カラーブックスの「JRの動態保存車両」

 今回は鉄道ネタのカラーブックスから。
「JRの動態保存車両」(諸河 久・花井 正弘 共著)をば。
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 本書は平成4年現在JR各社が動態保存している車両を紹介しているものですが、本の性質上メインとなっているのは専ら機関車となっています。
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 当時から有名だったEF58 61やD51 498などがメインを飾っているのは勿論ですがC57 1の「やまぐち号」やED18のトロッコ列車などの動態保存車両の牽くイベント列車の探訪記にも一章が割かれていたりします。

 本書に出てくる機関車の大半は後にNゲージの完成品としてリリースされているので、ガイドブックとしては今でも通用するかもしれません。
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 さて、本書が出てから30年経ちますが、その間にC61とかC58などレストアを経て復活した機関車も出てきていますし、またそれらがイベントや観光用に運用されたりする様になりましたから、ある意味時代の様変わりを感じさせはします。
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 今もカラーブックスが出続けていたら多分この本も続編が編まれていたでしょうが、そこが惜しい気がしますね。

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

さいとう たいいち
2024年07月31日 22:10
JR東日本ではディーゼル機関車と電気機関車に関しては引退させるそうです。JR東海では機関車がなくなり、保存展示扱いの車両は持たないといいます。保育社のカラーブックスがなくなったのは仕方ありませんが、毎年恒例の鉄道ダイヤ情報に蒸気機関車のガイドが特集されるので問題ないと思います。

機関車のたぐいは残っていても牽引の列車がないと意味がありません。客車の保守も大変だそうですので、鉄道会社にとっては頭を抱えるようです。
光山市交通局
2024年08月02日 22:02


>さいとう たいいちさん
>
 かつては機関車も客車もそれこそ腐るほどあちこちに居た存在だったのに今ではあっという間に絶滅種になるとは時代の無常を感じさせられますね。

 かつて鉄道博物館で「本物の石炭」が展示品扱いになっていたのに驚きましたが、いまではそれが機関車そのもの客車そのものが同じ様な存在になりつつある訳で。

 そうなると鉄道模型の役割が今後クローズアップされてきそうですね。