カワイモデル60型蒸機を(半分)復活させたはなし

 何事もそうなのですが、それまでスローペースでなかなか進捗しなかったことがあるタイミングで一気呵成に進展するという事はよくある事と思います。
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 5月のGW時期に入線してトレーラー状態が続いていたカワイモデルの60型蒸機なんかは正にその典型で、購入後丸々ひと月野ざらし状態だったのが、何の気なしにできたモーターの復活をきっかけに一気に進展しました。

 モーターが生きている事が分かった時点で問題は集電系に絞られたのですが、何しろ元のパーツがごっそり欠落している上にヒントになる様な設計図も無し。
 ネットで拾った数枚の写真から構造を類推してある程度自作するしかありません。
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 先日の上京で必要と思われるパーツは揃えたので、それを基にどうにかそれっぽい物をでっちあげました。
 元のモデルは動輪上部に集電シューが掛かっている構造の様だったので市販の集電板を適当に曲げてリード線をはんだ付け、モータにも結線するという単純なものですが、集電シューを固定するパーツ(恐らく絶縁シャフトを介してビス止めしているのではないかと思います)が無かったので強引に厚手のプラバンで代用せざるを得ませんでした。

 それでも通電するとモータが回るのでとりあえず一安心。

 あとはボディを装着して試運転…だったのですが、今度はまたしてもうんともすんとも言わない不動状態に逆戻りです。
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 今度は何かと思いモータを外して通電するときちんと作動するからますますわけがわからなくなったのですが、今度はモーターとギアのかみ合わせがきつくて回らないらしいと判明、モーター位置を前後に微妙に調整(これが簡単にできるのがレトロ16番モデルのいいところなのですが)したのですが、ここで知った新たな事実。

 車輪側のギアが見た目で分かるくらい削れていたのです。どうしてこれに気付けなかったのか(汗)
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 ギリギリかみ合わせが作れる程度に位置を調整したのですが、走りははっきり言って「クラッチの滑ったMT車みたい」ななんとも緩い走行性となりました。
 流石にギアを入れ替えるのは今の工具と技量ではちょっと(そもそもバラのギアをどう調達するのかが決まらない)なので今はこの現状で我慢と言ったところですか。
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 ですが購入当初は店員ですら不動の原因が特定できなかったジャンク車を曲がりなりにも復活できたのは、わたし的には得難い経験だったと思います。
 その辺りについては次の機会にでも。

光山鉄道管理局
 HPです。


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