7月3日なのでED73のはなし

 今回は久しぶりに日付絡みの語呂合わせネタから。
 今日が7月3日なのでED73を取り上げたいと思います。
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 故郷ではED75しか見る事のなかったわたしにとって、同じ交流機でも活躍の場が九州北部に限られていたED73はとても気になるロコのひとつでした。
 故郷や現住地で見る電気機関車は貫通扉の必要性から「半流線形」を名乗りながらも絶壁みたいなフロントフェイスでメリハリに欠ける印象だったのですがED72やED73は鳩胸というか逆スラントノーズのモダンなお面で惹かれるものがあったのです。
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 加えてED73の場合、組み合わされるのがこれまた当時もっともモダンなデザインの20系客車の「さくら」なんかでしたからイメージとしてもとても垢抜けた印象を刻み付けられたものです。
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 実車の方はED72から蒸気暖房機を除き車体を短縮化させた貨物(とブルトレ)専用機の扱いでしたが、その成り立ちゆえか軸重が重くなり運用範囲が限定されたせいもあってか、割合早い段階でED76やEF70などに振り替えられたという一種薄幸な機関車だった様です。
 保存機も1両もない様ですし。
 イメージとしてはモダンな感じもあるED73ですがどことなく儚さをも感じるのはそういう経緯も関係あるのかもしれません。
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 Nゲージでも本機のモデル化は比較的遅い方で、プラ量産品としてはマイクロエースが発売、一時期見られた「151系九州乗り入れ対応編成」のセット〈151系編成にサヤ420を組み合わせた仕様)もリリースされていました。
 (クラブのメンバーの一人がこれを持っていまして、運転会で走らせているのを見るのが楽しみだった思い出もありますw)

 流石にそっちの方は手が出なかったのですが、数年後にKATOから1000番台がリリースされた時には半分舞い上がる気持ちで速攻で入線させた思い出があります(実車を見た事もないのに汗)
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 モデルの走行性能もなかなかスムーズで惰行もほどよく効くので単機で走らせても楽しい機関車ですが、やはり20系を繋げた時が一番似合う様な気もしますね。

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2024年07月06日 12:10
ED73といえば、ED72とともに九州の一部地区のみでしか運用されてなかった量産機ではあるけど試作機みたいな機関車でしたね。
私はマイクロエースのED73を導入したのですが、台車のステップが逆(運転席でない側)に付いているとんでもないエラー品でした。
無料でメーカー修理または、正規の台車を送ってもらって自分で修理するか選べたので、台車を送ってもらって自分で修理しました。

それにしても台車のステップが逆ということは金型を作る時点でミスをしている訳で、鉄道模型のプロがこのような初心的なミスをしたのに驚きました。
製造中にも誰も気付かなかったのか?出荷する段になっても誰も気付かなかったのか?そもそも検品はしたのか?
あんたら其れでも鉄道模型のプロ集団なのか?

今思い出しても謎ばかりです。
鉄道模型大好きおじさん
2024年07月06日 12:14
マイクロエースに限った話ではありませんが、鉄道模型メーカーは他のジャンルの模型メーカーと比べてミスが多い気がします。
高額な価格に見合うだけの仕事をしてもらいたいものです。
ろくすっぽ仕事もしないのに、ストライキなどで工程を遅らされては堪りませんね。
光山市交通局
2024年07月08日 23:19


>鉄道模型大好きおじさん
>
>マイクロエースに限った話ではありませんが、鉄道模型メーカーは他のジャンルの模型メーカーと比べてミスが多い~

 ミスが多いというよりも「ミスが発覚しやすい」という方が近い様な気もします。
 何しろユーザーの要求レベルも他のジャンルよりかなり高いですし、製品チェックも相当真剣にやる層ばかりですから。そうしたユーザーを舐めてかかるメーカーの悪評もあっという間に広がりますね。