ホーンビィのユーロスター・それから
今回はOOスケールのモデルから。
先日の上京の(わたし的に)目玉だったのがこれでした。
昨年の夏、現住地の中古ショップでOOスケールのホーンビィ・ユーロスターのセットを入手しその走りっぷりの良さにほれ込みましたが、当時から惜しいと思っていたのが編成の短さでした。
流石に実車通りの20連というのは無理にしてもHOゲージなら最低6連以上の編成でないと見栄えがしないのは確かです。
なのであれ以来ユーロスターの中間車をチェックしていたのですが、現在売られているモデルはこれとは異なる新塗装の仕様。
旧仕様の中間車のバラ売りはとっくに終わっていたそうで、先日上京の折に中古ショップで尋ねても「あれはまず入手できない」とまで言われてしまい半ばあきらめかけていた所だったのです。
それが先日WEBの中古屋のサイトで同じユーロスターの6連セットの出物があるのを知り「店頭受け取りなら送料不要」というのも決め手になって今回の上京となった次第です。
流石にお値段は基本セットより高め(というよりあれが相場から見ると相当な格安だった)でしたが、HOゲージの編成物の車両セットと考えるなら下手な日本型モデルよりも爆安レベルなのは確かです。
まあ、モデル自体はモケイとオモチャの中間的なイメージの質感なのですが。
勇躍帰宅し、手持ちの基本セットの4連と組み合わせます。
連接車ユニット同士をつなぐドローバーが同一形状だったので最初は連結が危ぶまれましたが、ドローバーのポッチを釘で代用する事でどうにかクリア。
流石にここまで長くなると片台車駆動の動力が息を切らしそうですが、今回のセットからM車を融通し2M態勢で行ければと考えています。
トータル10連のユーロスターは予想を上回る迫力ものですが、生憎自宅の中でこれを走らせるスペースがありません。元々今回の長編成化はグランシップでの出展を念頭に置いたものでしたが、最近近場にHOのレンタルレイアウトが出来たので、そこでの試走がデビュー及び走行チェックとなりそうです。
余談ですがドローバー交換を試行する関係でモデルの一部をばらしてみたのですが、このモデル、シャシと窓ガラスが一体化した構造でボディとの結合をガラス面の平面でも支える独特極まりない構造になっているのには驚きました(つまりスカートもクリアパーツに色を吹いていた)
模型の文法としては思い切っていますが玩具としての信頼性も考慮するならなかなか面白いと思います。
やっぱりこのメーカー、ただ物ではなかったですね。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
或いは昔のリマ製品とか…
細部まで厳密に再現していないから安価に出来るのでしょうね。
いくら精密化、細密化しても走らせたら分かりませんしね。
>鉄道模型大好きおじさん
>
ユーロスター自体がフォルムで見せる性質の車両だから、というのもあるのでしょうが別パーツが殆ど無く成型時のモールドのみで構成されているところ、構成パーツ自体が車体、窓ガラス一体型のシャシ、台車の三つしかない(動力車以外はねじすら使わない構造)ところが良くも悪くも玩具の文法を感じる所です。
感覚的には「リマの鉄道模型的な性格を強めたもの」という感じでしょうか。
その一方で走りっぷりは軽さは感じるものの実にスムーズで台車の転がりも非常にいいモデルです。
>匿名希望さん
>
そういえばオハ35系もクリアパーツに色塗りした屋根でしたね。
英国の鉄道模型はNゲージでも思い切った構造のモデルが多いと感じます(クリアのボディにカラーリングはもとより車体のディテールまでほぼすべて印刷で賄った客車を見た事もあります)
感覚的には最近のホットウィールの日本車のそれに近い感じですね。
コストダウンなのかなんなのか?
>匿名希望さん
>
>票差しのような小ディテールを印刷で済ませる事が~
日本型モデルでもそういうのが出てきましたか。ボディの平面性の高い車両ならそういうのもアリではないかと思いますが、旧型車の様にディテーリングのメリハリがある様な車両には向かない手法ではありますね。
この手の構造はヨーロッパでは一般的なんでしょうか。
わたしが店頭で見かける中古のヨーロッパ型の何割かは印刷構造でした。個人的な感覚では大体1980年代頃以降のモデルに多い気がします。
手持ちの車両ではメーカー不詳のコンビ―ノ(グリーンムーバーのオリジナル)がありますが、印刷のおかげで大窓でピラーの細い車体表現が効果的に出来ていると感じました。
適、不適が見極められていればこういう表現もそれなりに効果を上げる気はします。