エーダイナインのEF65 1000
帰省の散財アイテム・その1から
前に紹介しましたが、帰省の往路で某ショップで見つけたヴィンテージモデルの群れの中から
まずはエーダイナインのEF65 1000番台2両をば。
この「2両」というのが曲者である事にお気づきの方もおられるかと思います。
エーダイナインのEF65は動力車とは別に「重連用の動力なしトレーラー」というのが設定されており、それを入れた2両セットも存在していたのだそうです。
今回の個体はそれぞれバラ売りされていたものですが元々はセット売りだった可能性もあります(その理由は後述)
わたし個人は既にエーダイの65は入線させていたので今更追加する気はなかったのですが、検品で箱から出した時にハッとしたのです。
「うちのとはパンタが違う!」
うちに入線している65は下枠交差式のPS22(これがまたエーダイ特有の造形でモデルの個性となっているのですが)でしたが、今回の個体は菱形パンタのPS17の仕様。
このパンタがまたKATOともTOMIXとも違う「シューまで含めた全金属製パンタグラフ」
この手のパンタは昔のエンドウやGM製なんかにもありましたがNゲージで全金属製パンタ搭載のEF65なんてエーダイくらいしかないのではないでしょうか。
さて、エーダイの65の特徴にはもう一つ「車体番号が貼り付け式」というのがあります。これもまた他社にはないものなのですが、今回のM車のパッケージにはそれは入っていませんでした。
まあ、コレクターでもない限りそこまで拘っても仕方がないので、トレーラーともども購入したわけですが、帰宅後トレーラーの方の箱を開けてみたら「こっちの方に2枚入っていた」のに腰砕けました(笑)
二つのモデルは離れた所に置いてあったので、もしM車だけだったら「ナンバーヘッドマークなし」になっていた筈なので、まとめて買ったのは正解でした。
が、今回の二つは元々は重連セットのバラシだったのではないかという推定も成り立ちます。少なくとも前ユーザーは同じ人だったのでしょう。
尤もヘッドマークの方は劣化が進んで「絵柄の半分くらいが欠けていましたが」
走行性については手持ちのエーダイモデルの中でもかなり好い方。ノイジーさも少なく割合スムーズでしたし、トレーラーの軽さもあって重連でも息を切らしません。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
PS17の仕様は1040~1055なので東北線のコキ10000系牽引列車を想定していたのでしょう。
エーダイとしては後発品なので何か変わった仕掛けや製品を出すことで購買意欲を集めるようです。その例として「ICサウンドシステム」や駅の発車ベルがそれです。
T車は鉄板な床板という豪快な構成だったように記憶しています。
ICサウンドシステムをはじめ、ICSシステムについてはエーダイだけでなくその製品を引き継いだ学研の意向が色濃く反映されているように思います。
学研はもともと電子工作系の製品化に積極的なところでしたし
(ICサウンドシステムは旧学研製の583系にも搭載されていました)
ICSなどはDCCの日本導入に先んじて列車ごとの独立制御システムをものしていましたが、こうした学研の先進性とエーダイの企画力がうまく噛み合っていたら、もっと凄い事になっていたのではないかといまさらながら夢想してしまいます。
現実には学研の体質的な堪え性のなさが祟って長続きしませんでしたが(涙)
>匿名希望さん
>
先ほど改めて確認してみたところインレタではなく仰る様にシール形式でしたね。
よく確認していなかったので間違えてしまいました。この後本文も修正したいと思います。ご指摘ありがとうございました。
私は脱線が怖くてEF67も61-200も補機運用出来ずにいます。
>匿名希望さん
>
重連用の電気機関車はマイクロなんかがセットで出す事があるのですが「ただモーターを抜いただけなのでやたらと重い」のが難点です。
(本当に重連運用したらただの足手まといになるような気が)
エーダイの65は単にモーターを抜いただけでなく、専用の床板を用意して軽量化を図っているのが真面目だと思いました。
重連とは違うのですが、先日発売のTOMIXのSL銀河のキハ141はC58との協調運転に備えて「モータの電圧を微調整するつまみ」が付いていました。
全ての車両には期待しませんが、重連前提の機関車なんかにそういう装備があれば以外に有効かもしれません。
KATO製品は動力ユニット2両編成で(DCC準備する前提)協調運転
TOMIX製品はモーターそのものを調整することで協調運転
EF63が発売された段階でどちらが良いか考えてしまいます。
実際にレイアウトの中で走らせるなら脱線事故を起こさないように考えなくてはと頭を抱えてしまいます。
モーター抜いてもダイキャストフレームで重いだけでNGですし。
足回り自作するしかないんですかね。
重連もそうですが、瀬野八を再現するような「後補機の編成」なんかはもっと厄介ですね。下手をすると2両に挟まれた客車や貨車が異様な脱線をやらかしますから(実は以前そういう経験もしています)
SL銀河の場合もそれに近い条件なので動力の調整機能があるのは助かります(でも結構微妙な調整が要求されますが)
>匿名希望さん
>
マイクロなんかの例を見ているとエーダイのEF65は結構真面目にやっていると思います。
HOですが天賞堂の重連用ED75を持っていますが、16番の場合、独立したウェイトブロックを補重している事が多いのでそれさえ外せば結構軽い事が多いですね。動力とウェイトが一体化しているNゲージ機関車の特性を考慮した重連用トレーラーの製品化を望みたいです。