「鉄道模型修理ハンドブック」

 この春にアキバのブックタワーで「オオカミが電車を運転するだけのマンガ」を買った話をしましたが、今回はその時に衝動買いした一冊から。
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 鐡道書籍だけで1フロアが埋まっているこの店らしいというか、鉄道模型関連の本の充実度には目を見張らされます(というか、現住地の本屋では絶対に見られない充実度)
 何か面白そうな一冊でもないかなとか軽い気持ちで背表紙の並びを目で追っていて見つけたのが

 「鉄道模型修理ハンドブック」(伊藤 聡 著 幻冬舎MC)
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 本書は鉄道模型修理歴10年の著者がモデルの故障の見分け方をはじめ修理の手順やノウハウを1冊にまとめたものです。
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 従来、鉄道模型の関連書籍と言えば大概が「製作法」「作品集」「コレクターノート」のどれかでしたが、この間出たNゲージのレストア本に続き「旧モデルの再生」という第4の方向性で出された一冊と言えます。
 フローチャート形式で示された故障ポイントの見分け方や対処法は読んでいてわかりやすいですし実際の修理工程を豊富な写真で説明しているのも嬉しいポイントです。

 Nゲージよりも歴史が古い分修理の必要性が高い16番モデルに軸足を置いた構成ですが、実際わたし個人はHOや16番のレストアをする機会の方がはるかに多い(で、成功率が精々半分くらい)のでこういうハンドブックが出た事は単純にありがたいですし嬉しいものがあります。
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 とはいえ、わたし自身の技量の問題(と性格的なせっかちさ)もあって本書を読んだくらいで修理が上手くゆくという保証がないのが辛いところですが(汗)本書を通しで読んでゆくとなんだか勇気をもらうというか「わたしにも修理が出来そうだ」という気分にさせてくれるのが一番の御利益と言えるかもしれません。
(流石にダイカスト変形を起こした蒸機のシャシを図面を起こした上で真鍮板切り出しで作り直すのはハードルが高いですし汗)

 で、その直後にさっそくこの本が役に立ちそうなジャンク品のHOモデルも入手しました。
 そのモデルについては次の機会にでも。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

レサレサ
2024年06月08日 21:45
そういえば『テツモシンドローム』でも「風奈が中古店でジャンク模型買って修理して動くかな?」みたいな話が時々ありましたね。

私の場合、修理というより「作ってみたが気に入らないで置いたものを再改造」というケースがちらほらあります。
この間見せました「フリーランス戦災復旧客車」も、本当はクモハ11として作ったものの車高が高いなどの理由で放置してたものをもう一度塗装をはがしてリブを削って作り直したものです。
・・・先ほど見たら、車高下げで削った台車取り付け部分が壊れてしまってましたが、幸い台枠部分は余りがあるので修理できそうです。
光山市交通局
2024年06月10日 21:34
>レサレサさん

 この種の「最初狙ったのと別方向に工作が進んでしまう」のはわたしの場合はEC40から京福電鉄仕様に再製作したのなんかが該当しますね。

 実は作りかけのまま放置されたキットはいくつかあるのですが、出来上がるころにはどう「変質」していることか(笑)

あと「修理から発展したキットバッシュ」でいうなら前に紹介した「EH10からED10をでっちあげる」なんてのはもろにそのパターンでした(汗)