TOMIXの名鉄パノラマカー7000系を走らせる

 先日来ネットへのアクセスが出来ない状態だったのですが、5日の夕方にアクセスが再開され一息ついています。
 完全に回復したのかは微妙なところなので、しばらくは様子見ですが、とりあえず本日の記事を上げようかと思います。
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  この間から昔の私鉄特急列車のモデルをレイアウトで走らせているのですが、思えば1980年代から1990年代にかけてのTOMIXは当時人気だった私鉄特急車両を矢継ぎ早にリリースしてNゲージを華やかに彩っていた物でした。

 わたしが入線させたモデルは21世紀に入って以降、中古で比較的安価に出回っていたモデルばかりなのですが改めて見てみると目ぼしい編成は大概製品化されていると言って良いほどの層の厚さを感じさせます。実車が走っているところのユーザーはもとより、実車に乗った事はおろか見た事もないユーザーでも「あっ、これは走らせてみたい」と思う様な電車をモデル化して見せた辺り、当時のTOMIXのラインナップがユーザーのすそ野を広げる上で大きな役割を果たしていたのは間違いありません。

 なので、この機会に改めてTOMIXの私鉄特急モデルのいくつかを引っ張り出して思い出してみようかと思います。
 ただ、物が中古なだけに「ピカピカの現役時代」を連想できるかは難しいところですが(汗)
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 今回はまず名鉄パノラマカー7000系から。

 「先頭車が展望席」というのは誰もが一度は憧れる電車だと思うのですが、このジャンルで小田急のロマンスカーと並び双璧とされるのは名鉄のパノラマカーである事は間違いないと思います。
 展望車である事に加えて、鮮やかな真っ赤な車体の与える印象は非常に強いですし、側面の一続きに見えるサッシのモダンさもそれをより強めています。
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 TOMIXがこれを製品化したのはLSEとほぼ同時期の1982年の事ですが、展望特急の双璧をいち早くリリースして見せた当時の勢いは全く凄かったと思います。
 この時期はわたしの模型の趣味の中断時期と重なる物の、専門誌でリリースを知った時には「Nゲージでもこれが出たのか!」という感慨がありました。
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 加えてこれらのモデルが大概のデパートや模型店を通じて「全国どこに行っても買う事ができた」のですから、HOゲージ〈16番)でもなし得なかった事ではないでしょうか。
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 わたしが今回走らせたのは、後から追加された白帯付きの特急仕様4連ですが、車体長が短い事もあって小レイアウトでもそこそこ映えるモデルではないかと思います。
 動力は他のモデルと同様に初期のスプリングウォーム伝達のややノイジーなものですが、走行性自体はパワフルで安定した走りでした(まあ、今のモデルほどには繊細なスローは効きにくいですが)
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 ボディ造形も特徴的な先頭車の印象を良く捉えていて走らせた時の満足感も高かったです。ただ、特徴のひとつである前面の排障器がボディと同色なのが気にはなりますが、これも色刺しすればかなりのバージョンアップが得られますからやってみても損はないのではないかと。

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

さいとう たいいち
2024年07月06日 22:22
かつて雑誌RM MODELSに「(人類補完計画)名鉄電車を補完する」記事があり、40年前に製品を改修工事してリアリティのあるものに仕上げた車両が掲載されました。その後その車両を実際に見る機会がありました。地元の方々は細かいところを調べて手を加えるとのことでした。破損した場合は8800系の台車を購入して実物通りに仕上げたそうです。

今はフルモデルチェンジした製品なので旧製品は入れ替えて中古品として大量にだされてます。というのは故障が出ても(メーカーでは)修理できないからです。
光山市交通局
2024年07月08日 23:23


>さいとう たいいちさん
>
 外見なんかは実物を調べる事で改修やグレードアップさせる楽しみもありますね。
 動力系に関してはモデルチェンジで改良されるペースがここ最近上がっているので旧製品のリペアよりも性能のいい最新モデルを選ばせる方が戦略上は良いのかもしれません。

 この辺り最近の電車や自動車の設計ポリシーに似ていますね。

 ただ、そうなると困るのはわたしの様なへそ曲がりですが(汗)