JAMの戦利品から ペーパーストラクチャー編

 帰省のはなしと順番が前後しますが先月のJAMの戦利品から。

 即売ブースを回ってみて前回に比べて増えているのは「ペーパーストラクチャーのメーカー」ではないかと思います。
 ここ数年の間(それもコロナ禍の前後から)じわじわとメーカーが数を増やし、わたしも主にネット広告なんかでその存在を知ったものも結構あります。
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 今回のJAMではその中のいくつかを見て回ることが出来ましたが、今回有難いと思うのはネットではよくわからない実物の作例を実際に(事によっては手に取って)確かめられる事でした。
 特にサイズに関しては通販の広告では今一つイメージしずらいところがあり、出来上がってから「思ったより大きい(小さい)な」と感じる事も一度や二度ではなかったからです(まあ、それで困った事もありませんが)
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 まず赴いたのは、先日店舗を作ったばかりの「梅桜堂」
 ここではNスケールの住宅A/Bを選びました。ちんまりした形状ですが、都市部によくある「建蔽率一杯に立てられた住宅の集まり」の表現には好適(同じコンセプトの住宅はジオコレやみにちゅあ―とでも出ているのですが、設定年代がやや古めなのと、同じ家が何軒も続く不自然さを解消するためにも家の種類が増えるのはとにかく有り難いです)と思います。

 このメーカーはNだけでなく16番スケールの一般建造物にも力を入れており今後の期待が大きいところですね。建物類は木造建造物が主体で昭和20~30年代を想定した製品が中心です。
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 その近くでは昨年マンションや現代風の商業ビルの製作でお世話になった「東京ジオラマファクトリー」がほぼ全ての製品の見本を出していてこれまた見ていて楽しかったです。
 こちらは時代的に昭和40年代後半~平成中期くらいまでの比較的近代的な物がメインですが、レーザーカッティングのかっちりした造りは近代建造物にはよく似合う製法と思います。

 ここでは昨年の製作で「どちらにしようか迷った」マンションの別バージョンを購入。こちらは山の中腹よりも平地の住宅地か商店街の裏なんかが似合う4階建ての昭和40年代テイストの奴です。こちらの展示では最近リリースの「ドライブイン」の見本も展示されていましたが、物が予想よりかなり大きかったので次の愉しみとして購入は見送りました。
 (ですが形状のリアリティは絶大で作り甲斐のありそうなアイテムなので土地の都合がつき次第買うと思います汗)

 このほかに前回お目に掛ったパーミルや甲府モデルなども参加していましたが、前回に比べると「レイアウト上に『普通の街並み』を作るハードルはここ数年で一気に低くなっている事を実感します(この点については思う事もあるのですが、それについては次の機会に)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

匿名希望
2024年09月11日 11:57
レーザーカッターの普及でペーパーキットも増えてきましたね。
まだ3Dプリンタのようにちょっと家庭で買ってみるわけにはいかないようですが。
光山市交通局
2024年09月12日 21:22
>匿名希望さん
>
 レーザーカッターの登場がペーパーキットに一大変革をもたらしたのは間違いないところだと思います。

 さすがに個人が趣味で使うにはまだハードルは高いですが、ガレージキット的なラインナップを目指すサードパーティにとってはプラやブラスよりも生産数の調整が容易なことと、(設計の手間を別にすれば)思い立ったらすぐに生産できる小回り性が強みではないでしょうか。

(個人レベルだったらクラフトロボ辺りが適当な気がします)