「偉大なる凡庸の系譜・2024」EF58編
今年の上半期は先日入線のTOMIXの仕様、春に入線したKATOの初代青大将の仕様とふたつのEF58の記事を上げたのですが、どちらもコメントでの反響が思いのほか大きく、記事を上げた私も驚いています。
その折のコメントでも上げましたが、当鉄道のEF58は「偉大なる凡庸」の称号が似合う位に在籍数が多いロコでして過去それをネタに二度ほど記事を上げています。もちろんその度に在籍数も増えている訳ですが、二度目の記事を上げた以降も今回のを入れて4両増えた事になりトータルで14両くらいになった勘定になります。
まあ、一部を除いてどれもが中古かジャンクで格安に入線した物ばかりという共通点がありますがw
前回の記事以降に増えたのは「大窓」と「TOMIX」の仕様。
実は数は大いに増えたEF58なのですがその大半は「小窓のひさし付き」の仕様でして大窓や小窓でもひさし無しの仕様はあまり無かったのです。
例えばNゲージの58の初期の代表格だったエンドウなどは4両中3両までがひさし付き。それどころか後にレストア用に買い入れたASSYのボディまでもがひさし付きだったのですから偶然なんてものではありません。
エンドウの58はひさし付きの方が200円くらい高かったと記憶していますが、これはおそらく「子供や孫のプレゼントにNゲージを買おうとしたお父さんおじいちゃんが『少しでも高そうに見える方を』とか言って選んだものが多かったのではないかと思えます」
(バブルの頃のクルマの世界ではこういう購買パターンを「一番高いのくれシンドローム」とか呼んでいましたがw)
事実、エンドウのNゲージは名古屋の三越とか盛岡のニチイなんかでも売っていたので「デパートで買えるテツドウモケイ」の代表格でしたからw
KATOのモデルが小窓ばっかりというのは、これは単に偶然だと思います。
ですが前回の記事から何年か経ち、その間にかねて欲しかったTOMIXの大窓仕様やこればっかりは当分入線しないだろうと思っていた青大将仕様まで入線し、当鉄道のEF58のバラエティも随分賑やかになりました。
あと忘れちゃいけないのはカツミ模型店の「EB58」と称するHOのショーティモデル。NのEF68のどれよりも古いモデルなのですが、走りはきちんとテツドウモケイしていますし58のディフォルメとしてはなかなかいい線を言っているモデルだと思います。
このところ機関車を中心にリニューアルが進むNゲージの世界、EF58も現行の仕様が出てから大分経ちますし、二大メーカーもそろそろリニューアルの時期ではないかと思います。
出来ればそれに合わせてデッキ付きの旧仕様のモデル化もそろそろあっても良いのではないでしょうか。
・・・って、これ2017年の時にも書いたぞ(!)
光山鉄道管理局
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その折のコメントでも上げましたが、当鉄道のEF58は「偉大なる凡庸」の称号が似合う位に在籍数が多いロコでして過去それをネタに二度ほど記事を上げています。もちろんその度に在籍数も増えている訳ですが、二度目の記事を上げた以降も今回のを入れて4両増えた事になりトータルで14両くらいになった勘定になります。
まあ、一部を除いてどれもが中古かジャンクで格安に入線した物ばかりという共通点がありますがw
前回の記事以降に増えたのは「大窓」と「TOMIX」の仕様。
実は数は大いに増えたEF58なのですがその大半は「小窓のひさし付き」の仕様でして大窓や小窓でもひさし無しの仕様はあまり無かったのです。
例えばNゲージの58の初期の代表格だったエンドウなどは4両中3両までがひさし付き。それどころか後にレストア用に買い入れたASSYのボディまでもがひさし付きだったのですから偶然なんてものではありません。
エンドウの58はひさし付きの方が200円くらい高かったと記憶していますが、これはおそらく「子供や孫のプレゼントにNゲージを買おうとしたお父さんおじいちゃんが『少しでも高そうに見える方を』とか言って選んだものが多かったのではないかと思えます」
(バブルの頃のクルマの世界ではこういう購買パターンを「一番高いのくれシンドローム」とか呼んでいましたがw)
事実、エンドウのNゲージは名古屋の三越とか盛岡のニチイなんかでも売っていたので「デパートで買えるテツドウモケイ」の代表格でしたからw
KATOのモデルが小窓ばっかりというのは、これは単に偶然だと思います。
ですが前回の記事から何年か経ち、その間にかねて欲しかったTOMIXの大窓仕様やこればっかりは当分入線しないだろうと思っていた青大将仕様まで入線し、当鉄道のEF58のバラエティも随分賑やかになりました。
あと忘れちゃいけないのはカツミ模型店の「EB58」と称するHOのショーティモデル。NのEF68のどれよりも古いモデルなのですが、走りはきちんとテツドウモケイしていますし58のディフォルメとしてはなかなかいい線を言っているモデルだと思います。
このところ機関車を中心にリニューアルが進むNゲージの世界、EF58も現行の仕様が出てから大分経ちますし、二大メーカーもそろそろリニューアルの時期ではないかと思います。
出来ればそれに合わせてデッキ付きの旧仕様のモデル化もそろそろあっても良いのではないでしょうか。
・・・って、これ2017年の時にも書いたぞ(!)
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この記事へのコメント
しかし、引退してしまうと寂しくなるもので、現役時代は全く欲しいと思わなかった模型に手を出すことに…
大窓、小窓、茶色、青色、お召などバリエーションが豊富なので何両でも欲しくなるし、何両あっても困らない機関車ですね。
ただ現役機がいなくなった現在どういう文脈でどれをモデル化するという問題がありますね。TOMIXには引っ張る客車も43系35系くらいしかなくてKATOのように列車セット合わせという手が使えませんし。
あと、マイクロでなければどこでもいいので66号機早く出してください!(これもひさし付きですね)
今の状況はNゲージがKATO製品が、HO/16番ゲージは天賞堂製品が主流になっているので、ユーザー様は(私も含めて)特定番号仕様で出してもらいたいと過度に期待をかけていると思います。特に35号が発売したときはよくやってくれましたと歓喜したくらいです。あとは36号もやってくださいと期待してます。(天賞堂製品はとっくにやっている)
ただ気になるのは両者の製品は図面と照合するとオーバースケールで、カーブレールの通過半径を考えての結果と見てますのでユーザー様がそこまでいうことは控えるべきでしょう。
>別に珍しい機関車でもないので、現役時代は殆ど意識してしませんでした~
わたしにとってはED75やEF64がこれに相当するのですが、ある時代にはそれこそ腐るほど目にしたのに、いざ絶滅寸前になると当時の思い出全般の代表の様に忘れられなくなる機関車という物はあるものですね。
中でもEF58はバリエーションが豊富なので、それぞれのお気に入りが異なるのも日常茶飯事なのでしょう。
数が揃うと並べてみたくなるのもこの種の機関車の特徴かもしれません。
>現役機がいなくなった現在どういう文脈でどれをモデル化するか~
個人的な考えですが、D51やEF58の様なロコは特定番号機をちょこちょこ出すよりも「最大公約数的なタイプ」がいつでも手に入る様にしてもらった方が有難い気がします。
ある年代には忘れられないであろう機種ならばシニアのビギナーを取り込む意味でも大事な事と思えます。
だからと言って特定番号機の製品化が悪いという訳でもないのですが。
わたしにとってエンドウのEF58は発売直後に名古屋の三越で買ってもらった思い出のあるロコなので、今でも店頭で中古を見つけるとつい手に取ってしまうモデルです。
超腰高でディテールも殆どなく、テールランプに至っては単に「赤の筆刺し」に過ぎないのですが、それでも他の細密モデルよりも「テツドウモケイ」を感じさせるモデルだと思います。
>図面と照合するとオーバースケールで、カーブレールの通過半径を考えての結果~
「走らせる模型」と「飾るためのモケイ」が常に鬩ぎあうのが鉄道模型全般に言える宿命みたいなものですから、どうしてもスケールアウトやディフォルメは避けて通れないと思います。
メルクリンなんかはそれこそ数十年かけて車両の造形を「ブリキのオモチャ」レベルから「スケールモデル」に近づけてきた歴史を持っていますから、この辺りはNゲージも長い目で見ていかなければならない所ではないでしょうね。
(マイクロや真鍮製はちょっと躊躇)
KATOならEF13更新の車体とEF58の足回りを組み合わせれば簡単そうですが……
実はわたしも同じ事を考えていました。
既にEF13をリリースしているKATOが最もデッキ付き58の製品化に近い所にいると思うのですが、似たパターンでC62の上回りとD51の下回りで出来そうなD52がいつの間にか予定から消えてしまった例を考えるとどういう物かとも思ったりします(汗)
9600とD52はマイクロ製も奇跡的に出来が悪くない(良いとは言わない)そうなのですがなかなか市場に出回らなくて。
>匿名希望さん
>
個人的な感触も加味してマイクロの蒸機で出来が良いのはC52、8200、4110、E10、7100辺り、D52、C11、C10辺りがアベレージかなという気はしています。
9600はかなりのバリエーションがあり、しかも評判が良かったので中古の出物は比較的見つけやすい気がします。