JAM2024探訪完結編(笑)その他目についたものから
JAM2024探訪記、そろそろ見学ネタについては打ち止めにしようかと思います(戦利品ネタはまだ少し残っていますが)
今回は時間の都合もあってたった2時間かそこいらしかいられなかったのですが、にもかかわらず濃密な情報量の展示に圧倒されたのがJAMのJAMたる所以といえます。
それは細密感の高い車両やジオラマばかりでなく「おお!その手があったか」的なサプライズに出会える要素も含みます。
会場が屋内だけにライブスチームの実走なんてのはなかったのですが、実物大の機関車が会場内で子供を乗せて走っていたのには驚きました。
走行音が静かな割に汽笛だけは会場内に響き渡るほどに大きかったのが印象的でしたが、後で調べてみたらやっぱり圧搾空気で走っていた様です。
5年前の展示でもお目に掛った「室内灯装備の列車のデモ走行ブース」
編成物のHOスケールモデルで室内灯装備のフル編成を見せていましたが、個人的な感触で言わせて頂くならこういうのは夜景のシーナリィと組み合わせて最大限威力を発揮するものではないかと思います。
他のイベントでは会場全体を暗くする「夜景タイム」というのを設定していますし、グランシップでも夜景を売りのひとつにしているメルクリンや結伝社さんのブースでは会場の中でも薄暗い場所を選んで展示していたりするので工夫の余地はあると思えます。第一周りが暗すぎると肝心の列車の外観がわかりません(汗)
モジュールの中で面白いと感じたのが「シルクスクリーンで波の遠近感を表現した」もの。レイアウトの中でも「アート系」のひとつと思いますが、視点を下げて眺めればなかなか面白い効果を上げられる手法ではないかと思います。
(その代わり上から見てもその凄さが実感しにくい弱点も感じましたが)
うちのクラブでも宇宙戦艦ヤマトやネコバス、ヤッターワンなんかがイベントで走るのですが、JAMのは流石に一味違う。
「牛乳パックを動力化させて走らせる」なんて誰も思いつかなかったのではないでしょうか(驚)
わたしも最初は何が走っているのか一瞬分かりませんでした。
お座敷運転の魅力が横溢した「こたつ山脈」(と私が勝手に命名w)
HOゲージメインの時代にこれを実行した人は結構居たのではないでしょうか。面白いと同時に懐かしさを感じさせる展示ではありました。
(昔のカツミのレイアウト用品の中に「トンネルのフレームだけ用意して上から布団や座布団をかぶせて山にする」アイテムがありましたがこういうのは今でも通用する気がします)
シルバニアファミリーをモチーフに使ったラージスケールのレイアウト。車両単位、編成単位の展示は他でも見かけますがシーナリィを含めたトータルで展示したものは初めて見た気がします。ファンタジーの世界をファンタジーらしく表現するのは誰でもやりそうで意外と実行されないジャンルかもしれません。
イベントのランドマークとして超高層ビルを持ってくる展示。わたしもモジュールに高層ビルを持ち込んだ事はありますがサイズが中途半端なのであまり目立ちませんでした。本来ならこれくらい豪快なサイズでないと意味がないと思うので次のグランシップの時には何かしらやってみたい気もします。
展示物のパイクを周回する王蟲はバスコレの動力を内蔵しているそうです。がわたしの目を惹いたのはもう一つの方。
昔、わたしが子供の頃に放映されていたドラマ「走れ!ケー100」(1973年 TBS)の機関車ではありませんか!
ケー100というのは道路を走れるようになった意志を持つ蒸気機関車という設定。これが鹿児島から北海道へ、さらにそこから沖縄まで1年かけて日本中を練り歩いたロードムービードラマでした(主演 大野しげひさ、大川栄子他)
スタイルはディフォルメされているものの、種車が水陸両用車なので水上走行も可能な上に作中のある一編では車輪を換装して実際に線路上を走った話もありました。
まさかこんなところでこれに再開できるとは思いませんでした(聞いたところではごく最近、ケー100の玩具が出ていたのだそうで、それを動力化した物だそうです。知っていたら買ったのに汗)
とまあ、こんな具合に徹頭徹尾見どころに事欠かないイベントでした。
来年も是非覗いてみたい(で、せめて今年よりはゆったりと)です。
帰途のゆりかもめから見る東京湾の絶景。内海のせいか風があまり吹かず、涼しくないのが玉に瑕でしたが目の前に広がる海のロケーションにはぐっと来るものがありました。
(普段山の中の田舎に居ると、海を見るたび圧倒される悪い癖w)
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
でもシルバニアファミリーって高さ4~5cmくらいありますよね?HOサイズのレイアウトでも人形が大きすぎるのか・・・
>
スケールは確認しませんでしたが、最低でもOゲージ、事によると1番ゲージかもしれません。
写真ではわかりにくかったかもしれませんが、レイアウトのサイズは結構巨大でした。
「走れ!ケー100」は昨年放送50周年を迎えたとのことで、昨年のコンベンションには、ファンの方による実物大の模型が展示されていましたね。
また、おもちゃの方はしばらく前、(少なくともコロナ前)にアオシマから発売されていたと思います。
秋のホビーショウのアオシマブースに試作品の展示があり、1両は改造例的にバックマンのCタイプディーゼルの下回りをつけてNゲージの線路の上を走っていました。
大きさは1/43、カラーリング違いで2種類の製品がありました。
その時の展示が、Cタイプディーゼルの発売元の河合商会が倒産する前だったか後だったか覚えていません。
その後、店頭で製品を見かけた記憶があるので発売されたことは確かです。
>たしかアオシマから
これ見覚えあると思って調べてみたら、自分がよく見ているサイトでだいぶ前(2008年)にこれをの改造方法を紹介していました。
個人サイトなので直リンクは張りませんが「Nゲージ蒸気機関車」(一般名詞なので「蒸機神」の方が検索で見つけやすい)というサイトの、トップページやや下にある「「蒸機の工作」すべて」というコーナーの一番下の方にある「ケー100(改)」ってページです。
なおここで初めて知りましたが、この模型は小さく見えるけど足回りがNのくせに車体が1/43とOスケールの超ナロー機だそうで。
本放送以来あまり顧みられない作品だと思っていたのですが、実物大レプリカが作られるとは、意外に隠れファンの多い作品の様ですね。
1/43ならミニカーの国際標準スケールのひとつなのでそれなりに使いではありそうですね。どこかにいい出物がないかな(汗)
>レサレサさん
>
「蒸気神」サイトにこれの記事があるとは気づきませんでした。先ほど検索でようやく記事を見たところです。
1/43スケールで思い出したのですが、この間紹介したスカイネットのマツダボンゴ軌道車もサイズ的に同じスケールではないかと思われます。アオシマはNゲージ利用のラージスケールが好きなのかもしれません(笑)