モジュール改修2024・その6 TOMIXのマンションと遮光キット
モジュール改修2024その6です。
このモジュールに配置される建物の多くに照明を配置してきましたが、実はこの時点でラスボス的な大物が潜んでいました。それも3軒も(汗)
物はこの趣味を再開した時以来十数年かけて高層化させてきたTOMIXのマンションです。
元々このアイテムは5階建てですが、3階分の中間階を一階ごとに継ぎ足す事で高層化、あるいは逆に低層化させることのできる優れものです。
が、一応室内灯を想定してベースに穴を開けているまでは良いとして、壁面の肉が薄い上に成型色が比較的明るい色なので、普通にLEDを仕込むと盛大に漏光してしまう泣き所がありました。
現に十数年前、クリスマスイルミネーションを試しに仕込んだ時にはあまりの漏光ぶりに思わず萎えてしまい、外からのライトアップで対応した苦い思い出があります(汗)
正式に対策するならアルミテープなどで内張するのが良いのですが、ここでネックとなるのがパーツの一階ごとに漏光対策しなければならない事でした。
コスミックのマンションは22階分の壁面が一体パーツだったので対策も一度で済んだのですが、手持ちのTOMIXマンションはトータルで24個のパーツに漏光対策が必要です。
これではあまりに手間がかかりすぎるので、最初はTOMIXマンションだけは来年のイベント迄工期を先送りする方向で考えていたほどです。
ところが、今回も意外なところから突破口が見えてきました。
先日から発売されているKATOの室内灯システム「ジャストプラグ」のシリーズの中に漏光対策用のアイテムが出ていたのです。
これは遮光用の塗料とパテから成るものですが、塗料は真っ黒なラバー系塗料で厚塗りが効き、パテの方は消灯しているサッシの表現に好適な材質の様でした。
これなら工期の短縮が可能になるのではと早速購入、試してみる事にします。
先ずマンションの内壁に遮光塗料を筆塗り。
この塗料は速乾性で30分もあれば乾くのでその都度LEDを点灯させ、効果を試す事が容易です。流石に一回塗りではまだ漏光しますが2回以上重ね塗りするとどうにかみられるものになりました。
万一はみ出しても、ラバー系塗料なので乾いてから削り落とすのが容易なのもこのアイテムの美点です。
アルミテープだったら一階当たり10分か20分はかかるであろう工程ですが、遮光塗料の方は各回パーツ毎に纏め塗りがしやすいので24階分を裏塗するのに1時間+乾燥時間となり工期は大幅に短縮されたと思います。
パテの方は一見グミみたいな材質ですが遮光性能は高く凹状になっているTOMIXマンションのサッシパーツには有効でした。こちらは一度くっつけてから指で伸ばしてゆくようにしましたが窓の隅に貼り残しが出るのに気を使うものの、これまた工程は思ったよりも早い印象でした(ただし貼り付けた後でも粘着性がいつまでも残っているのでそこに違和感を感じる人もいるかもしれません)
高層、中層、低層(こちらはマンション管理棟を想定)の計24階分の遮光を施し、LEDの仕込みと配線、再組立てして試験点灯するまでに要した時間はトータル3時間程度(乾燥時間を除く)と思います。
最初はここだけで10~20時間位はかかると思っていたので、望外のスピード工事となりました。
点灯させてみると調光器の効果もあってコスミックのそれよりもリアリティのある灯りになってくれたと思います。
(手前側マンションの中層部に一か所漏光しているところがありますが、ここは塗り忘れです汗 ただ、そのせいで曲がりなりにも遮光塗料の性能はお判り頂けると思いますw)
「モジュールの本線と旧機関区のレトロ系煉瓦造りの建物の背後に不夜城の如く聳える高層マンションの群れ」というのが今回のテーマだったのですが、ここまでは(出来不出来を別にすれば)まず順調です。
光山鉄道管理局
HPです。
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このモジュールに配置される建物の多くに照明を配置してきましたが、実はこの時点でラスボス的な大物が潜んでいました。それも3軒も(汗)
物はこの趣味を再開した時以来十数年かけて高層化させてきたTOMIXのマンションです。
元々このアイテムは5階建てですが、3階分の中間階を一階ごとに継ぎ足す事で高層化、あるいは逆に低層化させることのできる優れものです。
が、一応室内灯を想定してベースに穴を開けているまでは良いとして、壁面の肉が薄い上に成型色が比較的明るい色なので、普通にLEDを仕込むと盛大に漏光してしまう泣き所がありました。
現に十数年前、クリスマスイルミネーションを試しに仕込んだ時にはあまりの漏光ぶりに思わず萎えてしまい、外からのライトアップで対応した苦い思い出があります(汗)
正式に対策するならアルミテープなどで内張するのが良いのですが、ここでネックとなるのがパーツの一階ごとに漏光対策しなければならない事でした。
コスミックのマンションは22階分の壁面が一体パーツだったので対策も一度で済んだのですが、手持ちのTOMIXマンションはトータルで24個のパーツに漏光対策が必要です。
これではあまりに手間がかかりすぎるので、最初はTOMIXマンションだけは来年のイベント迄工期を先送りする方向で考えていたほどです。
ところが、今回も意外なところから突破口が見えてきました。
先日から発売されているKATOの室内灯システム「ジャストプラグ」のシリーズの中に漏光対策用のアイテムが出ていたのです。
これは遮光用の塗料とパテから成るものですが、塗料は真っ黒なラバー系塗料で厚塗りが効き、パテの方は消灯しているサッシの表現に好適な材質の様でした。
これなら工期の短縮が可能になるのではと早速購入、試してみる事にします。
先ずマンションの内壁に遮光塗料を筆塗り。
この塗料は速乾性で30分もあれば乾くのでその都度LEDを点灯させ、効果を試す事が容易です。流石に一回塗りではまだ漏光しますが2回以上重ね塗りするとどうにかみられるものになりました。
万一はみ出しても、ラバー系塗料なので乾いてから削り落とすのが容易なのもこのアイテムの美点です。
アルミテープだったら一階当たり10分か20分はかかるであろう工程ですが、遮光塗料の方は各回パーツ毎に纏め塗りがしやすいので24階分を裏塗するのに1時間+乾燥時間となり工期は大幅に短縮されたと思います。
パテの方は一見グミみたいな材質ですが遮光性能は高く凹状になっているTOMIXマンションのサッシパーツには有効でした。こちらは一度くっつけてから指で伸ばしてゆくようにしましたが窓の隅に貼り残しが出るのに気を使うものの、これまた工程は思ったよりも早い印象でした(ただし貼り付けた後でも粘着性がいつまでも残っているのでそこに違和感を感じる人もいるかもしれません)
高層、中層、低層(こちらはマンション管理棟を想定)の計24階分の遮光を施し、LEDの仕込みと配線、再組立てして試験点灯するまでに要した時間はトータル3時間程度(乾燥時間を除く)と思います。
最初はここだけで10~20時間位はかかると思っていたので、望外のスピード工事となりました。
点灯させてみると調光器の効果もあってコスミックのそれよりもリアリティのある灯りになってくれたと思います。
(手前側マンションの中層部に一か所漏光しているところがありますが、ここは塗り忘れです汗 ただ、そのせいで曲がりなりにも遮光塗料の性能はお判り頂けると思いますw)
「モジュールの本線と旧機関区のレトロ系煉瓦造りの建物の背後に不夜城の如く聳える高層マンションの群れ」というのが今回のテーマだったのですが、ここまでは(出来不出来を別にすれば)まず順調です。
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この記事へのコメント
>匿名希望さん
>
実はわたしもどちらかというと高所恐怖症の口なのですが、モジュールの場合、何かランドマークがないと他のクラブ展示の間に埋没する恐れを感じているのでここ2年ほどは意識的に高層建造物を加えています。
電飾を加えているのも同じ理由からですが、こちらはやっていくうちにだんだんとノッてきた面もありますね(笑)
同じようなランドマーク的発想で横に大きな建物を(しかもオーバースケール気味に)創ったのがGMの木造校舎だそうなのですが、校庭という大スペースを更に要求する事もあって日本の狭小レイアウトにはあまり普及しなかったようで。
>匿名希望さん
>
GMの木造校舎はわたしも未組み立てのキットを所持しているのですが仰る様にスペースが最大のネックです。
個人のレイアウトでも使用例にはなかなかお目に掛れないのですが、レンタルレイアウトには向いているのではないでしょうか。
「うちでは置けなかった学校があそこのレイアウトにはある」というのは客にも意外と訴求力がありそうな気がw