カワイモデルの60形蒸気機関車
今回はこの春に入線した16番モデルから。
先日、惜しまれながら閉店したカワイモデルの物と思われる60形蒸気機関車です。
一見するとフリーかショーティのモデルに見えますが「明治22年にドイツから讃岐鉄道が7両を輸入、後に山陽鉄道を経て国鉄に編入された」(科学教材社「75年版工作ガイドブック」290Pより引用)という経緯を持つ歴としたスケールモデルなのだそうです。
カワイモデルがこれを製品化したのは1950年代後半くらいなのだそうですが、大きめの動輪のまま明治の蒸気機関車の雰囲気をそのまま縮めた様な佇まいは(細密ではない物の)面白い雰囲気を感じます。
さて、このモデル値札を見て思わず目を疑いたくなる様な安さ(2千円札でおつりがくる位のお値段w)だったので「これは絶対何かあるな」と思って検品したのですが案の定というかやっぱりというか見事な不動品でした。
ボディと足回りを繋ぐねじの片側が欠落しガタついている上に資料写真では視認できるモータへの配線も見当たりません。そもそも集電パーツがどうなっているのかすらわからないのです。
あと、カプラーは前後とも欠品でしたw
これを出して来た店員さんの話ですと入荷後検品なしで陳列したのだそうですが不動の原因を追究しきれなかったとの事。
わたしとしてもレストアできるかどうか現時点ではわからないですが、なにしろあの安さですし機構が単純そうなのでモータの交換か配線のやり直しでどうにかできるかもしれないと思い財布を開きました。
ボディはダイカスト製と思われる、サイズの割にはずっしり重いもので細密さには欠けますが信頼性は高そうな印象です。
走らせることが出来れば結構楽しめる素材ではないでしょうか。
おそらくこの60形、今年のわたしへの宿題の様なものかもしれません。
光山鉄道管理局
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一見するとフリーかショーティのモデルに見えますが「明治22年にドイツから讃岐鉄道が7両を輸入、後に山陽鉄道を経て国鉄に編入された」(科学教材社「75年版工作ガイドブック」290Pより引用)という経緯を持つ歴としたスケールモデルなのだそうです。
カワイモデルがこれを製品化したのは1950年代後半くらいなのだそうですが、大きめの動輪のまま明治の蒸気機関車の雰囲気をそのまま縮めた様な佇まいは(細密ではない物の)面白い雰囲気を感じます。
さて、このモデル値札を見て思わず目を疑いたくなる様な安さ(2千円札でおつりがくる位のお値段w)だったので「これは絶対何かあるな」と思って検品したのですが案の定というかやっぱりというか見事な不動品でした。
ボディと足回りを繋ぐねじの片側が欠落しガタついている上に資料写真では視認できるモータへの配線も見当たりません。そもそも集電パーツがどうなっているのかすらわからないのです。
あと、カプラーは前後とも欠品でしたw
これを出して来た店員さんの話ですと入荷後検品なしで陳列したのだそうですが不動の原因を追究しきれなかったとの事。
わたしとしてもレストアできるかどうか現時点ではわからないですが、なにしろあの安さですし機構が単純そうなのでモータの交換か配線のやり直しでどうにかできるかもしれないと思い財布を開きました。
ボディはダイカスト製と思われる、サイズの割にはずっしり重いもので細密さには欠けますが信頼性は高そうな印象です。
走らせることが出来れば結構楽しめる素材ではないでしょうか。
おそらくこの60形、今年のわたしへの宿題の様なものかもしれません。
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この記事へのコメント
使用例に<<鉄道模型の制作に>>というのがあるのですが、イラストにこいつらしきBタンク機(前部にベーカーカプラーが付いているのでHO付近のものを想定?後方にはカプラー自体がないけど…)とDB10らしいロッド付きディーゼル機の姿があります。
タミヤ、自分の所で出してないくせに選ぶ車両がマニアックすぎるよ・・・というか、ロッド部分までプラ材で作れないだろうに、なぜわざわざロッド付きの車両をイラストにした?
縦型モーターが実際に動くことから始めるとしても磁石が弱くなっているとダメですので、最悪の場合は(LSのプラモデルと同じく)客車や貨車のたぐいに動力ユニットを組み合わせてブースターに押される車両にすることが一番の解決になるかもしれません。集電板についてはモーターが使えるならKATO製品の導電材を活用して、配線工事をするようです。
カプラーはネジ式連結器をイメージしてベーカータイプにしましょう。
※KATO製品のポケットラインのSL列車みたいなものを考えてください。
プラバンのイラスト!ご指摘で思い出しました(汗)
昔の「模型とラジオ」なんかは平気でプラバン素材の車両工作記事〈製作記ではなく「作り方」になっているところがミソw)を上げていましたが、まさかタミヤもあの記事を見てイラストに使った・・・なんてことはないですか(笑)
60形のコンディションについてはこの後の分解・チェックで新たな事実が分かった事もあるので、近いうちに続報を上げたいと思います。
ただ、現時点ではユーレイ使用での走行で走らせてはいますが(汗)
プラバンの裏の紙だと文字がつぶれて確認できませんが、TMSの1973年8月号(No.290)p.49にある極めて初期の広告で、このBタンク機のイラストが乗っており、サイドタンクに「60」という数字が確認できました。
この年の3月号で片野正巳さんが1mm厚のプラ板を「入手しにくい」って書いてあったので、おそらくこの間で出回ったかと思われます。
>レサレサさん
>
先ほど近所の模型店でプラバンのパッケージを確認しました(笑)
今でも1.2ミリ厚のプラバンは売れ行きがいい様でこれだけが異様に減っていたのがなんともです。
1972年3月号の片野氏の記事は「PECOのLMSジュビリーを日本風に改造する」記事でしたね。