中古ショップの増加に思うこと
ここ1年ほどの間にわたしの現住地にも次々に中古ショップがオープンし、それなりに賑わいを見せています。
これは現住地だけにとどまらず、帰省で訪れる故郷とか、遠出で出かける静岡や東京なんかでも似たような傾向でして遠出をするたびに中古アイテムのお土産ばかりが増えるという珍現象が現出していると言ったところですね。
以前なら「現住地では売っていない新作アイテムを買う」というのが遠出のパターンだった事を思えば一種隔世の感があります。
おそらくですが、わたしの周辺で(条件的に)これほど中古モデルが買いやすくなったのは空前の出来事ではないでしょうか。
これまでにも当ブログでそれらのオープンセールで入手したアイテムを紹介する機会が増えているのですが、中古モデルを扱う店が増えるのに反比例して格安でコンディションの良いいわゆる「掘り出し物」に当たる機会は減っている気もしています。
(また、あるチェーン店では鉄道模型に関する限り「店が増えても一軒当たりの扱い品の数が減っていて実質プラマイゼロだった」なんて笑えない現実もあったりするのですが汗)
以前ならローカルな店なんかではそういう掘り出し物に当たる機会もそれなりにありましたが、ショップのチェーン店化に伴い全国的なアイテムの情報共有が進んだ結果どこの店でも「秋葉原相場」レベルの値付けが増えたり、ネットオークション販売の普及に伴い買う側も次々に入札で値を吊り上げる傾向が進んでいるのを実感させられます。
要するに、もはや以前の様な虫のいい買い物は難しくなっていると言えると思います。
と同時に(ある意味当たり前の事ですが)「安価なモデルは大概訳ありのコンディション」という常識というか傾向も知れ渡ってきていると言うのが現状なのでしょう。
そういえば現住地で古くからやっているショップでは鉄道模型の売り場に「購入に際しては必ず状態をチェックして納得してから買ってください」と言った意味の張り紙を目にしたりしています。
他の売り場ではここまで書かれた掲示をあまり見ませんから「単に安いからという理由でアイテムのコンディションをろくにチェックしないで購入して後からクレームをつける層」が一定数いたのではないかと推察されます。
当たり前の事かもしれませんが、中古品の場合「なぜそれが安いのか」「その理由(専ら瑕疵や性能の低下)がユーザーの手に負えるレベルなのか」を見抜くスキルと覚悟が買う側にも要求される時代ではあると思えます。
(まあ「外箱がなかった」とか「後付けパーツが取り付け済みだった」とかのモデラーや運転派には割とどうでもいい理由で安価なケースもあったりはするのですが)
まあ、それでも選り好みしなければ過去最高のレベルで中古モデルが買いやすくなっているのは確かなので、定期的なショップ巡りでアイテム漁りができる楽しみがあるのはありがたい事ではあります。
(尤も現住地の様な田舎ではそれすらが「欲しいものが無いのを確認する」という不毛なツアーになる事が大半ですが汗)
(写真は本題とはあまり関係ありません)
光山鉄道管理局
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これは現住地だけにとどまらず、帰省で訪れる故郷とか、遠出で出かける静岡や東京なんかでも似たような傾向でして遠出をするたびに中古アイテムのお土産ばかりが増えるという珍現象が現出していると言ったところですね。
以前なら「現住地では売っていない新作アイテムを買う」というのが遠出のパターンだった事を思えば一種隔世の感があります。
おそらくですが、わたしの周辺で(条件的に)これほど中古モデルが買いやすくなったのは空前の出来事ではないでしょうか。
これまでにも当ブログでそれらのオープンセールで入手したアイテムを紹介する機会が増えているのですが、中古モデルを扱う店が増えるのに反比例して格安でコンディションの良いいわゆる「掘り出し物」に当たる機会は減っている気もしています。
(また、あるチェーン店では鉄道模型に関する限り「店が増えても一軒当たりの扱い品の数が減っていて実質プラマイゼロだった」なんて笑えない現実もあったりするのですが汗)
以前ならローカルな店なんかではそういう掘り出し物に当たる機会もそれなりにありましたが、ショップのチェーン店化に伴い全国的なアイテムの情報共有が進んだ結果どこの店でも「秋葉原相場」レベルの値付けが増えたり、ネットオークション販売の普及に伴い買う側も次々に入札で値を吊り上げる傾向が進んでいるのを実感させられます。
要するに、もはや以前の様な虫のいい買い物は難しくなっていると言えると思います。
と同時に(ある意味当たり前の事ですが)「安価なモデルは大概訳ありのコンディション」という常識というか傾向も知れ渡ってきていると言うのが現状なのでしょう。
そういえば現住地で古くからやっているショップでは鉄道模型の売り場に「購入に際しては必ず状態をチェックして納得してから買ってください」と言った意味の張り紙を目にしたりしています。
他の売り場ではここまで書かれた掲示をあまり見ませんから「単に安いからという理由でアイテムのコンディションをろくにチェックしないで購入して後からクレームをつける層」が一定数いたのではないかと推察されます。
当たり前の事かもしれませんが、中古品の場合「なぜそれが安いのか」「その理由(専ら瑕疵や性能の低下)がユーザーの手に負えるレベルなのか」を見抜くスキルと覚悟が買う側にも要求される時代ではあると思えます。
(まあ「外箱がなかった」とか「後付けパーツが取り付け済みだった」とかのモデラーや運転派には割とどうでもいい理由で安価なケースもあったりはするのですが)
まあ、それでも選り好みしなければ過去最高のレベルで中古モデルが買いやすくなっているのは確かなので、定期的なショップ巡りでアイテム漁りができる楽しみがあるのはありがたい事ではあります。
(尤も現住地の様な田舎ではそれすらが「欲しいものが無いのを確認する」という不毛なツアーになる事が大半ですが汗)
(写真は本題とはあまり関係ありません)
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この記事へのコメント
絶版品や限定品ならしょうがないと思いますが、KATOのオハ31系列(現在の公式サイトによると880円)を1000円+消費税で売っているのとか、あれ安いのが取り得でしょ・・・
(他の客車も室内灯無しは1000円台なので一律価格か?)
自分の実体験だと中古ショップの商品説明に書かれているジャンク品というのは店側がクレーム対策の予防線としてそう記載しているだけで実際は大した瑕疵がないものが大半でした。
多少動作不良や付属品の欠品があるものもありましたが全て簡単な整備や手持ちパーツで修繕できる程度だったのでそういうものをジャンク扱いで激安で手に入れられると賢い買い物をしたような感覚になります。
中古は安価というのは昔の話のようです。
一方ジャンクの理由がパーツ取付インレタ貼付というのも珍しくないですし、古書のせどりに似た目利き能力が中古漁りには求められますね。
模型知識も実車知識も必要になって日々勉強です。
中古ショップあるあるのひとつですね(笑)
わたしのところにも「4桁価格のオハ31」が並ぶ時がありますが、同じ店で「1両300円」の良心価格の時もあるので何を基準に値付けしているのかは謎です。
パーツ取り付け済みの中古は特に帰省の時や旅先で入手したモデルの時には有り難いですね。帰宅してからのパーツ取り付けは何かと億劫な事が多いですから。
>店側がクレーム対策の予防線としてそう記載している~
これは秋葉原や中野などの大都市圏のショップなんかに多いパターンですね。
わたしも「傷あり」の機関車を購入した時に物を手に取って「えっ?この程度の事で安いのか?」と感じたことがあります。
でも私の場合多いのは「マイナー過ぎて誰も知らない様なモデル」に当たる時でしょうか。大概の場合は格安ですしw
>
良くも悪くも鉄道模型の世界もアイテムの骨董的価値で値段が決まる様な時代にはなってきましたね。仰るような「初回限定」みたいなリリースの仕方が拍車をかけているのは間違いないでしょう。
今回書き忘れましたが中古が安価になるパターンとしてもうひとつ「店のあるところから遠く離れた地域の車両が安くなる」ケースがあります。
JR化以降、地域ごとの車両の差異が大きくなり「馴染みのない地域の車両が売れにくい」面もあるかもしれません。これなどは鉄道模型ならではの特徴でしょうね。
中古であれば1度は人の手に渡った訳ですから、寧ろ新品同然など滅多にないのですが…
禄に確認もせずに安いからという安直な理由で買って走らないとかクレームをつける客で多いのは、動力無しの増結セットを動力付きと勘違いして買ったというパターンらしいです。
>
>動力無しの増結セットを動力付きと勘違いして買った~
これも中古ショップあるあるのひとつですね。セット物で不自然に安く見えるアイテムは大概増結セットですが新品でも表記に「動力なし」とでも付けていればある程度防げる気がするのですがw
中古ではないのですが確信犯的に「増結セット」を買って後から中古の動力をコンバートした事はあります。物によっては基本セットより手軽に買えるのも取り柄ではないでしょうか。