「オオカミが鉄道模型をはじめるマンガ」

 今回もJAM2024の(わたし的に)狙い目アイテムのはなしから。

 前回紹介の「TEZMO SYNDOROME」と同時発売のコミック「オオカミが鉄道模型をはじめるマンガ」(作 らつた)をば。
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 本作は同じ作者の「オオカミが電車を運転するだけのマンガ」の姉妹編として一昨年辺りからRM MODELSで連載されていたマンガの単行本化です。
 登場人物も前作から引き続き出ているキャラも多く(というより「前作の10年後」のはなしらしいです)

 指導運転士に昇格した主人公の大神たち(勿論オオカミ)が「会社のイベント展示でレイアウトを出展する事になり、大神はじめ毛鉄研修センターから急遽集められたスタッフたちが、ああでもないこうでもないとレイアウトを作り上げてゆく」という話を通して「鉄道模型とレイアウトの製作入門」をマンガ化した一種のハウツーコミックの体裁。

 てんやわんやの末にレイアウトが形になって行きますが、さてどうなりますか


 というのが大まかなあらすじ(も何もほぼ全編がこの通りの内容なのですが)
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 鉄道模型に限らずかつてはこの種の入門マンガは見るからに「入門書をマンガにしただけ」レベルでマンガとしての魅力の点でやや見劣りする物が多かったものですが、かの「サルでも書けるマンガ教室」のヒット以降はマンガ単体でも楽しめる入門マンガが次々現れました。

 更に今世紀に入ってからは普通のマンガにハウツーの要素を加えて読者を引っ張る方向(最大の成功作が「ゆるキャン△」ですが、鉄道模型ネタでも「初恋れーるとりっぷ」「不器用な巧ちゃん」を以前紹介しています)増えていますが、殊本作はレイアウトマンガの入門書として決定版に近い一作ではないかと思います。

 その大きな要因となっているのがキャラクターが可愛らしいオオカミのキャラで成り立っているところ。
 鉄道模型という入門マンガには地味な題材だと人間を主人公にするとどんなイケメンや美少女が出てきても最後まで読者を引っ張ってゆくのが難しい気がしますが、オオカミをキャラクターに据え、しかもそのひとりひとりがキャラクターとして立っているので入門書を離れて単にマンガとして読んでも引っ張られるのです。

 「マンガとして立っている」という事は「テツドウモケイに興味のない人でもそこそこ楽しめる」という事でもあり、普通の一般人(まあ、そこそこマンガを読んでいる人、という但し書きが付きますがw)にもお勧めできる鉄道模型漫画と思います。
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 それでいて前作の10年後という設定なので「オオカミが電車を運転~」のキャラクターの何人かも客演しているので前作を読んだ人ならさらに楽しめるというおまけつき(笑)

 わたし自身、自分用だけではなく模型趣味の弟(専らアニメモデル専業ですが)用にもう一冊買って送ろうかと真面目に考えているくらいで(そろそろ通販で買えるかな?)

光山鉄道管理局
 HPです。


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