわかりにくいですが一番手前のTOMIXの商店がそうです)
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 時代が下がると、本屋さんに使えそうなストラクチャーとしてジオタウンの「タウンショップ」なんかも駅前や近郊のショッピングセンターの一角とかにある本屋さんのイメージで使えるものでした。わたしの場合は「駅ビル一階の書店コーナー」に組み込んで見た事がありますがこれも割合良い雰囲気が出せる優れものだったと思います。
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 ですが最初から本屋さんを想定したものとしてはみにちゅあーとのペーパーキットの書店が今のところ決定版ではないかと思います。
 戦前から昭和30年代にかけて建てられた昔ながらの本屋さんのイメージを良く具象化しているのみならず店内の本棚までまめに造形しているところなどは作っていて舌を巻かされました。
 (現代のレイアウトでも「老舗の古本屋」で通用する外見だと思います)
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 とまあ、製品としての本屋さんについては以上の通りなのですが、わたし自身が本屋が好きだったこともあってこれ以外にも例えばTOMIXの商業ビルや自作のビルの一階に本屋を入れるという事は以前からよくやっていた事です。ビルの一階が本屋さんというのも都市部ではよくある話でしたが、最近はこういうタイプの店も閉店が相次ぎ令和の時代の地方都市ではなかなか見ない存在になってしまいました。
 その一方で郊外ではホームセンターやスーパーなどの一角に大型書店が店を出す事が増えていますからジオコレの郊外店などを使ってそういうのを再現するのも面白いかもしれません。

 (同じ書店でも「万〇書店」とか「ブック〇フ」なんかはホームセンターや家電量販店の後釜として入り込んでいる事も多く、これも平成・令和の郊外風景の象徴とも言えます。そのくせこの種の店にずいぶんお世話になっているくせにレイアウトにこれを組み込む気がまるでないのがわたしなのですがw)

光山鉄道管理局
 HPです。


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