「梅桜堂」のペーパーストラクチャーに挑む・2

 先日中古を入手した梅桜堂のペーパーストラクチャーの続きです。
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 寝る前の1時間くらいを使って大体六日くらいで形は仕上がりました。
 (このメーカーのストラクチャーは通常品は未塗装なので実際にはこれに塗装の工程が加わる事が多い)

 ただ、これらの工作の中心となった時期が梅雨末期の高温多湿の条件だったのは辛かったです。というのも湿度が高い状況だと素材が湿気を吸ったせいかカッターの刃が通りにくかったり切り口がけば立ったり、ボンドのノリも今一つよくなかったり(そもそも乾燥しづらい)でいつもよりも手古摺ったのも確かです。
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 やはりこの手のキットは梅雨明け以降にやるのに限るのかもしれません。

 みにちゅあーと等の先行メーカーの製品を研究して製品化しているらしく、それらのメーカーのウィークポイントのいくつかをクリアしているのがこのメーカーの特色。
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 それが一番わかりやすいのは瓦屋根の表現です。
 先行メーカーの多くは印刷や薄手のモールドで瓦を表現しているため見ようによってはのっぺりした感じになるところを梅桜堂は瓦の畝を短冊状に別パーツ化し、貼りあわせで瓦の立体感を出しています。このためジオコレなどのプラ整形品よりも瓦屋根の立体感がシャープに出ており細密感に貢献している印象です。

 一方で引き違い窓を一々貼りあわせで表現しているせいか他社のキットにある透明プラバンはありません。尤も窓ガラスを入れようとすると他社キット以上に手間がかかるのは間違いありませんが(笑)
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 看板建築のファザードの細かさ、細密さは他者を圧倒するレベルで立体感もたっぷり。ジオタウンやみにちゅあーとの建物に混ぜ込んでもなかなかの存在感を見せます。
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 手間はかかりましたが、組み立て説明書も貼り合わせの順序を明記しているので失敗も少なくなかなか親切だと思います(だからあんなに分厚かった訳ですね)

 ペーパーキットゆえの長所を最大に活かしたキットでなかなか楽しめるアイテムでした。

光山鉄道管理局
 HPです。


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