カツミ模型店の「ED58」
今年に入ってから「EF58ネタ」が続いている当ブログ。他の記事に比べてこのネタは反響が大きい様で書いているわたしも驚いています。
今やEF58は偉大なる凡庸どころか人気の点では依然大スター級なのでしょう。
今年に入って入線させた58はKATOにしろTOMIXにしろ相当な旧モデルで格安どころの騒ぎではないお値段(最近は中古でも結構なお値段の事が多いですし)で入線できているのですが、ここに来てまたまたKATOでもTOMIXでもない「ゴハチ」が入線してきたのですから世の中は分からない物です。
といってもHOゲージのフリーモデルですが。
物はカツミ模型店がかつて出していた「ED58」
以前紹介したフリーのEB58の姉妹モデルとでも言いましょうか。EF66からED66やEB66といったフリーモデルが出た様にEF58を小運転向けにショーティ化させたモデルなのですが、流石に図体は普通のED75やED61に匹敵する堂々たるもので、走りっぷりもEB58よりもはるかに豪快です。
資料などによるとED58というのは製造時期によってかなり外観に差異が大きく、それもボディよりも足回りの変化が大きかった模様です。
今回入線したのはその中でも初期のものらしく、台車枠が実に堂々たるものでカプラーも台車マウントになっています。
また、よく見ると前後の台車はねじで連結され、台車の回転が起きないような工夫がされているのが目新しいところでした(って、50年以上前のモデルに目新しいなんてのもおかしいですが)
年式を考えると前述の様に走りはなかなか豪快且つスムーズで、元気のいい走りを見せます。
ボディに関しては材質の変化はある物の基本的にデザインは変わっていない様ですが、それでも下回りの重厚さに引きずられた様な豪快な印象を受けました。
(後期のモデルは他の既存電機の台車を転用しているのでもう少し華奢な雰囲気です)
ところで今回のED58は機番が「61」というのがなかなか(笑)お召し仕様に改修してみましょうかね(まさかw)
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
たいがい中古品として出てくるのは後期製品でしかも物価上昇に合わせてよい値段がついてます。
フリースタイルであればこっちのほうがEF58に近いと思いますが、台車枠はどこから転用したのかわからずじまいです。とりあえず同じカツミ製品の自由形ボギー客車をお持ちであるというので、その列車に仕立てることで「1960年代の普及商品」にしてみてください。イベント会場で走らせることで関心を寄せる人たちが出てくることでしょう。
なお後期製品に近い形態は札幌市内にあった定山渓鉄道のED510形が該当します。自由形客車よりも私鉄の貨物列車の牽引にふさわしいです。→長野電鉄の貨物列車にこの機関車が出てくる
今回のアイテムはわたしにとっても掘り出し物だったと思います。
ボディより目立つあの足回りのせいか後期モデルとはまるで別物に見えるのは不思議です。
(実は後期モデルもボディだけ入手していますが、足回りの手当てが付かずそのままです汗)
仰る様にカツミのボギー客車が似合いそうな機関車ですね。
ED58の車体だけある件ですが
下回りとなると困ったな~と思います。
軸間距離31mmの台車となるとED70かED75系列になります。だけど動力ユニットはどうしますか?です。再生産されたキャノンモーターEN22とエンドウのMPギヤシステムしか頭に浮かびません。
おっしゃる通り部品確保することの方が大事かもしれません。
>さいとう たいいちさん
>
何しろモデルが古い上に年式によって構造が変わってくるとなると厄介ですね。
レストアに拘らずつけるパーツを組み合わせるのが得策と思うのですが、パーツやギアの適合はぶっつけ本番に近い形になりそうなのがまたつらいところです。