帰省の戦利品・エンドウの9600それから
先日の当ブログで入線報告したエンドウの9600のそれからのはなしです。
今回入線した96が動力に関しては不動品である事は前回おはなしした通りですが、通電してもモータが温まらないところからおそらく何らかの理由でモータに通電していない可能性が高いと踏んでいました。
このモデルはテンダ内にモータを内蔵した、いわゆる「テンダードライブ」ですが、集電はエンジン部からも行っているため両者をつなぐドローバーも通電機構が付いている訳ですが、御覧の通り通電用の線がえらいラフに曲がっていまして、ここを修正するだけでもどうにかなるのではないかと思ったのですが、流石にそんな安直な話ではなく、通電させても不動のままです。
結局テンダー部の分解と相成りました。ここで何の手掛かりもなかったらかなりまごつく所でしたが、幸いWEB上では同形の96のレストア記事がいくつもあり、分解工程も理解できましたからどうにかモータを引き出すところまでは行えました。
(最初、ウェイトと一体成型かと思っていたテンダーが「ウェイトにブラスの車体をかぶせる構造だった」のを知ったのもWEBの記事のおかげですw)
予想はしていましたが、単体で引っ張り出したモータはきれいなもので 通電してみたらきっちり回ります。
96のテンダー側の集電ではウェイト兼用のダイカストブロックも通電材に使っている様なのでこの付近に問題がありそうです。
・・・と思いつつモータを抜いたウェイトを見ていたら。
「モータの辺りのダイカストに不自然なもっこりが」
実はWEBや当ブログのコメントなどでも書かれていましたが、96のテンダーでもダイカストのご懐妊現象は報告されていて、どうかすると上からかぶせた車体が分解を始める所まで進行するとの事でした。なるほど、ボディを外すときに妙に渋かったわけです。
さっそくもっこり部分に金やすりをかけて平面になるまで修正。幸いKATOのそれよりも材質が柔らかいらしく、思ったよりも早く切削ができたのは幸いです。
再びモータを載せてウェイトに直接通電させると、見事にテンダーが走りだしました。
・・・って、テンダーだけ走ってもどうにもなりませんが。
問題は前に入線しているエンジン部のコンビネーションロッドの取り付けが弱く「ちょっと走るたびにロッドを落っことす」事です。
ロッドなしでも一応走行は可能なのですが、なまじパーツが揃っているだけにここはどうにかしてやりたい気分です(そもそもそんな細いピンをどうやって調達する?)
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
にしてもダイキャスト損傷が機能に大きく影響しない構造で良かったです。
>匿名希望さん
>
仰る通りでマイクロみたいにダイカストが最中の皮並みの柔らかさでボロボロ自壊するなんて展開だったら泣くに泣けません。
外側が膨らんでいるという事は内側の空洞も広がっている可能性があり、通電用の接点が接触していなかった可能性もありそうですね。