トミーナインスケールのDD13 旧国鉄色

帰省往路での予定外散財のはなしから。

今回入線のモデルの中ではヴィンテージ度は随一の車両です。
トミーナインスケールのDD13、国鉄旧塗装の仕様です。
この型のDD13はTOMIXになってからも暫くリリースされていたのですが、TOMIX時代は新塗装の仕様だけになっているので旧塗装はそれなりにレアではあります。
(KATOやTOMIXの新モデルにも旧国鉄色はまだ出ていないと思いますし。そういえばマイクロにはあったかな?)

造形は今の眼で見れば思いっきりラフで大雑把(特に激太な手すり類は人によっては拒絶反応が出そう)に見えるかもしれませんが、この趣味に入った時に新塗装のDD13を転がした思い出のあるものからすれば、旧塗装の仕様はそれなりに琴線を刺激されます。
ナインスケールのDD13は昔のおんぼろバスの様なノイズと大雑把かつ豪快な走り(でもスローが意外に効く)というイメージがあるのですが、それは今回のモデルでも変わりません。

やっぱりガラガラした走りで繊細なスピード調節とは無縁な感じなのに、MAXがそれほど速くない代わりに「じりじりしたスロー」を見せてくれる時もあります。

さすがに今どきのモデルと並べると見た目が相当にしんどいのも確かですが、一方で何か妙に憎めない雰囲気も持ち合わせているのがこのDD13の面白いところではないでしょうか。
模型というには細密さが足りず、玩具と斬って捨てるには模型らしさの方が強いという絶妙な立ち位置故にこのDD13の存在感は意外に大きいものがあります。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
実に羨ましいです。と、いいますのも、筆者はこのDD13と言う形式が大好きです。理由は、昔、むかし、筆者の住む地元に存在した『国鉄・清水港線』で活躍していた機関車でして、普通は入れ換えにしか使われない機関車でありながら、ローカル線とはいえ、本線を旅客列車(旧客)や、貨車を何両も牽引して活躍していましたからね。
たまにDE10が代打に入ることは有りましたが、廃線になるときまでDD13が主力で活躍しており、最後の最後に走った『清水港線さよなら列車』も、DD13が牽引する客車列車でした。
筆者はこれを巴川に当時は実在した可動橋上を渡る場面を、撮影したのを懐かしく思い出しました。
このときは、FUJIシングル8(エイト)の8ミリ・フィルムのカメラでも撮影しましたから、動画としても、さよなら列車を記録出来たのが自慢です。
銘板がまっさら(仕様です)なのが残念なところですが。
>さんせんさん
>
コメント及びご指摘ありがとうございます。
正直、ラウンドハウス版は盲点でした。
前に行きつけの店の店頭で912の仕様を見ていたのにその時点で旧色を思い付かなかったのも迂闊でしたね💦
>運輸区主席助役さん
>
旧色には馴染みがなかったのですが、前期の一つ眼のDD13は盛岡駅ではよく見かける存在でした。
何故か二つ眼の方は見なかったですが、恐らく岩手のローカル線の多くが山岳線区だったのでDD13では役不足だったから「無煙化=DE10の投入」となったからではないかと思っています。
まあ、そんな事情は置いておいて、
そんな訳で一つ眼のDD13は私にとっても懐かしく、好きになれる機関車です。
唯一原型を保ちマトモに走る国鉄色。ボンネット各部の手すりやデッキ側面には白を挿し、スカートはグレーに塗り分けてある妙に凝った仕上がり。ここが玩具っぽさを消して模型っぽく見せていると考えます。
そのくせデッキ上面を黒くせず朱色にしてあるから、上から見下ろすと横に間延びした印象を禁じ得ず。画竜点睛を欠く……。そんな印象を軽減すべく黒塗りしてあります。
ナインスケールのDD13はED75やCタイプスイッチャーに比べてかなり複雑で細かい構造になっていますね。うっかり手を触れられない怖さすら感じます。
しかも(おそらく、ですが)ED75や61と同様にダイカスト部の変形の可能性もありうるだけに走る個体というだけでも価値は大きい気がします。
912仕様にKATOの動力ですか。
蒸気神サイトでもナインスケール時代のED75にKATOの動力をコンバートしたネタがありましたし、年代物のブラスモデルに鉄コレ動力を組み合わせるのはわたしもやった事があります(汗)